ヤン・フォーグラーがモーリッツブルク音楽祭の仲間と奏でるドヴォルザークの室内楽作品『ドヴォルザーク・アルバム』
ニューヨークを拠点に世界的に活躍するチェロ界の大御所ヤン・フォーグラー。
ドレスデン近郊で開催されるモーリッツブルク音楽祭の仲間と奏でるドヴォルザークの室内楽作品。
チェロの名手ヤン・フォーグラーのドヴォルザークへの想いは、2006年にリリースした《ドヴォルザーク「チェロ協奏曲」の秘密》と題されたアルバムでも表現され、名曲の隠された秘密を探っていました。それから約15年ぶりにドヴォルザークの作品に焦点を当てたのは室内楽作品。
ドヴォルザークのさまざまな創造的な時代から室内楽作品を選び、フォーグラーが芸術監督を務めるモーリッツブルク音楽祭(ドレスデン近郊のモーリッツブルク城で毎夏開催される室内楽を中心とした音楽祭)に出演する若きアーティストを起用し、室内楽の多様性と豊かな音楽を示しています。フォーグラーがチェロとピアノのためにアレンジした名曲「わが母の教え給いし歌」、あまり演奏されることのない「2つのヴァイオリンとヴィオラのための三重奏曲 Op.74」からの曲、最後に名曲「ユーモレスク」のオリジナルのピアノ独奏版を、ピアノが弦と完全に融合した2つのピアノを伴った三重奏曲と四重奏曲を挟み込んで、ドヴォルザークの恩師であるブラームスとの比較を可能にしています。
(ソニーミュージック)
【曲目】
ドヴォルザーク:
1. 歌曲集『ジプシーの歌』Op.55, B.104 ~ IV:わが母の教え給いし歌(フォーグラー編)
2. ピアノ四重奏曲第2番 変ホ長調 Op.87, B.162
3. 三重奏曲 ハ長調 Op.74, B.148 ~ 第3楽章:スケルツォ-トリオ
4. ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調 Op.90, B.166『ドゥムキー』
5. 『8つのユーモレスク』Op.101, B.187 ~ VII:ポコ・レント・エ・グラツィオーソ 変ト長調
【演奏】
ヤン・フォーグラー(チェロ:1,2,4)
ケビン・ジュ(ヴァイオリン:2,3)
チャド・フープス(ヴァイオリン:3,4)
マシュー・リップマン(ヴィオラ:2,3)
ユホ・ポーヨーネン(ピアノ:1,2)
ティファニー・プーン(ピアノ:4,5)
【録音】
2022年2月15-17日
ニュージャージー州、ドリュー大学
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2022年06月24日 12:00