劇伴作曲家の旗手が交響曲の高みに挑む!菅野祐悟:交響曲第1番~The Border~(SACDハイブリッド)
劇伴音楽の旗手として、大ヒット映画「SP野望篇」、映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(2012年)、映画『謎解きはディナーのあとで』(2013年)、さらに、TVドラマでは2014年NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』をはじめ、この10年間で連続テレビドラマの音楽を40番組以上手掛けている菅野祐悟。そのたぐいまれなるオーケストレーションを携えて、ついに交響曲の高みに挑戦します。普段は映画やドラマが持っている「ストーリー」や「テーマ」にそって音を紡ぐ名手が、交響曲を書くときに表現したいテーマはなにか。菅野は、意識と無意識、現実と夢、その境界線・狭間に立ちながら、自らの内面に深くダイヴすることを試みました。その果てに生まれた音楽がこの交響曲第1番~The Border~です。
菅野の才能に惚れぬいたマエストロ藤岡幸夫の確信に満ちたタクトのもと、2016年4月に関西フィルの定期演奏会で行われた世界初演の模様をライヴ収録。
21世紀に入り、ますます先の見えない日本のクラシック音楽界。劇伴と正調クラシックのまさに狭間=境界線で新しい芸術表現を生み出そうとする菅野の、交響曲形式への力強い意志に満ちた力作です。
(日本コロムビア)
【曲目】
菅野祐悟:
交響曲第1番 ~The Border~
I. Dive into myself
II. Dreams talk to me
III. When he was innocent
IV. I am
【演奏】
藤岡幸夫(cond)
関西フィルハーモニー管弦楽団
【録音】
2016年4月29日 ザ・シンフォニーホール(世界初演ライヴ)
写真:松井康一郎
菅野祐悟(かんの ゆうご)
在学中よりアーティストへの楽曲提供を始め、2004年にフジテレビ系月9ドラマ「ラストクリスマス」でドラマ劇伴デビュー。現在、映画、ドラマを中心に幅広いメディアで活躍中。フランス的な繊細で美しいピアノや弦、テクノ、音響、オーケストレーションを得意とする。年に1度オーケストラをバックにソロコンサートを開催している。2010年「アマルフィ 女神の報酬」で日本映画批評家大賞「映画音楽アーティスト賞」と日本シアタースタッフ映画祭「音楽賞」を受賞。2015年6月、第52回ギャラクシー賞テレビ部門で劇伴作曲家として奨励賞を受賞。
カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)
掲載: 2017年01月25日 14:00