ジョシュア・ベル~デッカ録音全集<限定盤> 14枚組 2024年11月下旬発売
アメリカの天才ヴァイオリニストがキャリア初期の10年間に残した録音を集大成 CD14枚組ボックス・セット
輸入盤CD-BOX
■作品詳細
アメリカのヴァイオリニスト、ジョシュア・ベルがデッカにデビュー以来10年間にわたり行ったすべての録音が初めてまとめて発売されます。CD14枚組ボックス・セット。限定盤。ブラームス、シューマン、チャイコフスキー、ヴィエニャフスキ、サン=サーンス(第3番)、モーツァルト(第3番と第5番)、バーバー、ウォルトンの協奏曲、ラロの『スペイン交響曲』、フランスの作曲家による協奏的作品、さらにジャン=イヴ・ティボーデ、オッリ・ムストネン、スティーヴン・イッサーリスとの室内楽作品が収録されています。2枚のアンコール集のCDも含まれます。
ジョシュア・ベルは4歳でヴァイオリンを始めましたが、本格的にこの楽器に取り組み始めてから10年も経たない19歳の時にデッカと契約しました。ウジェーヌ・イザイの弟子、ジョーゼフ・ギンゴールドによって育まれた、その音楽性と技術的な才能で、ベルは契約後まもなくブルッフ、メンデルスゾーン、チャイコフスキー、ヴィエニャフスキの協奏曲とリサイタルのアンコール曲を収録した3枚のアルバムを制作しました。ベルが特にヴィエニャフスキに強く惹かれていたのは、ギンゴールド、ハイフェッツ、クライスラーによって体現された、ヴァイオリンのより古い演奏スタイルに親近感を感じていたことの表れです。けれどもその時にはベルはすでに自身の音楽性を広げており、ティボーデ、ムストネン、イッサーリスとのパートナーシップを築き、ショーソンの協奏曲やメシアンの『世の終わりのための四重奏曲』など、非常に価値のあるフランスのレパートリーのアルバムを生み出しています。
アーロン・ジェイ・カーニスの『Air for violin』はベルのために作曲された作品で、アーゴ・レーベルで録音されて以前はアメリカのみで発売されていましたが、このボックスに収録されました。ベルは現在アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズの音楽監督を務めています。
オリジナル・ジャケット仕様。ブックレットにはタリー・ポッターによる新規ライナーノーツが掲載されています。
「ベルは21歳でこれほどの演奏ができるのなら、40年後はどう演奏するのだろうか」――『グラモフォン』誌(1988年)
「豊かな音色、完璧な技術、驚異的なアーティキュレーション…息をのむ見事なヴァイオリン演奏」――『グラモフォン』誌(1988年)(ブルッフとメンデルスゾーンの協奏曲について)
(ユニバーサル・ミュージック/IMS)
■収録曲
《CD 1》
1) ヴィエニャフスキ:創作主題による変奏曲Op.15
シベリウス:
2)『4つの小品』Op.78より第2曲:ロマンス
3)『5つの小品』Op.81より第1曲:マズルカ
4) ブラームス:ハンガリー舞曲第1番ト短調(J.ヨアヒム編)
5) パガニーニ:カンタービレ
6) ヴィエニャフスキ:スケルツォ・タランテラOp.16
7) ブロッホ:『バール・シェム』より第2曲:ニーグン
8) ノヴァーチェク:常動曲
9) シューマン:『森の情景』Op.82より「予言の鳥」(L.アウアー編)
10) ファリャ:歌劇『はかなき人生』よりスペイン舞曲第1番(F.クライスラー編)
11) グラス:波の戯れ
12) サラサーテ:カルメン幻想曲Op.25
【演奏】サミュエル・サンダース(ピアノ)
【録音】1986年12月、ロンドン
《CD 2》
1-3) ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26
4-6) メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
【演奏】ネヴィル・マリナー(指揮)アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
【録音】1986年12月、ロンドン
《CD 3》
1-4) フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調Op.13
5-7) ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
8-11) フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
【演奏】ジャン=イヴ・ティボーデ(ピアノ)
【録音】1985年5月、ロンドン
《CD 4》
1-4) ショーソン:ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のための協奏曲Op.21
5-8) ラヴェル:ピアノ三重奏曲
【演奏】ジャン=イヴ・ティボーデ(ピアノ)、スティーヴン・イッサーリス(チェロ)(5-8)、タカーチ弦楽四重奏団(1-4)
【録音】1989年6月、ロンドン
《CD 5》
1) サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソOp.28
2) マスネ:タイスの瞑想曲
3) サラサーテ:ツィゴイネルワイゼンOp.20
4) ショーソン:詩曲Op.25
