弦はクァルテット6組を2列に配置! 西脇義訓&デア・リング東京オーケストラの第3弾は『英雄』
「位置的に指揮者と背中合わせになる弦楽器奏者も多数いる(中略)聴いていると実に摩訶不思議な感じがするが、演奏はなかなか素晴らしい。第2弾までは、どちらかというと実験的な雰囲気が濃かったが、この『英雄』は、ほどよい熱と力に溢れていて、気持ちが良い。」平林直哉氏批評より(「MJ無線と実験」2015年3月号)
デア・リング東京オーケストラの第3弾はベートーヴェンの『英雄』です。デア・リング東京オーケストラは、N&F社が録音を主な目的に2013年に編成したオーケストラで、従来のオーケストラの常識にとらわれることなく、実験的試みにも挑みながらあらたな響きの創造を目指しています。
第1弾のブルックナー交響曲第3番『ワグネル』(NF25801/65801)と、続くチャイコフスキーの交響曲第5番(NF25802)では、全員前向きに演奏する配置をとったこともあり、驚きをもって迎えられましたが、第3弾の『英雄』では、新たな試みとして弦は半円形のクァルテット6組を2列に配置しています。
前2作での全員前向き配置も、今回のクァルテット配置も、オーケストラの常識である指揮者やパートリーダーを中心としたアンサンブルから脱却し、個々の奏者の自発性を尊重し、ホールのサイズに適した至福の響きを生み出そうとする共創の試みです。
さらに、今回新たな試みとして、複数の録音方式で収録しており、SACD(NF55803)は4種の録音方式を一枚に、いずれも全楽章を収録、CD(NF25803)は、そのうちの新録音方式Aと、モノラル(録音方式M)の1楽章を収録しています。
【本録音の3つの特色】
1.弦は半円状の6組のクァルテットを2列に配置。ボウイングは自由
2.木管は一列に並び、一番奏者が隣合わせにならなないように配置。
3.金管は1番奏者を外側にし、トランペットとティンバニーは左右に話て配置
【次回録音を一部公開 (公開レコーディング)】
2015年5月22日(金) 14時~16時30分(開場:13:30)
所沢ミューズ アークホール(大ホール2000席)
収録予定曲目=ブラームス:交響曲第2番
ドヴォルザーク:交響曲第9番『新世界より』
*レコーディングの一部をご覧いただくもので、作品を通してお聴きいただくものではございません。
全席自由 1,500円 (ミューズメンバーズ 1,000円) 500人限定
チケット(2月28日発売開始)500名限定
ミューズチケットカウンターのみの取り扱い 問い合わせ先 04-2998-7777
【収録予定曲目】
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55『英雄』
【演奏】
デア・リング東京オーケストラ
指揮:西脇義訓
【録音】
2014年6月17,18,24,25日
三鷹市芸術文化センター「風のホール」
録音方式A: オノ・スコルツェ方式(ステレオ)
録音方式B-1(ステレオ)
録音方式B-2 (SFネイチャー・サラウンド)
録音方式M: モノラル録音
【発売フォーマット】
(1)CD: NF25803(希望価格:2,300円+税)
録音方式A(全楽章収録)+録音方式M(モノラル)1楽章のみ
(2)HYBRID SACD: NF55803(希望価格:3,800円+税)
4種の録音方式を1枚に収録!(4種共全楽章収録)
CD層:録音方式A(オノ・スコルツェ方式)
SACD2ch層: 録音方式B-1+録音方式M(モノラル)
SACDマルチ層: 録音方式B―2(SFネイチャー・サラウンド)
カテゴリ : ニューリリース | タグ : クラシック国内盤新譜情報 SACDハイブリッド(クラシック) 高音質(クラシック)
掲載: 2015年01月07日 15:00
更新: 2015年02月10日 12:00