ムラヴィンスキーの神業光る、2大ホ短調交響曲SACDハイブリッド化!
SACDハイブリッド盤。限定盤。どちらもかつてロシアン・ディスクからリリースされ評判となった音源を、名人カレル・ソウケニークがリマスタリング。
ブラームスは1961年5月14日レニングラード・ライヴ。ブラームスの交響曲第4番はムラヴィンスキーが生涯に46回振った得意曲で、今日5種の録音が残されていますが、当演奏は当時58歳のムラヴィンスキーならではの超人的な覇気と、驚異的なアンサンブルの精密さで特筆の名演と申せましょう。リマスタリングにより微妙なニュアンスまで伝わってきて、うならされます。
チャイコフスキーは1982年11月のムラヴィンスキーとレニングラード・フィルがモスクワ・ツアー中、18日にモスクワ音楽院で行ったコンサートのライヴ。CDブックレットには「レニングラード・フィルハーモニー大ホールでのライヴ」とありますが間違いと思われます。晩年のムラヴィンスキーならではのいぶし銀の芸風を満喫できます。こちらは生涯最多演奏曲で、神業の域に達している凄さ。何のけれん味もなく淡々としているようで、あまりの神々しさにひれ伏したくなる演奏です。
(キングインターナショナル)
ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98
[録音:1961年5月14日/レニングラード・フィル大ホール(ライヴ)]
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
[録音:1982年11月18日/モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)]
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィル
Effective-Stereo
収録時間:79分22秒
※ 下記「関連商品」にはムラヴィンスキーの2015年8月現在、入手可能なSACDをまとめました。プラハ・レーベルはSACDハイブリッド盤、それ以外は全てSACDシングルレイヤー盤となります。
カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)
掲載: 2015年07月30日 12:30