シュロモ・ミンツのレコーディング・キャリアにおける黄金時代の録音が廉価BOX化！

シュロモ・ミンツのレコーディング・キャリアにおける黄金時代の録音が廉価BOXとなりました。

ミンツは1957年10月10日、モスクワ生まれ。2歳のときに家族でイスラエルに移住し、3歳半でヴァイオリンを始め、フーバイ門下のイロナ・フェヘールに師事。11歳でズビン・メータ指揮イスラエル・フィルの演奏会にデビューしています。その後、巨匠アイザック・スターンに認められてアメリカへ渡り、ジュリアード音楽院で名教師ドロシー・ディレイに師事しました。1973年、ウィリアム・スタインバーグ指揮ピッツバーグ交響楽団とブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番を演奏してカーネギー・ホールに華々しくデビューした時は、まだ16歳でした。

その後、ヨーロッパにも進出し、1981年にはベルリン・フィルの定期演奏会に登場するなど、本格的な演奏活動を開始。弱冠22歳で名門ドイツ・グラモフォンと専属契約し、クラウディオ・アバド指揮シカゴ交響楽団とのメンデルスゾーン＆ブルッフのヴァイオリン協奏曲でレコード・デビュー（当時はLPレコード）。その美しい音と瑞々しい演奏で絶賛されました。

このBOXにはミンツのドイツ・グラモフォン録音のうち、1986年7月録音のフォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番・第2番（POCG-4040）を除くCD13枚分の録音が集成されています。彼の20代から30代にかけての、清々しい音色と流麗なテクニックを駆使した、端正で衒いの無い演奏を満喫することができます。パガニーニの「24の奇想曲」やメンデルスゾーンのヴァイオリン・ソナタ集、クライスラー名曲集などは、ヴァイオリン学習者用の模範演奏としても強くおすすめしたいと思います。
（タワーレコード）

CD1
1.ベートーヴェン：ヴァイオリン協奏曲
2.同：ロマンス第1番
3.同：ロマンス第2番

フィルハーモニア管弦楽団
ジョゼッペ・シノーポリ指揮

1986年9月（1）、1987年4月（2,3）、デジタル録音

CD2
1.メンデルスゾーン：ヴァイオリン協奏曲
2.ブルッフ：ヴァイオリン協奏曲第1番

シカゴ交響楽団
クラウディオ・アバド指揮

1980年2月18,23日、アナログ録音

3.ヴィヴァルディ：四季より「秋」

イスラエル・フィル
ズビン・メータ指揮
1982年12月、デジタル録音（フーベルマン週間音楽祭ライヴ）

CD3
1.ラロ：スペイン交響曲
2.ヴュータン：ヴァイオリン協奏曲第5番
3.サンサーンス：序奏とロンド・カプリチオーソ

イスラエル・フィル
ズビン・メータ指揮

1988年10月、デジタル録音

CD4
1.シベリウス：ヴァイオイリン協奏曲
2.ドヴォルザーク：ヴァイオリン協奏曲

ベルリン・フィル
ジェームズ・レヴァイン指揮

1986年6月、デジタル録音

CD5
1.ブラームス：ヴァイオリン協奏曲

ベルリン・フィル
クラウディオ・アバド指揮

1987年9月、デジタル録音

2.バルトーク：2つの肖像

ロンドン交響楽団
クラウディオ・アバド指揮

1983年3月、デジタル録音

CD6
1.プロコフィエフ：ヴァイオリン協奏曲第1番
2.同：第2番

シカゴ交響楽団
クラウディオ・アバド指揮

1983年3月、デジタル録音

CD7,8
バッハ：無伴奏ソナタとパルティータ全曲 BWV 1001-1006

1983年1,12月、1984年3,6月、デジタル録音

CD9
パガニーニ：24の奇想曲

1981年8,9月、デジタル録音

CD10
1.メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調
2.同：ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調

シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン)
ポール・オストロフスキー(ピアノ)

1986年5月、デジタル録音

CD11
1.フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
2.ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
3.ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調

シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン)
イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)

1985年6月、デジタル録音

CD12　クライスラー名曲集
1.道化役者
2.ジプシーの女
3.タンゴ （アルベニス曲）
4.ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
5.ウィーン奇想曲 作品2
6.ラルゲット （ウェーバー曲）
7.ジプシー奇想曲
8.カプリース 変ホ長調 （ヴィエニャフスキ曲）
9.愛の悲しみ
10.中国の太鼓
11.スラヴ舞曲 第2番 ホ短調 （ドヴォルザーク曲）
12.レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース 作品6
13.スペインのセレナーデ （グラズノフ曲）
14.スペイン舞曲 （グラナドス曲）
15.才たけた婦人
16.シンコペーション
17.愛のよろこび

シュロモ・ミンツ（ヴァイオリン）
クリフォード・ベンソン（ピアノ）

1980年6月、デジタル録音

CD13
1.プロコフィエフ：ヴァイオリン・ソナタ第1番
2.同：第2番

シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン)
イエフィム・ブロンフマン(ピアノ)

1987年6月、デジタル録音