20世紀前半の偉大なバス歌手、シャリアピンの全録音を復刻!!(13CD+324ページ冊子)
1936年の来日時に、歯を悪くしていたため帝国ホテルに作らせた柔らかいステーキ「シャリアピン・ステーキ」にその名を残すロシアの偉大なバス歌手フョードル・シャリアピン(1873-1938)。シャリアピンの名前は欧米ではタバコ会社のソブラニーが1970年代まで「シャリアピン」という銘柄を発売していたので、日本同様、広く知られていたそうです。
シャリアピンは「歌う俳優」と呼ばれたほどの歌唱、演技両面での圧倒的な表現力により、世紀の変わり目の頃にモスクワのボリショイ劇場のスターとなり、1901年からミラノ・スカラ座に、1908年からはメトロポリタン歌劇場に出演するなど大歌手として世界的に活躍しました。1907年からは有名な興行主セルゲイ・ディアギレフのプロデュースによりパリで公演を行い、とくにムソルグスキーの歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」は決定的な成功を収めました。
この「全集」には、シャリアピンがレコード・デビュー前にシリンダー(円筒式録音機)にプライベート録音した9本のうち8本が収録されているほか、1902年のG&T社への初録音から1936年の最後の録音(来日時の東京での録音!)まで、発売されたSPレコードをすべて収録。また、未発売に終わったテスト・レコードも未入手の3面を除いてすべて収録されています。
1997年設立のマーストン・レコードの主宰者、ウォード・マーストンは6歳のときにクラシック音楽に興味をもったさい、叔父よりSPレコードの束を貰ったそうです。その中にシャリアピンが歌う「蚤の歌」と「ヴォルガの舟歌」の1枚が入っていました。この1枚の印象が強烈で、大人になるとシャリアピンのSPレコードのコレクターとなりました。
1990年代、マーストンはニューヨークに住んでいるロシアからの移住者であるウラジミール・グルヴィッチと知り合いになりました。彼は極めて希少な1902年のG&T録音のSPレコード8枚すべてと未発表の録音のテストプレスを含む、世界で最も完全なシャリアピン録音のコレクションを集めることに成功しました。また、何十年にもわたり時間をかけてシャリアピン録音のロシア語のテキストを調査し、それぞれについて英語へ翻訳を準備しました。しかしマーストンとの復刻盤計画を立てる前にグルヴィッチは急死してしまいました。
2001年に、ニューヨークを拠点とするアービター・レーベルは、グルヴィッチのコレクションからシャリアピンの全集復刻シリーズを始めると発表しました。そして、第5巻まで発売したところでプロジェクトは頓挫してしまいました。グルヴィッチの未亡人は、彼のSPレコードのコレクション全体と、彼が準備したテキストと翻訳のデータをマーストンに提供しました。また、マーストン・レコードの支持者からの資金援助もあり、今回の「全集」が誕生することとなりました。
添付のハードカバー冊子(324ページ!)には、グルヴィッチのテキストと翻訳が収められ、かつCharles Mintzer、Girvice Archer、Gregor Benko、AndréTubeufなど各国の研究者、及びメトロポリタン歌劇場のアーカイヴから集めたシャリアピンの肖像画や写真も豊富に収められています。
キリル文字をローマ字に変換する方法については、さまざまな意見があります。トラックリストに記載されている英語のタイトルは、必ずしもロシア語の文字通りの翻訳ではありませんが、一般的に知られているタイトルがつけられているようです。SPレコードのレーベル面にある英語表記は、ロシア語タイトルの翻訳として必ずしも信頼できるものでは無かったそうです。例えばソコロフ「荒天が唸り」(CD 2、トラック14)のSPレコードのレーベルには、英語タイトルで “She Made a Noise and Became Very Gay”と記されていた、とのことです。
