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カペリャ・デ・ミニストレルス~『「波紋」~英国ルネサンスの歌と器楽』


[Capella de Ministrers 公式チャンネルより]

バレンシアの俊英が極小編成でおくる、英国ルネサンスのメランコリー

スペイン西部バレンシアに拠点をおくカペリャ・デ・ミニストレルスは、アルバムを制作するたび入念な背景研究にもとづくテーマ性の高いプログラムを打ち出し、古楽ファンの心をつかんで離しません。今回のアルバムでは1600年前後英国の歌曲と器楽曲から、政治的宗教的な抑圧により当時のヨーロッパの大衆を覆ったメランコリーの色彩が濃厚な作品を集めています。

ソプラノはスペインのカセラス出身のデリア・アグンデス。古楽系を中心にヨーロッパでの活躍目覚ましい歌姫が、程よい感情表現で切々と歌い上げる声は、このテーマにまさにぴたりとはまっています。器楽はアンサンブル主宰マグナレルのガンバに、盟友カセスのリュートのみという極小編成になっており、有名曲をちりばめたプログラムで人生の隣人と言われる憂鬱の抗いがたい魅力を描いています。
(ナクソス・ジャパン)

『「波紋」~英国ルネサンスの歌と器楽』
【曲目】
1.トバイアス・ヒューム(1569頃-1645):Lamentations (Fragmento) 嘆き(断片)
2.ウィリアム・コーキン(1610-1617に活躍):Beware faire Maides 娘さん、どうか気を付けて
3.ジョン・ダウランド(1563-1626):Fantasia ファンタジア
4.ダウランド:Come, heavy Sleep 来れ、重き眠りよ
5.ヒューム:A Humorous pavan 陽気なパヴァン
6.ヒューム:What greater Griefe なんと大きな悲しみ
7.作者不詳:Greensleeves to a ground グラウンドによる「グリーンスリーヴス」
8.ダウランド:Flow my tears 流れよ、わが涙
9.ダウランド:Go, crystal tears 行け 水晶の涙よ
10.作者不詳:Ground upon A Mi Re ラ・ミ・レによるグラウンド
11.作者不詳:The Willow song 柳の歌
12.ダウランド:Can she excuse my wrongs 彼女は私を許してくれるだろうか
13.即興:A Circle in the water - Passacaglia 波紋~パッサカリア
14.コーキン:Goe heavy thoughts 行け、重き思いよ
15.作者不詳:The Woodycock 木の雄鶏
16.ダウランド:In darkness let me dwell 暗闇に住まわせておくれ

【演奏】
カペリャ・デ・ミニストレルス
[メンバー]
デリア・アグンデス(ソプラノ)
カルレス・マグラネル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ロベルト・カセス(ルネサンス・リュート、テオルボ)

【録音】
2019年7月31日-8月2日、サンタ・マリア教会、レケナ、ヴァレンシア

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2019年12月10日 00:00