オイロディスク音源SACDシリーズ始動!~ケンペ、ケルテス、ブリュショルリ
ドイツの名門「オイロディスク・レーベル」の名盤を選りすぐってSACDハイブリッド化!初SACD化含む、注目タイトルをリリース。
ドイツ本国のアナログ・マスターより、高品位(192kHz/24bit)でデジタル化。CD層含め、完全新規でリマスタリング。
第1回発売:6/24(金)リリース 3タイトル
(第2回発売:7月22日(金)リリース予定)
企画・販売:TOWER RECORDS
発売:日本コロムビア株式会社
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2015年秋にスタートしました「コンサートホール」音源に続くSACD復刻企画は、「オイロディスク」レーベルのSACD化です。戦後のドイツ・オーストリアものを中心に多くの音源を発売し、メジャー路線にはない魅力を我々に伝えてくれるこの名門レーベルは、当時から優れたドイツの録音技術と優秀なエンジニアにより、楽器の音色をしっかりと捉えた上での確かな音像に加え、奥行きやバランスが良いのも特徴のひとつです。これらの録音は、演奏の素晴らしさに加えて、現在では失われてしまったかつての響きを聴くことができるという意味でもリスペクトされるべきレーベルです。特に弦楽器や金管楽器の音色は素晴らしいものがあります。SACD化により、現代では従来以上にその美点を味わうことができます。
「オイロディスク」は、LPレコードが登場して以降、旧西ドイツではドイツ・グラモフォンやテルデック、エレクトーラと並ぶ4大レーベルのひとつとして人気を博しました。スター級の演奏者が多かった他のレーベルに比べると、オーケストラを含め「オイロディスク」には国際的な活躍をおこなっているアーティストが少なかったかも知れませんが、むしろ、当時のドイツ・オーストリア以外では聴くことができなかった演奏者を広く紹介したという意味では、功績は大きいと言えるでしょう。現代においてはその音楽性のみならず、音質的にも魅力あるレーベルであることは前述した通りです。
尚、当シリーズに取り上げる音源は、一部過去に市販化されたものも含みますが、今回の発売に当たっては、それらの音源もあらためて最新のマスタリングを行いましたので、過去発売の音源とは最終的に異なっています。また、「オイロディスク」レーベルでSACD化を行う音源は、日本コロムビアが日本における永久販売権を保有している、1983年5月以前の盤となります。
今回の復刻に際しては、ドイツ本国のアナログ・マスターテープから96kHz/24bit(一部192kHz/24bit)でデジタル化を行い、「コンサートホール」音源と同様に、日本コロムビアのエンジニアの手による入念なマスタリングを経て、製品化を行いました。SACD層はマスタリング済のハイビットPCMデータをDSDに変換、CD層もこの新規マスタリングの音源を使用しています。マスタリングの今回の方針としても、オリジナルマスターを尊重いたしました。
当時のいぶし銀とも言える素晴らしい音色を、復刻という形で現代に再度紹介するに相応しい形にしたいと考えました。録音当時の入念なセッティングによる確かな録音の数々は、今聴いても魅力ある出来栄えです。CD層も含め、今回のSACD化ではその特色を損ねることなく、高精細なマスターサウンドをお楽しみいただけると思います。
*尚、下記商品の仕様、発売日等は予告なく変更する場合がございます。
ケンペ・オイロディスク・レコーディングス(SACDハイブリッド)/ルドルフ・ケンペ、バンベルク交響楽団
相性抜群であったケンペとバンベルク響による全録音を集成。オリジナル・アナログマスターからの新規ハイビット・マスタリングで蘇る!初SACD化。
※日本初CD化(4)、初SACD化(1-4)
※限定盤。デジパック仕様
※ステレオ録音
※オリジナル・アナログマスターより192kHz/24bit(DISC1)、96kHz/24bit(DISC2)にて2016年にリマスタリング
※マスタリング・エンジニア:毛利篤氏(日本コロムビア)
※オリジナル・ジャケット・デザイン採用(文字は変更)
※解説:満津岡信育氏(新規書き下ろし)
※一部お聴き苦しい箇所がございますが、オリジナル・テープに起因します(元々のマスターに入っている欠落やノイズもそのまま収録)。ご了承ください。
【収録曲】
<DISC1>
1.ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 作品73
2.ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
3.ウェーバー:オペラ「オイリアンテ」序曲 J.291
4.スメタナ:交響詩「ボヘミアの森と草原より」~連作交響詩「わが祖国」より
<DISC2>
5.シューベルト:交響曲第8番 ロ短調 D759「未完成」
6.モーツァルト:セレナード「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
7.ビゼー:「アルルの女」組曲第1番
8.ビゼー:「アルルの女」組曲第2番
【演奏】
バンベルク交響楽団
ルドルフ・ケンペ(指揮)
【録音】
1963年6月4~10日 バンベルク
【原盤】
eurodisc
ケルテス・ベートーヴェン作品集(SACDハイブリッド)/イシュトヴァン・ケルテス、バンベルク交響楽団、コンラート・ハンゼン
天才ケルテスの瑞々しい音楽が全開。近年再発見された貴重な名録音の数々。オリジナル・マスターテープからの新規ハイビット・マスタリングで蘇る!