シャリアピンのSPレコードは非常に売れたので、大半のレコードは中古市場で入手可能ですが、いくつかは非常に入手困難であり、未発表のテスト・プレスは全く見つけることが不可能です。幸いなことに、金属製の原盤の多くは保存されており、1960年代初頭までコレクターはオリジナルのマスターからカスタムメイドのシェラックプレスを購入することができました。金属原盤からのビニールプレスもコレクターの間で流通し、シェラック・ディスクよりノイズが少ない再生音を楽しむことがでいます。マーストンこの「全集」のために100曲以上でビニールプレスを使っています。残りの部分は、入手可能な最高の商業用プレスからリマスターされました。多くの場合、6枚以上のコンディション良好なSPレコードが入手可能で、そこから最も明瞭な複製と最小のノイズであるものを選択しています。ピッチにも細心の注意が払われているそうです。
マーストンは下記のように結んでいます。
「私たちは現存する未発表のシャリアピンのテスト・レコードをすべて見つけようとしましたが、すべてのコレクターの所蔵品に何が存在するのかを知ることは不可能です。実際、3つの未発表の記録がどこかに存在すると考えられています、しかし、それらは今のところ中古市場に現れた形跡がありません。ここに含まれていないシャリアピンのSPレコードについての情報をぜひお寄せください。そのようなことが明らかになった場合、私たちはそれらを発売するためにあらゆる努力をします。」
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)
marstonが偉業を成し遂げた。20世紀前半の偉大なバス、フョードル・シャリアピン(1873-1938)の全録音を復刻。20世紀初頭のロシア帝国時代の録音から、亡命後のロンドンやパリなどでの録音、そして未発表録音や私的録音まで含んだCD13枚、16時間半近くという膨大な量。世紀の大歌手シャリアピンの全貌がこの一箱に詰まっている。シャリアピンはもちろんオペラ歌手として世界をまたに駆けて活躍し、ことにムソルグスキーの「ボリス・ゴドゥノフ」は彼が世界に知らしめたようなものだが、同時にシャリアピンはヴォルガの舟歌や黒い瞳のようなロシア民謡も深く愛し愛唱曲に高めた。そうしたシャリアピンの両輪の魅力は古い録音を通してもたっぷり楽しめる。
よく知られているようにシャリアピンは1936年 昭和11年、亡くなる2年前に来日し、東京で生涯最後の録音を行った。彼の得意中の得意の2曲、蚤の歌はまさに絶唱、そして深々としたヴォルガの舟歌。後者の最後の静かに消えて行く声が記録されたシャリアピンの最後の声である。日本人にはことのほか感慨深い録音だ。
いつもながらマーストンによる復刻は極めて丁寧なもの。さらに320ページ超のハードカバーの冊子が付属、英文解説に加え、ロシア語の歌に英語訳がついており、これだけでも貴重。たいへんに力の入った品である。marstonは初回生産分が完売すると再生産は稀なので、くれぐれもお見逃しなきよう。
(東武ランドシステム)
「フョードル・シャリアピン全録音集」
フョードル・シャリアピン(バス)
録音:1898~1936年
ADD 984分
【曲目】
1902年1-2月 モスクワ GRAMOPHONE AND TYPEWRITER録音
ケーネマン:王が戦に出陣した時 Op.7-6/
スロノフ:ああ汝太陽よ、素晴らしい太陽よ Op.10-1/
コルガノフ:悲歌 静かな月夜/グノー:「ファウスト」~金の子牛(ロシア語)/
チャイコフスキー:夜鶯 Op.60-4/ロシア民謡:夜/
グリンカ:「皇帝に捧げた命(イワン・スサーニン)」~あなたは来るだろう、私の夜明けよ/
チャイコフスキー:失望 Op.65-2
【ピアノ伴奏】
