英ダットンより70年代の4チャンネル・ステレオの名盤がSACDハイブリッド・マルチチャンネル化!
英ダットン(Dutton Vocalion)は1997年に設立されたレーベルです。クラシックやイージーリスニングの歴史的名盤を聴きやすい音質で続々とCD化し、オールドファンの注目を浴びました。近年は1970年前後のLPレコード時代の4チャンネル・ステレオ(QUADRAPHONIC)のSACDハイブリッド化に力を入れており、ヘンリー・マンシーニやパーシー・フェイス、アンドレ・コステラネッツなどイージーリスニングの名盤が好評を博していました。そのダットンが今回、クラシックの名盤のSACDハイブリッド化に取り組みました。
ラインナップはジュリアン・ブリーム(ギター)、パワー・ビッグズ(オルガン)、ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)、アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)、レオポルド・ストコフスキー(指揮)という、1970年代にアメリカを中心に活躍した名演奏家たちです。
面白いのはストコフスキー指揮ロンドン交響楽団の“神々の黄昏”~ブリュンヒルデの自己犠牲で、今回の収録曲目のうち、この1曲のみLP時代には4チャンネル・ステレオでのリリースがありませんでした。そこで、このSACDでは英ダットンのMichael J. Duttonがオリジナルのマルチ・トラック・アナログマスターテープを自らリミックスして4チャンネル・ステレオとしています。
LPレコード時代に一世を風靡した4チャンネル・ステレオ録音の音場を、ぜひSACDのマルチチャンネルでご体感ください!
(タワーレコード)
1.ヴィヴァルディ:リュートと弦楽のための協奏曲ニ長調 RV.9
2. コハウト:リュートと弦楽のための協奏曲ヘ長調
3. ヘンデル:2つのリュート、弦楽とリコーダーのための協奏曲変ロ長調 Op.4-6
4. ヴィヴァルディ:2つのリュートと弦楽のための協奏曲ト長調 RV.532
5. ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
ジュリアン・ブリーム(リュート:1-4、ギター:5)
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮
モンテヴェルディ管弦楽団
オリジナルLP番号:
米RCA ARL1 1180 (1975) STEREO/ARD1 1180 QUADRAPHONIC (1-4)
米RCA ARL1 1181 (1975) STEREO/ARD1 1181 QUADRAPHONIC (5)
ラインベルガー:
1.オルガン協奏曲ヘ長調 Op.137
2.オルガン協奏曲ト短調 Op.177
パワー・ビッグズ(オルガン)
コロンビア交響楽団
モーリス・ペレス指揮
3.A mini-discourse by E. Power Biggs with musical examples on Josef Rheinberger and the history of the organ concerto
オリジナルLP番号:
米Columbia M 32297 (1973) STEREO/MQ 32297 QUADRAPHONIC (1-2)
オリジナルEP番号:
米Columbia BTQ 32 (1973) STEREO/QUADRAPHONIC (3)
ヴィヴァルディ:
1.ヴァイオリン協奏曲集“四季”~ホ長調 Op.8-1“春”
2.ヴァイオリン協奏曲集“四季”~ト短調 Op.8-2“夏”
3.ヴァイオリン協奏曲集“四季”~ヘ長調 Op.8-3“秋”
4.ヴァイオリン協奏曲集“四季”~へ短調 Op.8-4“冬”
5.ヴァイオリン協奏曲変ホ長調 Op.8-5“海の嵐”
6.ヴァイオリン協奏曲ハ長調 Op.8-6“喜び”
7.ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.8-7
8.ヴァイオリン協奏曲ト短調 Op.8-8
ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン、指揮)
イギリス室内管弦楽団
フィリップ・レッジャー(チェンバロ)
オリジナルLP番号:
米Columbia M 31798 (1973) STEREO/MQ 31798 QUADRAPHONIC (1-4)
米Columbia M 32693 (1974) STEREO/MQ 32693 QUADRAPHONIC (5-8)
1. ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18
2. サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調 Op.22
3. ファリャ:交響的印象“スペインの庭の夜”
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
ユージン・オーマンディ指揮
フィラデルフィア管弦楽団
オリジナルLP番号:
米RCA ARL1 0031 (1973) STEREO/ARD1 0031 QUADRAPHONIC (1)
米RCA LSC 3165 (1970) STEREO/R4C 2009 QUADRAPHONIC (2-3)
『ストコフスキー・コンダクツ・バッハ』
J.S.バッハ:
1. シャコンヌ(パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004より)
2. プレリュード(パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006より)
3. 神はわがやぐら
4. G線上のアリア(管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV.1068より)
5. 小フーガ ト短調 BWV.578
6. アリオーソ(カンタータ第156番よりシンフォニア)
7. 眠れるものよ、目覚めよ(目覚めよと呼ぶ声がきこえ BWV.645)
8. 来たれ、甘い死の時よ(宗教的歌曲集第40番 BWV.478)
『神々の黄昏・オーケストラル・ハイライツ』より
9. ワーグナー:“神々の黄昏”~ブリュンヒルデの自己犠牲
(以上ストコフスキー編曲)
レオポルド・ストコフスキー指揮
ロンドン交響楽団
オリジナルLP番号:
米RCA ARL1 0880 (1975) STEREO/ARD1 0880 QUADRAPHONIC (1-8)
米RCA ARL1 1317 (1976) STEREO (9) REMIXED IN QUADRAPHONIC SOUND by Michael J. Dutton from the original analogue multi-track tapes
カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)
掲載: 2017年02月08日 00:00