ヤン・フォーグラーとフィンランドのギタリスト、イスモ・エスケリネンのデュオによるチェロとギターの小品集!『ソングブック』
ドイツを代表する円熟のチェリスト=ヤン・フォーグラーとフィンランド・ギター界を牽引するイスモ・エスケリネンのデュオによる小品集
19歳にしてドレスデン歌劇場管弦楽団の首席チェリストとなり、2018年現在はソリストとして世界的に活躍しているヤン・フォーグラー。ドイツを代表する円熟のチェリストとして、ソニー・クラシカルから1枚1枚にテーマを持たせたアルバムを発表しています。
ヤン・フォーグラーの管弦楽伴奏編曲版によるチェロ小品アルバム『My Tunes Vol.1』とその『Vol.2』は、ドイツ・クラシックチャート1位を1カ月独占し、ヨーロッパ、アメリカでもベストセラーとなりました。
今作はその続編となるもので、次世代のフィンランド・ギター界を牽引するイスモ・エスケリネンとのデュオによる小品集。エスケリネンはクオピオの生まれ。ティモ・コルホネン、オスカル・ギリヤらに学び、スカンディナヴィア・ギター・コンペティションを初めとする各地のコンクールで優勝した後、ソリスト、室内楽奏者として活躍しています。
このアルバムは、ニューヨークの小さなスタジオで録音。ブルグミュラーとハダメス・ニャタリの曲はチェロとギターのためのオリジナル作品ですが、他はチェロやギターのためのアレンジされた人気のある曲を収録。
そのレパートリーは、イタリア、ドイツ、フランス、スペイン、南米、そしてヘンリー・マンシーニの「ムーン・リバー」まで幅広く、それぞれ独自の解釈・編曲が施されています。チェロとギターの音色はとても自然に溶け合い、魅力あふれるアルバムとなっています。
アルバム最後の曲「ジムノペディ第1番」は、ヤン・フォーグラー自身による編曲で、しっとりとアルバムは閉じられます。
(ソニーミュージック)
『ソングブック』
【曲目】
1. パガニーニ:『カンタービレ』Op.17
2-4. ブルクミュラー:『チェロとギターのための3つの夜想曲』
5. ヴィラ=ロボス:『ブラジル風バッハ第5番』より「アリア」
6-8. ピアソラ:『タンゴの歴史』より「ナイトクラブ 1960」「カフェ 1930」「売春宿 1900」
9. ヘンリー・マンシーニ:『ムーン・リバー』
10-15. ファリャ:『スペイン民謡組曲』
16. ラヴェル:『ハバネラ形式の小品』
17. ハダメス・ニャタリ(ジナタリ):『ギターとチェロのためのソナタ』
18. サティ:『ジムノペディ第1番』
【演奏】
ヤン・フォーグラー(チェロ)
イスモ・エスケリネン(ギター)
【録音】
2019年3月28-30日、ニューヨーク、Lethe Lounge
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年05月24日 00:00