1907年10月 サンクトペテルブルク GRAMOPHONE AND TYPEWRITER録音
マヌイキン=ネフストルエフ:貧しい巡礼者の歌 【合唱団】
ケーネマン:王が戦に出陣した時 Op.7-6 【P.P.グロス(ピアノ)】
ボーイト:「メフィストーフェレ」~ご機嫌よろしゅう、主よ!/
グノー:「ファウスト」~眠ったふりをせずに(ロシア語)/
ムソルグスキー:蚤の歌/グノー:「ファウスト」~金の子牛(ロシア語)
【ブルーノ・ザイドラー=ヴィンクラー(指揮)管弦楽団】
1907年10月 ミラノ GRAMOPHONE AND TYPEWRITER録音
ロシア民謡:おいお前、イワンよ/ロシア民謡:夜/ロシア民謡:おいお前、イワンよ/ロシア民謡:小さな樺の破片【無伴奏】
1908年6月 パリ THE GRAMOPHONE COMPANY録音
グリンカ:「ルスランとリュドミラ」~私の勝利の時は近い/ロッシーニ:「セビリアの理髪師」~陰口はそよ風のように/
グリンカ:「皇帝に捧げた命(イワン・スサーニン)」~あなたは来るだろう、私の夜明けよ/
ドリーブ:「ラクメ」~お前の甘い眼差しは(ロシア語)/グリンカ:「ルスランとリュドミラ」~永遠の夜の帳から
【I.P.アルカデフ(指揮)管弦楽団】
1908年6月 パリ THE GRAMOPHONE COMPANY録音
ロシア民謡(シャリアピン編):樫の丸太(ドゥビヌシカ)/ロシア民謡:昇れ、赤い太陽よ【モスクワ帝立歌劇場合唱団】
ロシア民謡:カバノキの小片【無伴奏】
1910年8,9月 モスクワ THE GRAMOPHONE COMPANY録音
ウクライナ民謡:牧場で/セーロフ:「悪の力」~陽気な懺悔節を!(エレムカの歌)/
ロシア民謡:母なるヴォルガを下りて/ロシア民謡:オークの下から、ニレの下から
【モスクワ帝立歌劇場合唱団】
ロシア民謡:夜 【無伴奏】
ヴェルストフスキー:「アスコルドの墓」~昔祖先たちが住んでいた 【モスクワ帝立歌劇場合唱団】
グノー:「ファウスト」~主よ、いやしいしもべをお許し下さい(第4幕 教会の場面 ロシア語)
【マリア・アレキサンドロヴナ(ソプラノ)】
グノー:「ファウスト」~時が来た(ロシア語) 【管弦楽伴奏】
ロシア民謡:おいお前、イワンよ 【無伴奏】
ヴェルディ:「ドン・カルロ」~彼女は私を愛さなかった…王家のマントに包まれて 【管弦楽伴奏】
ソコロフ:荒天が唸り 【ピアノ伴奏】
「ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」~もう一つの物語で 【M.I.セメノフ(指揮)モスクワ帝立歌劇場管弦楽団】
ロシア民謡(シャリアピン編):樫の丸太(ドゥビヌシカ)/ロシア民謡:昇れ、赤い太陽よ/
ロシア民謡:太陽は昇り(ロシアの囚人の歌)
【モスクワ帝立歌劇場合唱団】
ロシア民謡:カバノキの小片 【無伴奏】
1911年9月 サンクトペテルブルク THE GRAMOPHONE COMPANY録音
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」~カザンの町で 【管弦楽伴奏】
ロシア民謡:マシェンカ 【無伴奏】
1911年10―11月 サンクトペテルブルク THE GRAMOPHONE COMPANY録音
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」~さらばわが息子よ,鐘が鳴っている/
ボロディン:「イーゴリ公」~私は退屈は好きではない…もしプティーヴルの公になれば/
ルビンシテイン:「デーモン」~泣くでない、娘さん/
【管弦楽伴奏】
ストロキン:主よ今こそあなたの僕を 【無伴奏】
シューマン:二人の擲弾兵 Op.49-1(ロシア語) 【管弦楽伴奏】
ルビンシテイン:「デーモン」~大気の大海原で 【マリア・ウラジミロヴナ・コワレンコ(ソプラノ)、管弦楽伴奏】
