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ウジェーヌ・イザイの弟子、ジョシュア・ベルの師、ジョゼフ・ギンゴールドの芸術(2枚組)

ジョゼフ・ギンゴールド
マスタークラスでのジョセフ・ギンゴールド

フランコ=ベルギー派の演奏伝統をアメリカに伝えた名ヴァイオリニストにして名伯楽、ジョセフ・ギンゴールド(1909-1995)の貴重な録音集がパルナサスから発売されます。ギンゴールドの音源は、これまでLPレコードでクライスラー集(米Fidelio)やフォーレとウォルトンのヴァイオリン・ソナタを中心としたアルバム(米Redbud Records)、CDでプリムローズ四重奏団のメンバーとしての演奏(英Biddluph)、シュタルケルと共演したコダーイ(Delos)が知られる程度でした。今回はベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲という大曲を中心に、シューベルト、ブロッホ、フランセによる名作ヴァイオリン・ソナタが入っており、ギンゴールドの楽曲把握力、及びテクニックが存分に発揮された聴きごたえのある演奏が期待されます。コアなヴァイオリン・ファンにとって見逃すことのできない一組と言えるでしょう。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)

ジョゼフ・ギンゴールド(ヴァイオリン)
20世紀のアメリカ合衆国を代表するヴァイオリニストの一人にして名教師ジョゼフ・ギンゴールド(1909-1995)のライヴ録音と78回転盤からの復刻音源集。
ジョゼフ・ギンゴールドは帝政ロシアに生まれ、1920年一家で合衆国に移民、1927年渡欧しイザイに師事。合衆国に戻り、NBC交響楽団員、デトロイト交響楽団およびクリーヴランド管弦楽団コンサートマスターを歴任。1960年から亡くなるまでインディアナ大学ブルーミントン校で教職を務め、ハイメ・ラレード、ジョゼフ・シルヴァースタイン、ジョシュア・ベル、マーティン・ビーバー他を輩出しました。
(サラバンド)

[CD 1]
ベートーヴェン(1770-1827):ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
オハイオ州立大学管弦楽団
ジョーデ・ハーデスティ(指揮)
録音:1963年2月17日、ライヴ
ブロッホ(1880-1959):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番(1920)
ベリル・ルビンスタイン(ピアノ)
録音:1938年原盤:RCA Victor, DM 498(78回転盤)
フランセ(1912-1997):ヴァイオリンとピアノのためのソナティネ(1934)
リザ・エルマン(ピアノ)
録音:データ不明(1939年?)原盤:Friends of Recorded Music, 25(78回転盤)
[CD 2]
シューベルト(1797-1828):
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調「大二重奏曲」D.574
ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 D.934
ウォルター・ロバート(ピアノ)
録音:1968年3月3日、ライヴ
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(ソナティネ)イ短調 D.385
ジョルジ・シェベック[シェベーク・ジェルジ](ピアノ)
録音:データ不明(78回転盤)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2019年07月18日 00:00