ムラヴィンスキーのストラヴィンスキー“ペトルーシュカ”&“妖精の口づけ”(SACDハイブリッド)
ムラヴィンスキーならではの精密の極みのストラヴィンスキー SACDハイブリッド盤。限定盤。CDバックカバーによれば前者が1964年フィンランド放送、後者が1983年モスクワ放送からのエフェクティヴ・ステレオ音源とあり、名人カレル・ソウケニークがリマスタリング。「ペトルーシュカ」は1964年10月24日レニングラード・ライヴ。1947年版はムラヴィンスキー唯一の録音で、驚異的なアンサンブルの精密さと推進力が彼ならでは。リマスタリングにより微妙なニュアンスまで伝わってきて、うならされます。「妖精の口づけ」はかつて同一音源がロシアン・ディスクからリリースされた際、その時期演奏会がなかったことと、ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルが同曲を1965年に2度演奏したのみであることが指摘されたいわくつきの音源。いずれにしても今日入手困難となっています。42分から成る大曲ですが、メロディーはほぼすべてチャイコフスキーのピアノ曲や歌曲を素材にしていて、親しみやすさ満点でオーケストレーションもチャイコフスキー流。この演奏水準で全曲版のうれしい一枚と申せましょう。
(キングインターナショナル)
【曲目】
ストラヴィンスキー:
(1)ペトルーシュカ(1947年版) [ 録音:1964年10月24日/レニングラード・フィル大ホール(ライヴ)]
(2)妖精の口づけ(全曲) [ 録音:1983年6月20日(ライヴ)]
【演奏】
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィル
Effective-Stereo
収録時間:76分26秒
※ 下記「関連商品」にはムラヴィンスキーの2015年8月現在、入手可能なSACDをまとめました。プラハ・レーベルはSACDハイブリッド盤、それ以外は全てSACDシングルレイヤー盤となります。
カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)
掲載: 2015年10月24日 14:30