英デッカの優秀録音に残されたイタリアの名女流カルミレッリの超貴重盤。プロコフィエフは世界初CD化!
ラヴェル:弦楽四重奏曲
プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第2番
カルミレッリ弦楽四重奏団
英デッカの優秀録音に残されたイタリアの名女流カルミレッリの超貴重盤。プロコフィエフは世界初CD化!
イタリアの女性奏者ピーナ・カルミレッリ(1914~93)と言えば、日本ではイ・ムジチ合奏団のリーダーとして有名で、晩年には日本で室内楽の講習会を開いたことでも知られていますが、若い頃に弦楽四重奏団を組織して盛んに演奏、録音していたことを知る人は少ないことでしょう。集中して手掛けたのはボッケリーニの室内楽演奏で、モノラル時代に多くの録音を残しています。そして1973年にイ・ムジチ合奏団のリーダーに就く前は、各国のレコード会社に分散して様々な室内楽録音を行いました。それらの中で最も光彩を放つのが英デッカにステレオ録音したこのラヴェルとプロコフィエフの1枚です。解説の幸松肇氏は「この演奏には、歌うということに関してカルミレッリが集中的に研鑽を積んだ成果が、ものの見事に表されている」とし「どこをとっても彼女の誠実さと率直さによって、生きた音となって結晶し、個性的な様式美の逸品だといってよい」と絶賛されています。ラヴェルの弦楽四重奏曲は、フィッツウィリアム弦楽四重奏団によるフランクとのカップリングで1992年にCD化されたことがありましたが、プロコフィエフはこれが世界初CD化となります。英デッカ、ステレオ初期の優秀録音にもご注目ください。
カテゴリ : タワー限定 タワーレコード オリジナル企画 ニューリリース
掲載: 2015年04月02日 13:20