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山本精一「うた」と「アコースティック・ギター」によるアルバム

山本精一

2005 年羅針盤『むすび』以来、2011 年『プレイグラウンド・アコースティック』まで録音物としては「うた」を封印してきた山本精一の「うた」「ギター」中心による透徹した世界。山本精一の近年のライヴで披露している楽曲の中でも、特にシンプルでフォークソング・テイストの強い楽曲を中心に据えた作品となっている。バンドサウンド中心だった、前作の『ファルセット』とはその意味で、ある種対極のイメージを持つアルバム。

また、話題の映画、東京芸術大学大学院映像研究科作品『恋につきもの』(原作:ふみ ふみ)、の主題歌“恋につきもの”( 山本精一作)の歌詞を変えて収録した“ゆうれい”、昨年リリースされたLSD MARCHの道下慎介が主宰する「DONBURI DISK」より意外にも初となる ソロ・アコースティック・ギターでのインストゥルメンタル・アルバム『Lights』の曲に、新たにうたを乗せての楽曲も数曲。山本精一の近年のうたがじっくり楽しめるシンプルなサウンドが暖かく心地よい。

タグ : J-インディーズ

掲載: 2015年08月21日 11:57