※初SACD化(6)
※限定盤。デジパック仕様
※ステレオ録音
※オリジナル・アナログマスターより192kHz/24bitにて2016年にリマスタリング
※マスタリング・エンジニア:毛利篤氏(日本コロムビア)
※オリジナル・ジャケット・デザイン採用(文字は変更)
※解説:斎藤弘美氏
※一部お聴き苦しい箇所がございますが、オリジナル・テープに起因します(元々のマスターに入っている欠落やノイズもそのまま収録)。ご了承ください。
【収録曲】
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:
<DISC1>
1.交響曲第4番 変ロ長調 作品60
2.「レオノーレ」序曲第3番 作品72a
3.「コリオラン」序曲 作品62
4.「エグモント」序曲 作品84
<DISC2>
5.交響曲第2番 二長調 作品36
6.ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 作品37
【演奏】
コンラート・ハンゼン(P)(6)
イシュトヴァン・ケルテス(指揮)
バンベルク交響楽団
【録音】
1960年頃(1,5)
1960年3月(2~4)
不明(6)
バンベルク、クルトゥアラウム
【原盤】
eurodisc
ブリュショルリ・オイロディスク・コンプリート・レコーディングス(SACDハイブリッド)/モニク・ドゥ・ラ・ブリュショルリ、パウムガルトナー、フェレンチク、ラインハルト
フランスが生んだヴィルトゥオーゾ、ブリュショルリがオイロディスクに遺した全録音を初SACD化。オリジナル・マスターテープからの新規ハイビット・マスタリング。
※初SACD化
※限定盤。デジパック仕様
※ステレオ録音(一部モノラル録音(4))
※オリジナル・アナログマスターより192kHz/24bitにて2016年にリマスタリング
※マスタリング・エンジニア:毛利篤氏(日本コロムビア)
※オリジナル・ジャケット・デザイン採用(文字は変更)
※解説:高橋 昭氏、門馬直美、大木正純氏
※一部お聴き苦しい箇所がございますが、オリジナル・テープに起因します(元々のマスターに入っている欠落やノイズもそのまま収録)。ご了承ください。
【収録曲】
<DISC1>
1.モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
2.モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
<DISC2>
3.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 作品37
4.ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品83
【演奏】
モニク・ドゥ・ラ・ブリュショルリ(ピアノ)
ザルツブルク・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ(1,2)
ベルンハルト・パウムガルトナー(指揮)(1,2)
ブダペスト国立フィルハーモニー管弦楽団(3)
ヤーノシュ・フェレンチク(指揮)(3)
シュトゥットガルト・プロ・ムジカ管弦楽団(4)
ロルフ・ラインハルト(指揮)(4)
【録音】
1961年3月10~12日 ザルツブルク、モーツァルティウム(1,2)
1966年1月14日 ハンブルク、ムジークハレ(ライヴ)(3)、
1952年12月 シュトゥットガルト、ヤンセン・スタジオ(4) ※モノラル録音
【原盤】
eurodisc
カテゴリ : ニューリリース | タグ : SACDハイブリッド(クラシック) 高音質(クラシック)
掲載: 2016年05月25日 14:00