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ズヴェーデンによるブルックナー交響曲全曲録音完結編~交響曲第1番(1866年リンツ稿)

ズヴェーデンのブルックナー:交響曲第1番

ズヴェーデン&オランダ放送フィルによる2つのレーベルにまたがるブルックナー/交響曲全集シリーズの完結編。2006年4月の第4番(OVCL-00248)以来、足掛け8年にわたる録音により、全9曲の完成となりました。エクストンには第2、4、5、7、9の5曲を録音し、チャレンジ・クラシックスには第1、3、6、8の4曲を録音したこととなります。何れもSACDハイブリッド盤であり、録音の優秀さも魅力となっています。
(タワーレコード)

ズヴェーデン率いるオランダ放送フィル、ブルックナー最新盤の登場。ブルックナーの交響曲第1番は、1865年1月に着手、1866年4月14日に完成されました。1868年に自身の指揮によりリンツで初演、その後1877年、1884年にいくらかの改訂を施し、1891年、ウィーン初演を手がけたいというハンス・リヒターのために、いわゆるウィーン稿と呼ばれる稿を完成させます。このCDでは、リンツ稿が選択されています。ウィーン稿よりもやや荒削りな部分があり、冒険心旺盛に響きますが、非常に緻密に織りあげられたポリフォニーなど、ブルックナーの交響曲の特徴が既に見られるこのリンツ稿の人気は近年高まっているといえます。ズヴェーデンは、要素のひとつひとつを丁寧に響かせながら、ブルックナー・サウンドを見事に再現しています。
ズヴェーデンは1960年オランダ生まれ。1979年、最年少でロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサートマスターを務めた(1995年まで)経験ももつ指揮者。95年から指揮活動を始め、ネザーランド交響楽団、ハーグ・レジデンツ、ロイヤル・フランダース・フィルなどの音楽監督を歴任。2005年から2011年までオランダ放送フィル、およびオランダ放送室内フィルの芸術監督を務め、現在はオランダ放送フィルの名誉首席指揮者に就任しています。ほかにも、アメリカの名門ダラス交響楽団の音楽監督、およびアメリカの優れたオーケストラの客演指揮者などで活躍しています。
(キングインターナショナル)

【収録曲目】
ブルックナー:交響曲第1番 ハ短調(ノヴァーク校訂による、1866年リンツ稿)

【演奏】
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指揮)
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団

【録音】
2012年6月14日(第3楽章)、2013年6月10-13日(第1,2,4楽章)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)

掲載: 2015年04月17日 11:00