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リチャード・エガー~スヴェーリンク:チェンバロ作品集

リチャード・エガー

北ドイツ・オルガン楽派を育てた大家、知られざるチェンバロ芸術を名手エガーの演奏で

リコーダー作曲家ヤーコプ・ファン・エイクとともに、オランダ17世紀初頭を代表する作曲家のひとりスヴェーリンク。生前はアムステルダム旧教会のオルガン奏者として活躍、後続世代のシャイデマンやJ.プレトリウス、シャイトらをはじめとする数多くのすぐれた門弟を育て、結果的に北ドイツのオルガン芸術の発展に大きく寄与したその功績は、数世代後の大バッハにまで影響をおよぼしました。イタリアの同時代人フレスコバルディと同様、彼もまたオルガンだけでなくチェンバロで演奏するにふさわしい作品を数多く残していますが、今日では諸外国の写本にある一部の作品を別にすれば、まとめて聴く機会は必ずしも多いとは言えません。

創設者ホグウッドの後を受け、アカデミー・オヴ・エンシェント・ミュージックの音楽監督として活躍するかたわら、チェンバロ&オルガン奏者としても17~18世紀のすぐれた大家たちの作品を数多く録音してきたリチャード・エガーが、ここに満を持してスヴェーリンクの鍵盤作品集をチェンバロで録音したのは、実に歓迎すべきことと言えるでしょう。
使用楽器はスヴェーリンクの生前のオランダ語圏で最も重要な鍵盤楽器製作家だったリュッケルス(ルッカース)工房のモデル。世界中の名手からの信頼もあついオランダのアメリカ人カッツマンによる精巧な再現複製楽器で、エガーの周到な解釈を通じて甦る「当時の響き」は、オランダ黄金時代の室内風俗画の世界そのものと言ってよいでしょう。
(ナクソス・ジャパン)

『スヴェーリンク:チェンバロ作品集』
【曲目】
ヤン・ピーテルスゾーン・スヴェーリンク(1562~1621):
1) プレルディウム=トッカータ〔21〕
2) 4声のファンタジア〔5〕
3) パドゥアーナ・ラクリメ(涙のパヴァーヌ)〔66〕
4) 第1旋法によるトッカータ〔20〕
5) 4声の半音階的ファンタジア〔1〕
6) トッカータ〔30〕
7) わたしが見たのはマルス神か〔58〕
8) 第2旋法によるトッカータ〔24〕
9) ファンタジア〔3〕
10) わが青春はすでに過ぎ去り〔60〕
11) ウト・レ・ミ・ファ・ソ・ラの調べを4声で〔6〕

〔 〕内の数字はマックス・ザイフェルトの校訂譜における整理番号

【演奏】
リチャード・エガー(チェンバロ)
使用楽器:
アントウェルペンのリュッケルス工房1638年モデルにもとづくアムステルダムのジョエル・カッツマンによる再現複製楽器
ピッチa’=393Hz 1/4コンマ・ミーントーン調律

【録音】
2018年1月11~12日
メノー派教会(Doopsgezinde Gemeente)、ハールレム、オランダ

解説:リチャード・エガー

輸入盤

 

国内仕様盤

[日本語解説付]
解説日本語訳:白沢達生

 

<リチャード・エガー 来日情報(指揮)>
2019年11月8日(金) 19:00 東京・紀尾井ホール
共演:佐藤俊介(ヴァイオリン)、紀尾井ホール室内管弦楽団
2019年11月9日(土) 14:00 東京・紀尾井ホール
共演:佐藤俊介(ヴァイオリン)、紀尾井ホール室内管弦楽団

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2019年09月25日 00:00