“ばらの騎士”を初演したドレスデン歌劇場が名匠ケンペとともに録音した全曲が鮮明な音質で復活!
ファン必見!当時のドイツ・テクノロジーを駆使した
51年「バラの騎士」、オリジナル・マスターから蘇る!!
さらに初演のメンバーによる1911年の超貴重録音も収録!!!
LP初期の米ウラニア盤(LP番号:URLP201)、及び1977年の独アカンタ盤(LP番号:JA23039)で発売されたことのある1951年録音、ルドルフ・ケンペ指揮ドレスデン国立歌劇場によるR.シュトラウス“ばらの騎士”全曲が、初めてオリジナルマスターに遡ってCD化されます。下記メーカーインフォにあるように、 オリジナルは中部ドイツ放送が放送用に
77.1cm/秒速、13巻のオープンリールに収録され、モノラルながら音質は極めて鮮明とのことです。R.シュトラウス演奏において比類ない指揮者として知られるケンペは、このオペラをステレオで再録音することなく亡くなったので、これはたいへん貴重な復刻と言えます。Disc4に入った“ばらの騎士”の歴史的録音の数々も入手困難なものが多く、この作品の演奏史や受容史を知る上でかけがえのない資料となっています。ケンペ・ファン、R.シュトラウス・ファン、ドイツ・オペラ・ファンの方々にとっては必携の一組と言えるでしょう。
(タワーレコード)
オペラ・ファン驚愕のアルバム登場となります。リヒャルト・シュトラウスの「ばらの騎士」は1911年1月26日にドレスデン宮廷歌劇場にて初演されました。ゆえにマリア・テレジオ治下のウィーンを舞台にしているにもかかわらず、ドレスデンの人々は「自分たちのオペラ」の誇りを持っています。このアルバムにはドレスデンにかかわる「ばらの騎士」の超お宝音源を発掘・収集しました。
メインは1951年末録音のケンペ指揮の全曲版。ケンペはメトロポリタン・オペラとの1956年録音で知られていますが、こちらは本家本元。第2次世界大戦で閉鎖したドレスデン宮廷歌劇場が48年に建設された劇場で再開、新演出で披露された「ばらの騎士」を中部ドイツ放送が放送録音することに決め、当時音楽監督だったケンペの指揮で77.1cm/秒速、13巻のオープンリールで収録しました。そのマスターは1950年代後半にベルリンの放送研究所に移管され、「貴重資料」として保管されてきました。それを音源とする当ディスクは当時のドイツの恐るべき技術力を示す鮮明さです。何よりもオーケストラの音色が美しく、ケンペの生気あふれるリズムの冴えが新鮮の極み。超ド級の名演だったことを再認識させてくれます。(当録音は、Profil社からの情報にしたがい、1951年録音と記しますが、1950年の可能性がございます。)
さらなるお宝はDisc4。何と「ばらの騎士」が初演された1911年に、初演のメンバーだったマルガレーテ・ジームス、エヴァ・プラシュケ・フォン・デア・オステン、ミニー・ナストの3名がアリアと重唱をした音源。まだラッパ吹き込みの時代ゆえ、オーケストラともいえないバンドが伴奏していますが、初演時の雰囲気を彷彿させる世界遺産的価値のあるもの。さらにフリッツ・ブッシュがブエノスアイレスのテアトロ・コロンを振ったものからベームとドレスデンの戦前録音、さらに第2次世界大戦中のものまで目を疑う珍品ばかり。それもお求めやすい価格でご提供。リヒャルト・シュトラウス・ファン、オペラ・ファンお見逃しなく!
(キングインターナショナル)
【曲目】
リヒャルト・シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」(全曲)
元帥夫人:マルガレーテ・ボイマー(ソプラノ)、
オクタヴィアン:ティアナ・レムニッツ(メゾソプラノ)、
オックス男爵:クルト・ベーメ(バス)、
ゾフィー:ウルズラ・リヒター(ソプラノ)、
ファニナル:ハンス・レーベル(バリトン)、
ルドルフ・ケンペ(指揮)
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団、同合唱団
Disc4「ばらの騎士」秘蔵録音
●初演歌手たちによる1911年の録音
(1)元帥夫人のアリア「私もまたある娘のことを思い出すわ」(第一幕)
(2)オクタヴィアンとゾフィーの二重唱「目に溢れんばかりの涙をたたえ」(第二幕)
(3)オクタヴィアン、元帥夫人、ゾフィーの三重唱「マリー・テレーズ」(第三幕)
(4)オクタヴィアンとゾフィーの二重唱「夢だわ、本当ではあり得ない」(第三幕)
元帥夫人:マルガレーテ・ジームス(ソプラノ)、
オクタヴィアン:エヴァ・プラシュケ・フォン・デア・オステン(メゾソプラノ)、
ゾフィー:ミニー・ナスト(ソプラノ)、
指揮者、オーケストラ不明
●1936年9月20日ブエノスアイレスのテアトロ・コロンでの収録
(5)オクタヴィアン「素晴らしかった、とても!」(第一幕)
(6)同「僕の美しい恋人」(第一幕)
(7)同「光栄にもこの私が、大役を仰せつかり」(第二幕)
(8)オクタヴィアンとゾフィーの二重唱「目に溢れんばかりの涙をたたえ」(第二幕)
(9)オクタヴィアン、元帥夫人、ゾフィーの三重唱「マリー・テレーズ」(第三幕)
(10)オクタヴィアンとゾフィーの二重唱「夢だわ、本当ではあり得ない」(第三幕)
元帥夫人:ジェルマン・エルネ(ソプラノ)、
オックス男爵:アレクサンドル・キプニス(バス)、
オクタヴィアン:ティアナ・レムニッツ(メゾソプラノ)、
ゾフィー:エディタ・フライシャー(ソプラノ)、
フリッツ・ブッシュ(指揮)
テアトロ・コロン管弦楽団
●1938-40年ベーム&ドレスデン
(11)オクタヴィアンとゾフィーの二重唱「目に溢れんばかりの涙をたたえ」(第二幕)
(12)ワルツ(第三幕)
(13)オクタヴィアンとゾフィーの二重唱「夢だわ、本当ではあり得ない」(第三幕)
ゾフィー:エステル・レーティ(ソプラノ)、
オクタヴィアン:エリザベート・ヘンゲン(メゾソプラノ)、
カール・ベーム(指揮)
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
●1942年1月20日ベルリンでの放送用ライヴ
(14)オクタヴィアン「光栄にもこの私が、大役を仰せつかり」(第二幕)
(15)オクタヴィアン、元帥夫人、ゾフィーの三重唱「マリー・テレーズ」(第三幕)
元帥夫人:パウラ・ブフナー(ソプラノ)、
オクタヴィアン:ティアナ・レムニッツ(メゾソプラノ)、
ゾフィー:マリア・チェボターリ(ソプラノ)、
アルトゥール・ローター(指揮)
ベルリン放送管弦楽団
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)
掲載: 2017年03月09日 17:00