ロシア民謡:秋の霧雨ではない 【無伴奏】
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」~ある日、晩に、羊飼いが 【管弦楽伴奏】
1912年4月 ミラノ THE GRAMOPHONE COMPANY録音
ベッリーニ:「ノルマ」~あの丘へ行け/ロッシーニ:「セビリアの理髪師」~陰口はそよ風のように/
ボーイト:「メフィストーフェレ」~ご機嫌よろしゅう、主よ!/
ベッリーニ:「夢遊病の女」~また見ることができた、ああ心地良い場所よ
【カルロ・サバイーノ(指揮)ミラノ・スカラ座管弦楽団,合唱団】
1912年10月 サンクトペテルブルク THE GRAMOPHONE COMPANY録音
マイヤベーア:「悪魔ロベール」~冷たい墓に眠る尼僧たちよ(イタリア語)/
ドニゼッティ:「ルクレツィア・ボルジア」~私の復讐よ来るのだ/ヴェルディ:「エルナーニ」~不幸な男だ/
グラズノフ:バッカスの歌(フランス語)/ラ・マルセイエーズ
【管弦楽伴奏】
1913年7月 ロンドン THE GRAMOPHONE COMPANY録音
ロシア民謡(ケドロフ編):イリヤ・ムロメツの物語 【ペトログラード四重奏団】
ブラームス:サッフォー頌歌 Op.94-4(ロシア語)/リーシン:彼女は笑う/チャイコフスキー:夜鶯 Op.60-4/
リムスキー=コルサコフ:「サトコ」~恐ろしい岩壁に
【D.I.ポヒトノフ(ピアノ)】
ロシア民謡(リャプノフ編):イワン雷帝にまつわる物語/ロシア民謡(リャプノフ編):義母には義理の七人の子どもがいた/
ウクライナ民謡:ああ、緑の樫が/ウクライナ民謡:大きなブヨが
【ペトログラード四重奏団】
1914年1月 サンクトペテルブルク THE GRAMOPHONE COMPANY録音
スロノフ:別れの言葉 Op.12-1/ルビンシテイン:囚われ人 Op.78-6/グリーグ:白鳥 Op.25-2
リムスキー=コルサコフ:ジョージア(グルジア)の丘の上で/ラフマニノフ:昨日私たちは出会った Op.26-13/
ブラームス:サッフォー頌歌 Op.94-4
【ピアノ伴奏】
1914年4月 サンクトペテルブルク THE GRAMOPHONE COMPANY録音
ルビンシテイン:囚われ人 Op.78-6/グリーグ:白鳥 Op.25-2(ロシア語)/スロノフ:別れの言葉 Op.12-1/
グリーグ:亡くなった人Op.25-5,アルバムの数行 Op.25-3(ロシア語)/ケーネマン:王が戦に出陣した時 Op.7-6/
シューベルト:「白鳥の歌」~私の住む所(ロシア語)/ソコロフ:荒天が唸り/
グリンカ:「皇帝に捧げた命(イワン・スサーニン)」~あなたは来るだろう、私の夜明けよ
【ピアノ伴奏】
1921年10月 ヘイズ THE GRAMOPHONE COMPANY録音
グリーグ:古い歌 Op.4-5(ロシア語)/グリーグ:アルバムの数行 Op.25-3(ロシア語)/チャイコフスキー:夜鶯 Op.60-4
【マックス・ラヴィノヴィッチ(ピアノ)】
ムソルグスキー:蚤の歌/リムスキー=コルサコフ:預言者Op.49-2 【パーシー・ピット(指揮)管弦楽団】
アルネス:最後の航海 Op.17-2/マラシュキン:ああ、私の苦しみを音で描けさえできれば
【マックス・ラヴィノヴィッツ(ピアノ)】
シューマン:二人の擲弾兵 Op.49-1(ロシア語)/ケーネマン:王が戦に出陣した時 Op.7-6/グリーグ:真夜中の回想/
ベートーヴェン:この暗い墓で/ムソルグスキー:「死の歌と踊り」~トレパーク
【パーシー・ピット(指揮)管弦楽団】
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」~カザンの町で,さらばわが息子よ/ロッシーニ:「セビリアの理髪師」~陰口はそよ風のように
【ジョゼフ・パスターナック(指揮)管弦楽団】
