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Bury Tomorrow(ベリー・トゥモロー)|UKメタルコア界の雄、6作目のアルバム『Cannibal』

Bury Tomorrow(ベリー・トゥモロー)6作目のアルバム『Cannibal』

2009年のデビュー作『Portraits』から前作『Black Flame』まで、メタルコアシーンを背負って立つ中堅として圧倒的な作品を量産し続けているBURY TOMORROW。

2018年7月にリリースされた『Black Flame』はバンド史上最高のポジションとなる全英21位(3作連続TOP40圏内)、全米Top Heatseekersチャートでも13位を記録するなど大きな成功を収めた。一切の妥協を許さない彼らの硬派でヘヴィな音楽性が認められたことは驚異である。あれからおよそ2年弱、2020年春にリリースとなる6枚目のスタジオ・アルバム『Cannibal』も強靭で崇高な楽曲が並ぶ高いクオリティの作品だ。2020年1月に公開された作品タイトル曲「Cannibal」は、YouTubeで10万回再生、Spotifyでも12万再生をわずか3日で突破。昨年11月に公開された「The Grey (VIXI)」、2月公開の「Choke」も圧倒的支持を得ている。

かつてのBURY TOMORROWは深浅を自在に操るブレイクダウンとメロディックでドラマチックな展開でグイグイ押していく王道メタルコアだったが、昨今はJasonのクリーン・ヴォーカルを活かした聴かせる楽曲の割合が増え、そこに獰猛なDanielの絶叫グロウルが絡むというツイン・ヴォーカルの強みを打ち出した唯一無二のスタイルを確立させている。それを実現させた立役者が、ENTER SHIKARI、YOUNG GUNSの作品を手がけたSIKTHのギタリスト、ダン・ウェラーだ。彼はファースト・アルバム『Portraits』に関わっているバンドと深い縁のある人物だ。ミックスとマスタリングは元SIKTHのメンバーだったAdam "Nolly" GetgoodとARCHITECTSの作品などを手がけたErmin Hamidovicが担当している。

『Cannibal』はメンタルヘルスと真正面から向き合った最もパーソナルな作品だ。Danielはメンタルヘルスに苦しんだ経験をもつ。そして、この問題を議論することで前向きな行動へと繋がり、最終的に命を救うことができるという想いからメンタルの問題に悩む人々に手を差し伸べるSafespaceの活動に積極的に協力している。

"ファンと自分自身のための作品だ"という今作には、"あなたは孤独ではない"という誰かの命を救う困難の暗闇の中に灯る一筋の光のようなメッセージが込められている。

多くの人たちとの繋がりを生んだ前作の成功によって今作『Cannibal』で更なる飛躍が期待されるBURY TOMORROW。Danielはファンからどういう反応が返ってくるのか早くも楽しみにしている。


・国内盤CD


・輸入盤CD


・輸入盤LP


【収録曲】
1. Choke
2. Cannibal
3. The Grey (VIXI)
4. Imposter
5. Better Below
6. The Agonist
7. Quake
8. Gods & Machines
9. Voice & Truth
10. Cold Sleep
11. Dark, Infinite

Bury Tomorrow(ベリー・トゥモロー)

 

HARD ROCK/HEAVY METAL

タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2020年07月02日 11:27