豪エロクアンス~ラローチャ、フォルデス、ヴェンツィンガー、ミュンヒンガー、アルゲリッチの名盤が復活!
DG、Deccaの名盤復刻シリーズとして絶大なる人気を誇る「オーストラリア・エロクアンス」シリーズ。今回もラローチャの名演2タイトル、ハンガリーのピアノの巨匠アンドール・フォルデスのベートーヴェン、ヴェンツィンガーのテレマンの“ターフェルムジーク”、ミュンヒンガーのシューベルト録音集、1986年度レコード・アカデミー賞を受賞したアルゲリッチのベートーヴェンの“ピアノ協奏曲第1番&第2番”など名盤揃いの6タイトルです。
ラローチャが自国スペインの作曲家による作品に挑んだ初録音
アリシア・デ・ラローチャ~ファースト・レコーディング
録音にはあまり積極的ではなかったと言われるアリシア・デ・ラローチャですが、この3枚組のアルバムには本人が実際に個人的に会ったこともある自国の作曲家たちの作品が収められています。特にモンポウとは長きにわたって親交がありました。後にDECCAレーベルに数多くの傑出した銘盤を残したラローチャ初録音となった才気あふれるアルバムです。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
《CD 1》
1-3) オスカル・エスプラ:スペインのソナタOp.53
4-6) ホアキン・ロドリーゴ:3つのスペイン舞曲
7-18) エンリケ・グラナドス:12のスペイン舞曲
《CD 2》
1-3) ホアキン・トゥリーナ:幻想舞曲集
4-8) ホアキン・トゥリーナ:前奏曲集Op.80(Ciclo pianistico VII)
9-12) ホアキン・トゥリーナ:古きスペインの記憶Op.48
13-16) ホアキン・トゥリーナ:パルティータ ハ長調Op.57(Ciclo pianistico II)
17-22) エンリケ・グラナドス:ロマンティックな情景
《CD 3》
1-6) エンリケ・グラナドス:ゴイェスカス~恋する若者たち
7) エンリケ・グラナドス:わら人形
8-16) フェデリコ・モンポウ:内なる印象
【演奏】
アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ)
【録音】
1954年3月、1955年4月、ニューヨーク
“スペイン・ピアノ界の女王”ラローチャの協奏曲
アリシア・デ・ラローチャ~ラフマニノフ&ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲
スペイン・ピアノ界の女王の座に君臨したアリシア・デ・ラローチャ。このアルバムでは、最も困難といわれるラフマニノフの協奏曲第3番を、ロンドン交響楽団とアンドレ・プレヴィンの素晴らしいサポートを得て、ロマンティックで自由闊達な演奏を披露しています。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
1) ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30
2) ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲変ニ長調
【演奏】
アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ)
アンドレ・プレヴィン(1)
ロンドン交響楽団(1)
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(2)(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(2)
【録音】
1974年10月(1)、1972年5月(2)、ロンドン
ハンガリーのピアノの巨匠フォルデスによるベートーヴェンのソナタと変奏曲
アンドール・フォルデス~ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ&変奏曲
アンドール・フォルデス(1913-1992)はハンガリー出身のピアニスト。叔父はブダペスト弦楽四重奏団の初代ヴィオラ奏者、叔母は歌手、母はピアニストという家庭に生まれ、最初は母から音楽の手ほどきを受けました。8歳でデビューし、フランツ・リスト音楽院ではエルンスト(エルネー)・ドホナーニに師事、バルトークやヴェイネルからも教えを受けています。16歳のフォルデスがエミール・フォン・ザウアーの前で「悲愴ソナタ」を演奏した際、ザウアーは感激のあまりフォルデス少年の額にキスをしたという逸話があるように、彼のレパートリーの中でベートーヴェンが重要な位置を占めていたことは確かです。亡命後のアメリカにおいて彼が評価されたのもやはりベートーヴェンでした。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
ベートーヴェン:
《CD 1》
1) ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調Op.7
2) ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調Op.10 No.2
3) ピアノ・ソナタ第9番ホ長調Op.14 No.1
4) ピアノ・ソナタ第19番ト短調Op.49 No.1
5) ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
《CD 2》
1) ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調Op.78「テレーゼ」
2) バガテル イ短調WoO59「エリーゼのために」
3) 6つのバガテルOp.126
4) エコセーズ変ホ長調WoO86
5) アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調WoO57
6) 創作主題による32の変奏曲ハ短調
7) 2つのロンドOp.51
8) ピアノ・ソナタ第25番ト長調Op.79
【演奏】
アンドール・フォルデス(ピアノ)
【録音】
1957年-1960年、ドイツ
ヴェンツィンガーによるバロック音楽の名曲
アウグスト・ヴェンツィンガー~テレマン:ターフェルムジーク
1964年から1965年にかけて、アウグスト・ヴェンツィンガーがバーゼル・スコラ・カントールム合奏団と行った、テレマンの『ターフェルムジーク』全曲録音です。初インターナショナルCD発売。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
ゲオルク・フィリップ・テレマン:
ターフェルムジーク(第1~3集)
【演奏】
アウグスト・ヴェンツィンガー(指揮)
バーゼル・スコラ・カントールム合奏団
【録音】
1964年6月、7月、ベルリン、1965年1月、3月、チューリヒ
交響曲を中心としたミュンヒンガーによるシューベルト
カール・ミュンヒンガー~シューベルト録音集
ミュンヒンガーのシューベルト演奏は、「速すぎず生き生きとした演奏で、録音も見事」と、高い評価を得ています。特に「未完成」は卓越した比類ない演奏で聴き手の心に迫ります。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
シューベルト:
《CD 1》
1) 交響曲第2番変ロ長調D.125
2) 交響曲第3番ニ長調D.200
3) 交響曲第4番ハ短調D.417「悲劇的」
《CD 2》
1) 交響曲第5番変ロ長調D.485
2) 交響曲第6番ハ長調D.589「小ハ長調」
3) 5つのメヌエットとトリオD.89
4) 5つのドイツ舞曲D.90
《CD 3》
1) 交響曲第8番ロ短調D.759「未完成」
2) 交響曲第9番ハ長調D.944「グレイト」
《CD 4》
1) 序曲ニ長調D.556
2) 劇付随音楽『ロザムンデ』D.797
【演奏】
カール・ミュンヒンガー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(CD 1、CD 2:1&2、CD 3:1、CD 4)
シュトゥットガルト室内管弦楽団(CD 2:3&4)
シュトゥットガルト・クラシック・フィルハーモニー(CD 3:2)
【録音】
1955年10月 ジュネーヴ
1959年3月、1963年10月、1965年2月、1967年4月、1974年11月、ウィーン
1969年5月、ルートヴィヒスブルク(ドイツ)
アルゲリッチとシノーポリによるベートーヴェン初期の作品
マルタ・アルゲリッチ~ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番&第2番
作曲家の若々しい情熱がストレートに伝わる第1番、最初のピアノ協奏曲である第2番。ベートーヴェンの初期のピアノ協奏曲を2曲収めたアルバムです。激しく感情を燃焼させながらも独特の平衡感覚を発揮させるアルゲリッチの独奏と、冷静な分析力と熱気ある音楽性とを併せ持ったシノーポリが指揮を執ったこの演奏は、天才的なふたりの演奏家の新鮮な出会いの輝きに満ちています。1986年度レコード・アカデミー賞受賞盤。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
ベートーヴェン:
1) ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
2) ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
【演奏】
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
【録音】
1985年5月、ロンドン
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2017年05月11日 00:00