1922年1月 ニューヨーク VICTOR TALKING MACHINE COMPANY録音
ナドソン:夢 まだ子どもだった頃/ヴェルディ;「ドン・カルロ」~彼女は私を愛さなかった…王家のマントに包まれて
【ジョゼフ・パスターナック(指揮)管弦楽団】
1922年9,10月 ヘイズ THE GRAMOPHONE COMPANY録音
ケーネマン:王が戦に出陣した時 Op.7-6/リムスキー=コルサコフ:「サトコ」~恐ろしい岩壁に/
ロシア民謡(シャリアピンおよびケーネマン編):ヴォルガの舟歌/ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」~もう一つの物語で
【ジョージ・W.ビング(指揮)管弦楽団】
1922年11月 キャムデン VICTOR TALKING MACHINE COMPANY録音
ヴェルディ;「ドン・カルロ」~彼女は私を愛さなかった…王家のマントに包まれて/
ベッリーニ:「夢遊病の女」~また見ることができた、ああ心地良い場所よ/
ボーイト:「メフィストーフェレ」~ご機嫌よろしゅう、主よ!
【ジョゼフ・パスターナック(指揮)管弦楽団】
ロシア民謡:おいお前、イワンよ 【無伴奏】
ボロディン:「イーゴリ公」~私は退屈は好きではない…もしプティーヴルの公になれば
【ジョゼフ・パスターナック(指揮)管弦楽団】
1923年6,7月 ヘイズ THE GRAMOPHONE COMPANY録音
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」~私は最高の権力を手に入れた/
ボロディン:「イーゴリ公」~私は退屈は好きではない…もしプティーヴルの公になれば/
ラフマニノフ:「アレコ」~ジプシーの野営では皆寝ている/ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」~鐘が鳴っている(2種)
グノー:「ファウスト」~金の子牛/グノー:「ファウスト」~眠ったふりをせずに
【ユージン・グーセンス(指揮)管弦楽団、ほか】
ロシア民謡(シャリアピン編):樫の丸太(ドゥビヌシカ) 【ジョージ・W.ビング(指揮)管弦楽団,ほか】
1923年9月 ヘイズ THE GRAMOPHONE COMPANY録音
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」~奥様、これが目録です(カタログの歌)/
グリンカ:「皇帝に捧げた命(イワン・スサーニン)」~あなたは来るだろう、私の夜明けよ
【ジュリアス・ハリソン(指揮)管弦楽団】
1924年1月 キャムデン VICTOR TALKING MACHINE COMPANY録音
マイヤベーア:「悪魔ロベール」~冷たい墓に眠る尼僧たちよ(イタリア語)/プッチーニ:「ボエーム」~古びた外套よ/
チャイコフスキー:第5曲 祝福されよ、森よ Op.47-5/フレジェ:角笛
【ロザリオ・ブルドン(指揮)管弦楽団】
1924年1月 ニューヨーク VICTOR TALKING MACHINE COMPANY録音
ロシア民謡:太陽は昇って沈み 【フョードル・ケーネマン(ピアノ)】
1924年7月 ヘイズ THE GRAMOPHONE COMPANY録音
ボロディン:「イーゴリ公」~調子はどうだ、公よ?…いや違うぞ、友よ/ロシア民謡:ピーテル街道に沿って/
グリンカ:「皇帝に捧げた命(イワン・スサーニン)」―私の愛する子よ
【ユージン・グーセンス(指揮)管弦楽団】
グリンカ:疑い 【マジョリー:ヘイワード(ヴァイオリン)、ピアノ伴奏】
1924年10月 ヘイズ THE GRAMOPHONE COMPANY録音
シューマン:二人の擲弾兵 Op.49-1(ロシア語)/ボロディン:「イーゴリ公」―疲れ果てた魂には眠りも休息もなく
