ピンカス・ズーカーマン~DG&フィリップス録音全集(22枚組)
ヴァイオリンの名伯楽イヴァン・ガラミアン門下の三羽烏の1人(他の2人はパールマンとチョン・キョンファ)。1970年代以降、世界のトップ・ヴァイオリニストの1人として活躍し続けているズーカーマン(1948年7月16日、テル・アヴィヴ生まれ)のユニバーサル系の音源が初めてBOXセットにまとめられました。DG時代の指揮者、ピアニストのバレンボイムとの共演盤、フィリップス時代のナイクルグとの共演盤など、高い技術と美しい音色、洗練された解釈で一世を風靡した名盤がズラリと並んでいます。あまりにも上手すぎて、表現も完璧すぎて、完成度の高い演奏が当たり前となってしまいがちなこの名手の、再評価を問うマイルストーンのような一組と言えるでしょう。
(タワーレコード)
その高度な音楽性を高く評価され、世界中のクラシック・から広く愛されている音楽家ピンカス・ズーカーマン。ヴァイオリニスト、ヴィオリスト、指揮者、教育者、室内楽奏者それぞれにおける比類のない実力が称えられる現代屈指の巨匠です。1948年テル・アヴィヴ生まれ。アイザック・スターンとパブロ・カザルスの指導のもと、アメリカ・イスラエル文化財団の支援を受け、ジュリアード音楽院に学びました。1960年代よりヴァイオリン、ヴィオラ奏者として活発な活動を展開し、70年イギリス室内管弦楽団を指揮して以来、世界各地の名オーケストラを指揮する機会も増えました。たっぷりとした音色で朗々と歌い上げるズーカーマンの演奏は、作品に漂うロマンティシズムを見事に表出し、どれもがそれぞれの曲の定番とみなされています。ここに集められたDGとフィリップスへの録音は、絶妙な対話が繰り広げられた名演ばかり。各ディスクはオリジナル・デザイン仕様の紙ジャケットに封入されています。ブックレットには、ノーベルト・ホーニグによる書き下ろしライナーノーツ(欧文のみ)と、レアな写真が多数収録されています。
(ユニバーサルIMS)
収録予定
【CD1~2】J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全6曲)BWV.1046-1051~ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン&指揮)ロサンジェルス・フィルハーモニック
【CD3】J.S.バッハ:2台のヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043, ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ハ短調RV.199「疑い」, J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV.1042, ヴィヴァルディ:2台のヴァイオリンのための協奏曲イ短調RV.522~ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン&指揮)五嶋みどり(ヴァイオリン)セント・ポール室内管弦楽団
【CD4】ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61~ダニエル・バレンボイム(指揮)シカゴ交響楽団, ベートーヴェン:ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第1&2番~ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)ダニエル・バレンボイム(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
【CD5】ベートーヴェン:ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第1&2番, シューベルト:ポロネーズ 変ロ長調D.580, ドヴォルザーク:ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス ヘ短調Op.11, シューベルト:小協奏曲ニ長調 D.345, シューベルト:ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド イ長調D.438~ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン&指揮)セント・ポール室内管弦楽団
【CD6】ベルリオーズ:イタリアのハロルド Op.16~ピンカス・ズーカーマン(ヴィオラ) シャルル・デュトワ(指揮)モントリオール交響楽団, ベルク:ピアノ、ヴァイオリンと13管楽器のための室内協奏曲~ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン) ダニエル・バレンボイム(ピアノ) ピエール・ブーレーズ(指揮) アンサンブル・アンテルコンタンポラン
【CD7】ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77~ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン) ダニエル・バレンボイム(指揮)パリ管弦楽団, シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47~ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン) ダニエル・バレンボイム(指揮)ロサンジェルス・フィルハーモニック
【CD8】ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78, 同第2番イ長調Op.100, 同第3番ニ短調Op.108~ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
【CD9】ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1, 同第2番変ホ長調Op.120-2~ピンカス・ズーカーマン(ヴィオラ)ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
【CD10】フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調, サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調Op.75~ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)マルク・ナイクルグ(ピアノ)
【CD11】ハイドン:協奏交響曲変ロ長調(交響曲第105番), ヴァイオリン協奏曲第1番ハ長調~ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン&指揮)ロサンジェルス・フィルハーモニック
【CD12】メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64, 八重奏曲変ホ長調Op.20~ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン&指揮)セント・ポール室内管弦楽団
【CD13】モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調K.364, 2台のヴァイオリンのためのコンチェルトーネ ハ長調K.190~イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)ピンカス・ズーカーマン(ヴィオラ、ヴァイオリン)ズービン・メータ(指揮)イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
【CD14】モーツァルト:ホルン協奏曲集~ヘルマン・バウマン(ホルン)ピンカス・ズーカーマン(指揮)セント・ポール室内管弦楽団
【CD15】R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調Op.18, プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調Op.94a~ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)マルク・ナイクルグ(ピアノ)
【CD16~17】シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調D.898, 同第2番変ホ長調D.929~ウラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)リン・ハレル(チェロ)
【CD18】テレマン:リコーダーとヴィオラのための協奏曲イ短調TWV52:a1, トリオ・ソナタ ハ長調TWV42: C2, トリオ・ソナタ へ長調TWV 42:F3, デュエット ハ長調, アントン・ヘベルレ:リコーダー協奏曲ト長調~ミカラ・ペトリ(リコーダー)ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン, ヴィオラ)セント・ポール室内管弦楽団
【CD19】ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」~ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)ズービン・メータ(指揮)イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団, V.ウィリアムズ:揚げひばり~ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)ダニエル・バレンボイム(指揮)イギリス室内管弦楽団
【CD20】ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲変ホ長調「海の嵐」Op.8-5, パーセル:シャコンヌ ト短調, ヘンデル:合奏協奏曲ト長調Op.6-1, パッヘルベル:カノンとジーグ ニ長調, ヘンデル:シバの女王の入場, テレマン:ヴィオラ協奏曲ト長調, ラモー:タンブーラン~ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン, ヴィオラ, 指揮)セント・ポール室内管弦楽団
【CD21】ファリャ:スペイン舞曲第1番, ラヴェル:ハバネラ形式の小品, アルベニス:タンゴ, ブラームス:ハンガリー舞曲第1番, パラディス:シチリア舞曲, ブロックウェイ:カヴァティーナ, エルガー:気まぐれ女, ドヴォルザーク:ロマンティックな小品集, クライスラー:愛の悲しみ, エルガー:愛の挨拶, クライスラー:愛のよろこび~ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)マルク・ナイクルグ(ピアノ)
【CD22】マルク・ナイクルグ:「Through Roses」~クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)サンタフェ・プロ・ムジカ・チェンバー・オーケストラ
【録音】1974~1996年
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)
掲載: 2016年05月11日 18:00