ザ・リプレイスメンツ(The Replacements)、1986年2月ニュージャージー州・ホボケンでのライヴを初公式音源化
80年代を中心に活躍した元祖オルタナティブ・ロック・バンド、ザ・リプレイスメンツが1986年2月4日、ニュージャージー州ホボケンにあるマックスウェルズで行ったライヴを収録したライヴCDが発売!
ザ・リプレイスメンツにとって、1983年から頻繁にライヴを行ってきたお馴染みのロック・クラブだったマックスウェルズ。満員の観客を前にした彼らは、ここまで自分たちがリリースしてきたアルバム、さらにはシングルのB面やカヴァーまでを網羅した29曲、約1時間半のセットを披露した。その中には、その当時の最新アルバムだった『TIM』に収録されていた「Bastards Of Young」、「Left Of The Dial」、「Kiss Me On The Bus」をはじめ、人気曲だった「I Will Dare」(アルバム『Let It Be』)や「Color Me Impressed」(アルバム『Hootenanny』)などが含まれているが、その中でも特に「Takin' A Ride」、「I'm In Trouble」など1stアルバム『Sorry Ma, Forgot To Take Out The Trash』の楽曲は、最高に激しくアグレッシヴなヴァージョンを聴くことが出来る。
ハードコア・パンク・バンドのエネルギーを迸らせたロック・サウンドが縦横無尽に炸裂したこの晩の模様は、マルチ・トラック・モバイル・レコーディングの先駆者的会社Effanelの24トラック・モバイル・レコーディング・ユニットによって録音されたが、これらのマスターテープは結果的に長年ワーナーのアーカイヴに埋もれることとなり、2007年にようやくミックスが施された。しかし、この音源が実際に公式音源として日の目をみるのは、さらにそこから10年経った2017年となる。パッケージに封入されているブックレットには、ザ・リプレイスメンツの伝記の著者でもあるBob Mehrによる、当時の彼らを取り巻いていた状況やライヴの様子を詳細に語ったライナー・ノーツと、ショウの未発表写真を掲載。
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掲載: 2017年09月12日 12:30