【ジュリアス・ハリソン(指揮)管弦楽団】
1925年10,11月 ヘイズ THE GRAMOPHONE COMPANY録音
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」~ボリス・フェオドロヴィチ皇帝万歳! … 魂は悲しむ(戴冠の場面)/
グノー:「ファウスト」~主よ、あなたのいやしいしもべをお許し下さいませ(2種)
【フローレンス・オストラル(ソプラノ)、アルバート・コーツ(指揮)管弦楽団,合唱団】
ルビンシテイン:「デーモン」~大気の大海原で,私こそがあなたの言うことを聞いていた者
【ジュリアス・ハリソン(指揮)管弦楽団】
1926年5月 ヘイズ THE GRAMOPHONE COMPANY録音
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」~陰口はそよ風のように/シューマン:二人の擲弾兵 Op.49-1(ロシア語)/
ムソルグスキー:蚤の歌/ロシア民謡(シャリアピン及びケーネマン編):ヴォルガの舟歌/グリーグ:真夜中の回想(ロシア語)/
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」~さらばわが息子よ,鐘が鳴っている(2種),ボリス・フェオドロヴィチ皇帝万歳! … 魂は悲しむ(戴冠の場面)
【ユージン・グーセンス(指揮)管弦楽団,合唱団】
1926年5月 ロンドン THE GRAMOPHONE COMPANY録音(コヴェントガーデン歌劇場でのライヴ録音)
ボーイト:「メフィストーフェレ」~プロローグ,第1幕、第2幕の抜粋
【ヴィンチェンツォ・ベレッツァ(指揮)コヴェントガーデン歌劇場管弦楽団,合唱団】
1927年3月 キャムデン VICTOR TALKING MACHINE COMPANY録音
ムソルグスキー:蚤の歌/ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」~カザンの町で/
ボーイト:「メフィストーフェレ」~ご機嫌よろしゅう、主よ!/
ボロディン:「イーゴリ公」~私は退屈は好きではない…もしプティーヴルの公になれば
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」~陰口はそよ風のように/
ベッリーニ:「夢遊病の女」~また見ることができた、ああ心地良い場所よ/クラーク:盲目の農夫
【ロザリオ・ブルドン(指揮)管弦楽団】
1927年4月 ニューヨーク VICTOR TALKING MACHINE COMPANY録音
マスネ:「ドン・キショット」~ああ、私のご主人様(ドン・キショットの死)
【ロザリオ・ブルドン(指揮)管弦楽団】
1927年6月 ロンドン THE GRAMOPHONE COMPANY録音
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」~鐘が鳴っている/リムスキー=コルサコフ:預言者 Op.49-2/
ケーネマン:王が戦に出陣した時 Op.7-6(2種)/ベートーヴェン:この暗い墓で
【ローレンス・コリングウッド(指揮)管弦楽団】
1927年9月 パリ THE GRAMOPHONE COMPANY録音
ロシア民謡:昇れ,真赤な太陽よ/ロシア民謡:樫の木の下より、楡の木の下より/ロシア歌謡:黒い瞳
【アレクサンドル・スクリャービン(指揮)アリストフ合唱団,バラライカ・オーケストラ】
ヴェーデリ:悔悟の門よ私に開け 【アリストフ合唱団】
1927年10月 ロンドン THE GRAMOPHONE COMPANY録音(ロイヤル・アルバート・ホールでのライヴ録音)
リムスキー=コルサコフ:「モーツァルトとサリエリ」~誰もがこの世に真実はないと言う,ケルビムのように,お前は長い眠りにつくだろう、モーツァルトよ!
