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SACD最新録音!ゲルギエフ&マリインスキーの“くるみ割り人形”

ゲルギくるみ2

ゲルギエフ& マリインスキー劇場管弦楽団によるチャイコフスキーの“くるみ割り人形”。全曲版なうえSACD ハイブリッド盤という最強の装いで登場します。
ゲルギエフは1998年8月にバーデン=バーデン祝祭劇場で同曲をライヴ録音していますが、12年を経て再挑戦。今回はセッションなうえ、ホームグラウンドであるマリインスキー・コンサート・ホールでもあり演奏は自然かつ熱く、著しい円熟がうかがえます。
“くるみ割り人形”はマリインスキー劇場の委嘱で作曲され、1892年12月18日に同劇場でリッカルド・ドリゴの指揮により初演されました。その125周年記念を目指し、ゲルギエフは再録音を強く希望して実現となりました。
チャイコフスキーのバレエ音楽は純音楽としても名作なため、多くの大指揮者が録音していますが、いずれも踊りであることを無視した速いテンポや感情移入に彩られることが常でした。しかし同曲の数限りない上演経験のあるゲルギエフとマリインスキー劇場管弦楽団は、まさに同劇場伝統のテンポで堂々と作品を物語ります。SACD 高音質録音ゆえの「金平糖の踊り」のチェレスタや「花のワルツ」のハープの輝くような美しさに酔わされます。また第2幕パ・ド・ドゥの「グランド・アダージョ」の交響曲のような大きさと盛り上がりを見せ充実感満点。全体として華やかさと恰幅の良さが絶妙なバランスを崩さず繰り広げられるところが、ゲルギエフの凄さと申せましょう。
カップリングは交響曲第4番。ゲルギエフには2002年にウィーン・フィルを振ったライヴCDと2010年1月にマリインスキー劇場管弦楽団とパリで行ったライヴのDVDがありますが、ついに手兵マリインスキー劇場管とのセッション録音となりました。この曲(特に第1楽章)のロシア音楽独特のうねりは、ロシア系指揮者でないとサマになりませんが、ゲルギエフはロシア語の発音のような抑揚で万全。ゲルギエフ現在の至芸を聴かせてくれます。(キングインターナショナル)

【収録曲目】
チャイコフスキー
1. バレエ音楽「くるみ割り人形」Op.71(全曲)
2. 交響曲第4番ヘ短調 Op.36
【演奏】
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
マリインスキー劇場管弦楽団
【録音】
2015年6月16日、12月30日(1)
2015年6月10日、9月29日(2)
マリインスキー・コンサート・ホール

カテゴリ : ニューリリース | タグ : SACDハイブリッド(クラシック) 高音質(クラシック)

掲載: 2016年09月04日 10:53