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C.リンドベルイが指揮するチャイコフスキー後期3大交響曲がSACDハイブリッド2枚組で登場!

リンドベルイ

SACD ハイブリッド盤。トロンボーンの神様、クリスティアン・リンドベルイ(クリスチャン・リンドバーグ)によるチャイコフスキーの後期交響曲集が完成しました。近年、リンドベルイは指揮活動に力を入れておりますが、その中でも当録音は指揮者としてのリンドベルイの実力を実感できる素晴らしい出来栄えです。トロンボーン奏者であるリンドベルイだけあって金管の歯切れのよさ、オーケストレーションの華やかさは一際光った演奏です。またアークティック・フィルの見事なアンサンブル能力の高さも好印象です。交響曲第5番は既発ディスク(BIS SA 2018)に収録されておりますが、今回後期交響曲集としてまとめてリリースされます。
2016年11月、リンドベルイは来日25周年記念のコンサートを行います。
(キングインターナショナル)

【収録曲目】
チャイコフスキー
1. 交響曲第4番ヘ短調 Op.36
2. 交響曲第5番ホ短調 Op.64
3. 交響曲第6番ロ短調 Op.74「悲愴」
【演奏】
クリスティアン・リンドベルイ(指揮)
アークティック・フィルハーモニック
【録音】
2015年4月、ボードー、ノルウェー
2016年2月、ボードー、ノルウェー
2012年1月-2月、ハルスタド文化会館、ノルウェー

日本のプロ野球の世界では「二刀流」という言葉が大流行していますが、クラシックの世界で二刀流はごく普通のことなのかもしれません。作曲家としても指揮者としても超一流、ピアニストとしても指揮者としても超一流、というアーティストがかなりの人数で存在するからです。でも、さすがに「三刀流」となるとどうでしょうか。トロンボーン奏者にして作曲家、そして指揮者としても本格的な活動を行なっているクリスティアン・リンドベルイは、その最右翼を担う音楽家です。
1958年、画家の両親の下に生まれたクリスティアン少年に周りには、ほとんど音楽というものがなかったそうです。幼い頃の彼にとって音楽は外の世界からもたらされるものでした。コーラス部を出発点に、吹奏楽部へ進んだ少年の楽器はバリトンホルン(!)だったそうです。トロンボーンを習い始めたのは17歳のとき。しかし、2年後の19歳のときには、王立ストックホルム歌劇場でプロとして吹いていたという天才でした。
リンドベルイといえば、サンドストレムが書いた“モーターバイク協奏曲”の空前絶後のパフォーマンスぶりが必ずといってよいほど紹介されます。でも、大人のクラシック・ファンばかりでなく、普通のブラバン少年少女たちをもいっぺんに彼の虜にしてしまったのは、“チャールダーシュ”や“熊蜂の飛行”そして、ヴィヴァルディの“四季”をCDや演奏会で耳にしてしまったからでしょう。「トロンボーンでこんなことができんだっ!」という驚きと、聴き手を心から喜ばせることができる真のヴィルトゥオーゾの演奏を耳に出来たのですから。
サンドストレムを筆頭に、周囲の説得と期待に負けて、リンドベルイは39歳で作曲の筆を執ることに。作曲家としてもシカゴ響など、世界の一流オーケストラから作品の委嘱を受ける存在になります。そして、断わり続けた指揮の仕事は2000年、ついに根負けして英国ノーザン・シンフォニアの指揮台に立ったことが切っ掛けでした。この初めての指揮が、音楽評論家と聴衆の双方から絶賛され、三本目の刀を差す立場になったのです。スウェーデン・ウインド・アンサンブル首席指揮者、ノルディック室内管芸術監督、イスラエル・ネタニア・キブツ管音楽監督を歴任。BISレーベルには、アラン・ペッタションの暗く、重たい交響曲を集中的にレコーディングしていますが、そんなリンドベルイの嗜好がチャイコフスキーの音楽とどう共鳴し合っているのか、SACDの高音質とも相まって興味の尽きない新録音です。
(タワーレコード)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : SACDハイブリッド(クラシック) 高音質(クラシック)

掲載: 2016年11月04日 00:00