5) イザイ:サン=サーンスのワルツ形式の練習曲による奇想曲Op.52 No.6
6) ラヴェル:ツィガーヌ(演奏会用狂詩曲)
【演奏】アンドリュー・リットン(指揮)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1991年3月、ワトフォード
《CD 6》
モーツァルト:
1-3) ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216
4) アダージョ ホ長調K.261
5-7) ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219『トルコ風』
8) ロンド ハ長調K.373
【演奏】ペーター・マーク(指揮)イギリス室内管弦楽団
【録音】1991年12月、ロンドン
《CD 7》
プロコフィエフ:
1-4) ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調Op.80
5-9) 5つのメロディOp.35bis
10-13) ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調Op.94a
【演奏】オッリ・ムストネン(ピアノ)
【録音】1993年3月、ブリストル
《CD 8》
1-4) ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番ホ短調Op.67
5-12) メシアン:世の終わりのための四重奏曲
【演奏】オッリ・ムストネン(ピアノ)、スティーヴン・イッサーリス(チェロ)、マイケル・コリンズ(クラリネット)(5-12)
【録音】1994年8月(1-4)、1996年3月(5-12)、ロンドン
《CD 9》
クライスラー:
1) プニャーニのスタイルによる前奏曲とアレグロ
2) 美しきロスマリン
3) 中国の太鼓Op.3
4) ウィーン奇想曲Op.2
5) クープランのスタイルによる才たけた貴婦人
6) 愛の喜び
7) 愛の悲しみ
8) ジプシーの女
9) ロマンティックな子守歌Op.9
10) 道化師のセレナード
11) ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
12) プニャーニのスタイルによるテンポ・ディ・メヌエット
13) おもちゃの兵隊の行進曲
14) ボッケリーニのスタイルによるアレグレット
15) ウィーン風行進曲
16) オーカッサンとニコレット
17) ポルポラのスタイルによるメヌエット
18) フランクールのスタイルによるシチリアーノとリゴードン
19) シンコペーション
【演奏】ポール・コーカー(ピアノ)
【録音】1995年4月&7月、ブリストル
《CD 10》
1-3) チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
4-6) ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調Op.22
【演奏】ヴラディーミル・アシュケナージ(指揮)クリーヴランド管弦楽団
【録音】1988年4月、クリーヴランド
《CD 11》
1-3) サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調Op.61
4-8) ラロ:スペイン交響曲Op.21
【演奏】シャルル・デュトワ(指揮)モントリオール交響楽団
【録音】1988年9月、モントリオール
《CD 12》
プロコフィエフ:
1-3) ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.19
4-6) ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調Op.63
7-12) 組曲『3つのオレンジへの恋』Op.33a
【演奏】シャルル・デュトワ(指揮)モントリオール交響楽団
【録音】1992年10月、モントリオール
《CD 13》
1-3) ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
4-6) シューマン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調WoO1
【演奏】クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)クリーヴランド管弦楽団
【録音】1994年5月(1-3)、10月(4-6)、クリーヴランド
《CD 14》
1) アーロン・ジェイ・カーニス:Air for violin
2-4) バーバー:ヴァイオリン協奏曲Op.14
5-7) ブロッホ:『バール・シェム』
8-10) ウォルトン:ヴァイオリン協奏曲
【演奏】デイヴィッド・ジンマン(指揮)ミネソタ管弦楽団(1)&ボルティモア交響楽団(2-10)
【録音】1996年8月、ミネソタ(1)、1996年1月、ボルティモア(2-10)
【演奏】
ジョシュア・ベル(ヴァイオリン)(CD 12: 7-12を除く)
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)
掲載: 2024年10月08日 00:00