村上春樹|6年ぶりに放たれる、8作からなる短篇小説集『一人称単数』発売
一人称単数
6年ぶりに放たれる、8作からなる短篇小説集
「一人称単数」とは世界のひとかけらを切り取る「単眼」のことだ。
しかしその切り口が増えていけばいくほど、「単眼」はきりなく絡み合った「複眼」となる。
そしてそこでは、私はもう私でなくなり、僕はもう僕でなくなっていく。
そして、そう、あなたはもうあなたでなくなっていく。
そこで何が起こり、何が起こらなかったのか?
「一人称単数」の世界にようこそ。
-収録内容-
「石のまくらに」
「クリーム」
「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」
「ウィズ・ザ・ビートルズ With the Beatles」
「『ヤクルト・スワローズ詩集』」
「謝肉祭(Carnaval)」
「品川猿の告白」
(以上、「文學界」に随時発表)
「一人称単数」(書き下ろし)
■発売日:7月18日
■版型:四六
■ページ数:240