ブッフビンダー、初のバッハ録音集 登場! ~バッハ・アルバム
ウィーンのピアノ演奏の伝統を現在に引き継ぐ名手ルドルフ・ブッフビンダーによる初のオール・バッハ・アルバムの登場です。ブッフビンダーは幅広いレパートリーを誇るピアニストですが、その中心をなすのはやはりベートーヴェンとブラームスに代表されるドイツ・オーストリア音楽でしょう。特にベートーヴェンの32曲のピアノ・ソナタと5曲の協奏曲は、ソニー・クラシカルに移籍後時を置かずに再録音を果たし、現在最高のベートーヴェン解釈者としての実力を再認識させたのでした。しかし三大Bの要をなす一人、バッハの録音は、不思議なことにフル・アルバムとしてはこれまで存在しませんでした(イギリス組曲第3番のザルツブルク音楽祭でのライヴ録音が発売されているのみ)。それだけに、2014年9月、暖かい響きで定評のあるドレスデンのルカ教会における2日間のセッションで取り組んだ成果がこのバッハ・アルバムに期待を寄せずにはおれません。バロック期組曲の傑作であるパルティータ2曲と、得意とするイギリス組曲第3番という選び抜かれた3曲において、モダン・ピアノによる最高峰のバッハを聴かせてくれることでしょう。
(ソニー・ミュージック)
【曲目】
J.S.バッハ:
1.パルティータ第1番 変ロ長調 BWV.825
2.パルティータ第2番 ハ短調 BWV.826
3.イギリス組曲第3番 ト短調 BWV.808
【演奏】
ルドルフ・ブッフビンダー(ピアノ)
【録音】
2014年9月 ドレスデン、聖ルカ教会
(デジタル:セッション)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2015年05月13日 13:50