スラットキン&リヨン国立管による没後150年を迎えたベルリオーズの“劇的交響曲「ロメオとジュリエット」”(2枚組)
[naxosvideos 公式チャンネルより]
シェイクスピアの戯曲を元に、ベルリオーズが自由に翻案した「ロメオとジュリエット」。ベルリオーズ自身が「劇的交響曲」と名付けているものの、時にはオペラを思わせる部分があるなど、かなり自由な形式で書かれています。
第3部に現れる旋律はワーグナーが「今世紀における最も美しいフレーズ」と評しましたが、一方で「その素晴らしい旋律の間に屑の山が積まれている」と散々にけなすなど、形式と同じく、様々な要素が混在しています。
しかし、全体に通じる崇高な思想や、実験的な管弦楽法など当時の最先端を行く作風は、ベルリオーズならでは。
あまりにも長大であるため、全曲が演奏されることは稀ですが、ここでのスラットキンの演奏は統一感ある見事な仕上がりを見せています。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
ベルリオーズ(1803-1869):劇的交響曲「ロメオとジュリエット」Op.17(1839)
[CD1]
1-5.第1部
6-10.第2部
[CD2]
1-8.第3部
9.歌劇《ベアトリスとベネディクト》-序曲
10.歌劇《リア王》-序曲
【演奏】
マリオン・ルベーグ(メゾ・ソプラノ)
ジュリアン・ベーア(テノール)
フレデリック・カトン(バス)
スピリト(アンサンブル)
コーラス&ソロイスツ・ド・リヨン=ベルナール・テトゥ
ベルナール・テトゥ(芸術監督)
カトリーヌ・モルメル(合唱指揮)
レナード・スラットキン(指揮)
リヨン国立管弦楽団
【録音】
リヨン・オーディトリアム、フランス
2014年2月7-8日…CD1,CD2:1-8
2014年9月2-3日…CD2:9.10
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年03月29日 00:00