【アルバート・コーツ(指揮)ロンドン交響楽団,ロイヤル・コラール・ソサイティ】
1927年10月 ロンドン THE GRAMOPHONE COMPANY録音
リムスキー=コルサコフ:預言者 Op.49-2/ベートーヴェン:この暗い墓で/
リムスキー=コルサコフ:「サトコ」~恐ろしい岩壁に/ロシア民謡(シャリアピンおよびケーネマン編):ヴォルガの舟歌/
ボロディン:「イーゴリ公」~調子はどうだ、公よ?…いや違うぞ、友よ
【アルバート・コーツ(指揮)管弦楽団】
1928年6月 ロンドン THE GRAMOPHONE COMPANY録音
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」~奥様、これが目録です(カタログの歌)
【ジョン・バルビローリ(指揮)管弦楽団】
1928年6月 ロンドン THE GRAMOPHONE COMPANY録音(コヴェントガーデン歌劇場でのライヴ録音)
グノー:「ファウスト」抜粋
【ジョゼフ・ヒスロップ(テノール ファウスト)、ジェーン・ロジェー(メッゾソプラノ シーベル)、
フランクリン・ケルシー(テノール ワグナー)、ユージン・グーセンス(指揮)コヴェントガーデン歌劇場管弦楽団,合唱団】
1928年6月 ロンドン THE GRAMOPHONE COMPANY録音
シューベルト:白鳥の歌 D957~影法師,死と乙女 D531(ロシア語)/
マラシュキン:ああ、私の苦しみを音で描けさえできれば(英語)
【ユージン・グーセンス(指揮)管弦楽団】
1928年7月 ロンドン THE GRAMOPHONE COMPANY録音(コヴェントガーデン歌劇場でのライヴ録音)
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」抜粋(シャリアピンのみロシア語、他はイタリア語)
【マルゲリータ・カロージオ(ソプラノ フョードル)、イレーネ・ミンギーニ=カッタネオ(メッゾソプラノ マリーナ)、
アンジェロ・バダ(テノール シュイスキー)、ヴィンチェンツォ・ベレッツァ(指揮)コヴェントガーデン歌劇場管弦楽団,合唱団】
1929年6月 ロンドン THE GRAMOPHONE COMPANY録音
ロシア民謡(アレキサンドロフ編):ピーテル街道に沿って 【ペテルスキー・バラライカ・オーケストラ】
ロシア民謡:マシェンカ 【無伴奏】
ロシア民謡(カラトゥイギン編):お前に別れを告げる、私の喜びよ、私の命よ/フレジェ:角笛/
ダルゴムイシスキー:古参の伍長/リーシン:彼女は笑った
【アイヴァー・ニュートン(ピアノ)】
サシャ・ギトリおよびイヴォンヌ・プランタンとの電話風の会話
1929年11月 ロンドン THE GRAMOPHONE COMPANY録音
ロシア民謡(シャリアピン編):夜 【マックス・ラヴィノヴィッツ(ピアノ)】
ラフマニノフ:「アレコ」~ジプシーの野営では皆寝ている/ムソルグスキー:「死の歌と踊り」~トレパーク
【ローレンス・コリングウッド(指揮)管弦楽団】
1930年2月 パリ THE GRAMOPHONE COMPANY録音
グノー:「ファウスト」~金の子牛,眠ったふりをせずに(2種) 【ミシェル・コゼット(バリトン)】
マスネ:「ドン・キショット」~星が姿を現す時 【アンリ・ビュッセル(指揮)パリ・オペラ座管弦楽団,合唱団】
1930年6月 パリ THE GRAMOPHONE COMPANY録音
ロシア民謡:ステンカ・ラージン/グリンカ:疑い/ルビンシテイン:囚われ人 Op.78-6/
ラフマニノフ:「アレコ」~ジプシーの野営では皆寝ている
【イヴァン・バジレフスキー(ピアノ)、 ルシアン・シュワルツ(ヴァイオリン グリンカ)】
1931年1月 パリ THE GRAMOPHONE COMPANY録音
ヴェーデリ:悔悟の門よ私に開け(2種)/ストロキン:主よ今こそあなたの僕を(2種)
【D.アリストフ(指揮)パリ・ロシア歌劇団合唱団】
セーロフ:「悪の力」~陽気な懺悔節を!(エレムカの歌) 【O.チェルノヤノフ(指揮)バラライカ・オーケストラ,合唱団】
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」~ボリス・フェオドロヴィチ皇帝万歳!
