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A.デイヴィス校訂による“メサイア”~ニュー・コンサート・エディション登場!

Aデイヴィス

英国の名匠、サー・アンドルー・デイヴィスの新録音は、ヘンデルの名作「メサイア」"ニュー・コンサート・エディション"という大注目の新譜が登場!
アンドルー・デイヴィスが桂冠指揮者を務めるカナダの名オーケストラ、トロント交響楽団とトロント・メンデルスゾーン合唱団を指揮した新たなメサイアは、アンドルー・デイヴィス自身の校訂によるもので、管楽器やマリンバを含むパーカッションも加わったモダン・シンフォニー・オーケストラと合唱団に最適な編成を実現。トロント交響楽団とは約20年ぶりの録音となるアンドルー・デイヴィスの"新たな" 「メサイア」にご期待ください!日本語曲目表記オビ付き。
(東京エムプラス)

こと芸術の世界では、常識的なセンよりも、例外的なものが衆人に愛される傾向があるようです。ザッハリヒな新古典主義的演奏が当たり前だったヨーロッパの音楽界に、突如として現れたフルトヴェングラーのような演奏スタイルは、まさに例外中の例外だったのですから。ヘンデル一世一代の傑作、オラトリオ“メサイア”もまた、例外的な存在でした。宗教的な理由により、いわばオペラの身代わりとして登場したオラトリオという形式は、聖書に綴られた物語をそのストーリーに沿って歌語り的に構成する、劇的な合唱音楽が一般的なスタイルです。しかし、ヘンデルは“メサイア”に時間軸に沿った物語的な要素を残しつつも、より信仰告白的な歌詞を作品の骨子としました。それがイギリスの聴衆の圧倒的な支持を受けて、現在までその人気が衰えることはありません。
救世主の生誕を祝うクリスマスは、一般大衆にとって「お祭り」といっても差支えはないでしょう。もともとの12月25日は、古代ドルイド教の冬至祭だったわけですから。ヘンデルの“メサイア”は、チャイコフスキーのバレエ“くるみ割り人形”と並んで、イギリス興行界のクリスマスの定番メニューとなっています。今でこそ古楽復興ブームによって、ダブリン版などオリジナル楽器による原典志向の演奏が尊ばれていますが、一般的には昔からのイメージに合致したより壮大華麗な演奏が好まれているのも事実。あのモーツァルトがロンドンの聴衆の好みに応じて編曲した版はフルート、クラリネット、ホルン、トロンボーンなどの楽器を加えた華やかなもので、後世の指揮者たちは自分なりにさらに楽譜をいじって雄渾な“メサイア”を上演してきました。大オーケストラと大人数の合唱団が競い合うハミルトン・ハーティ版やユージン・グーセンス版などは、その最たるものでしょう。
シカゴ・リリック・オペラのシェフを長年に渡って務めているサー・アンドリュー・デイヴィスも、お祭りごとに関しては歴戦のツワモノです。エリザベス女王の即位50周年を記念して王室ご一家臨席の下、バッキンガム宮殿で行なわれた野外コンサートを華麗に盛り上げたのも、サー・アンドリューの百戦錬磨の棒あってこそのこと。そんなマエストロがオペラとともに愛して止まないのが、オーケストラを伴ったロマン派、近現代の合唱作品です。ベルリオーズから現代イギリス音楽まで今や、彼のディスコグラフィは活況を呈しています。そんなサー・アンドリュー・デイヴィスが新たに手を加えたという「ニュー・コンサート・エディション」は、クリスマスのお祭り気分をさらに盛り上げてくれることでしょう。
(タワーレコード)

【収録曲目】
ヘンデル
オラトリオ“メサイア”全曲 HWV.56
 ~アンドルー・デイヴィスによるニュー・コンサート・エディション
【演奏】
アンドルー・デイヴィス(指揮)
トロント交響楽団
トロント・メンデルスゾーン合唱団
エリン・ウォール(ソプラノ)
エリザベス・デション(メゾ・ソプラノ)
アンドルー・ステイプルズ(テノール)
ジョン・レリア(バス)
【録音】

カテゴリ : ニューリリース | タグ : SACDハイブリッド(クラシック) 高音質(クラシック)

掲載: 2016年10月09日 00:00