ヴィヴィアンヌ・シャッソによるアコーディオン版モーツァルト:ピアノ協奏曲第11,15,27番
【参考動画】モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番第3楽章より
Viviane Chassot公式YouTubeページより
アコーディオンによる驚愕のモーツァルト:ピアノ協奏曲!
まずはご一聴を。
1979年チューリヒ生まれのアコーディオン奏者ヴィヴィアンヌ・シャッソのソニー・クラシカルへのセカンド・アルバムは、アコーディオンによるモーツァルトのピアノ協奏曲集です。チューリヒ生まれのシャッソは12歳の時に初めてアコーディオンのレッスンを受け、2006年にベルン芸術大学のアコーディオン科でテオドロ・アンゼロッティに師事。彼女の芸術性は高く評価され、様々な奨学金や賞を受賞しています。彼女はアコーディオンのオリジナルレパートリーを拡大することに情熱を注いでおり、多くの現代作品の初演なども行っています。数年前からは、アコーディオンのためにバロックから古典派の音楽を追求し、ラモーのチェンバロ曲やハイドンのピアノ・ソナタをアコーディオンで弾いたアルバムもリリースしており、豊かな表現力で新しいレパートリーに取り組んでいます。前回のハイドン協奏曲でも、リリカルで圧倒的な魅力を携えて、ゆったりとした楽曲は温かく抒情的に、快活な曲は楽しさなど、様々な音楽の表情を表現していました。アコーディオンでモーツァルトのソナタなどの作品を演奏することはありますが、ピアノ協奏曲を演奏することはほとんどないはず。今回のこの演奏でも、アコーディオンの温かで優しい音色は、魅力的で最後まで聴き通してしまう面白さを備えています。ピアノにはない不思議な抑揚や呼吸感、特に木管楽器のとの掛け合い、第2楽章の哀愁を帯びた表情など、興味深いところも様々に散りばめられています。
(ソニーミュージック)
【収録予定曲】
モーツァルト:
1. ピアノ協奏曲第11番ヘ長調 K.413
2. ピアノ協奏曲第15番変ロ長調 K.450
3. ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595
【演奏】
ヴィヴィアンヌ・シャッソ(アコーディオン)
カメラータ・ベルン
【録音】
2018年9月23-25日、スイス、Landgasthof Riehen
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年03月22日 12:00