【D.アリストフ(指揮)パリ・ロシア歌劇団管弦楽団,合唱団】
1931年5,6月 ロンドン THE GRAMOPHONE COMPANY録音
グリンカ:疑い 【セドリック・シャープ(チェロ)、アイヴァー・ニュートン(ピアノ)】
ルビンシテイン:ミルザ・シャフィによる12の歌(ペルシャの歌)Op.34~クル川の渦巻く波は
【ローレンス・コリングウッド(指揮)管弦楽団】
マスネ:悲歌(ロシア語) 【セドリック・シャープ(チェロ)、アイヴァー・ニュートン(ピアノ)】
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」~私は最高の権力を手に入れた(2種),ああ、苦しい!息をつかせてくれ(時計の場)(2種)/
ダルゴムイシスキー:「ルサルカ」~ああ、お前たち若い娘は皆同じに見える,おはよう、義理の息子よ/
グリンカ:「ルスランとリュドミラ」~私の勝利の時は近い
【マックス・シュタインマン(指揮)ロンドン交響楽団,ほか】
1932年2,3月 パリ THE GRAMOPHONE COMPANY録音
ストロキン:主よ、今こそあなたの僕を/ロシア民謡(ジャーロフ編):12人の盗賊の伝説/
ヴェーデリ:悔悟の門よ私に開け/ロシア民謡(アレキサンドロフ編):母なるヴォルガを下りて/
グレチャニノフ:ロシアの典礼 Op.79~あなたに栄光が、ああ主よ(3種)/アルハンゲルスキー:私は信じる
【ニコライ・アフォンスキー(指揮)パリ・ロシア府主教教会合唱団】
1933年1月 パリ THE GRAMOPHONE COMPANY録音
ダルゴムイシスキー:ボレロ 【ピエトロ・コッポラ(ピアノ)】
1933年3月 パリ THE GRAMOPHONE COMPANY録音
イベール:ドン・キショットの4つの歌 【ジャック・イベール(指揮)管弦楽団】
1934年3月 パリ THE GRAMOPHONE COMPANY録音
マヌイキン=ネフストルエフ:貧しい巡礼者の歌/ロシア民謡:昇れ、赤い太陽よ
【バラライカ・オーケストラ,アフォンスキー合唱団】
1936年2月 東京 日本ビクター録音
ムソルグスキー:蚤の歌/ロシア民謡(シャリアピンおよびケーネマン編):ヴォルガの舟歌
【ゲオルギ・デ・ゴジンスキー(ピアノ)】
補遺 私的シリンダー録音 1898-1902年
リムスキー=コルサコフ:「サトコ」~恐ろしい岩壁に/ボロディン:「イーゴリ公」~もしプティーヴルの公になれば/
グノー:「ファウスト」~ああ夜よ、お前の陰を広げよ(ロシア語)/ロシア民謡:夜/ロシア民謡:白い綿毛の雪/
ロシア民謡:ああ、私は目を使い過ぎた/スロノフ:ああ汝太陽よ、素晴らしい太陽よ Op.10-1
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)
掲載: 2019年01月24日 00:00