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サージョン(Surgeon)、自身のレーベル<Dynamic Tension>よりニュー・アルバム『Luminosity Device』をリリース

Surgeon

photo by Cathrin Queins

 

今作「Luminosity Device」は、輪廻転生を説く「チベット死者の書」(Bardo Thödol – バルド・トドゥル)からインスパイアされた作品。生と死の間の絶え間ない流れのヴィジョンを出発点に、コズミックなメロディーと多彩な重厚ビートを交差させながら、神の手のような緻密なライブ・エディティングで構築する強靭なグルーブのモジュラー・テクノで、ダンスフロアから電車通勤まで、様々なシーンが異世界との衝突を引き起こす。

アンソニー・チャイルドはSurgeon名義やDJとして1990年代より活動する、もっとも重要なエレクトロニック・ミュージック・プロデューサーの一人。巧みなビートと音のテクスチャーを魔法のように生み出すその才能は、とりわけロング・フォームのトリートメントの中で傑出しており、丹念なライブ・セットや切れ味のあるスタジオ・レコーディングに記録されてきた緻密なテクニックや明瞭なクリエイティブ・ヴィションの強烈な魅力を発し、名門レーベルや<Downwards>他、テクノ・シーンに多大な貢献をしてきた。また、彼の広大なインナースペースを探求する方法は純粋なテクノの作風のみならず、本名名義やDaniel BeanとのコラボレーションTranscendence Orchestraのアルバムでは落ち着いたトーンのドローンやアンビエントサウンドの熟練した知識を披露し、鋭敏かつエモーショナルな感情をリスナーに喚起させる。

タグ : クラブ/テクノ

掲載: 2018年05月14日 09:42