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プラムゾーラー&アンサンブル・ディドロの新録音!『ベルリン・アルバム ~ ベルリンのトリオ・ソナタ集』

ベルリン・アルバム

ポッジャーに学んだ新世代のバロック・ヴァイオリニスト筆頭、ヨハネス・プラムゾーラー!「ドレスデン」、「パリ」、「ロンドン」に続くトリオ・ソナタ集!

南チロルから世界へと羽ばたいた"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラー。アンサンブル・ディドロやインターナショナル・バロック・プレーヤーズを主宰し、師であるレイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックのメンバーとしても活躍する若き名手です。

18世紀の知られざるトリオ・ソナタを地域ごとにプログラムした名盤「ドレスデン・アルバム(ADX13701)」、「パリ・アルバム(ADX13717)」、「ロンドン・アルバム(ADX13715)」の続編となる好企画。
最新作は18世紀中頃の「ベルリン」の音楽を集成。当時のベルリンの音楽の主役を担ったフリードリヒ二世(大王)やカール・フィリップ・エマニュエル・バッハにはあえて着目せず、フリードリヒ大王にもっとも長く仕えたフランツ・ベンダの弟であるゲオルク・ベンダ、フランツ・ベンダの後に宮廷楽団のコンツェルトマイスターを務めたヨハン・ゴッドリープ・グラウン、大王の妹であるプロイセン王女アンナ・アマーリア、王女アンナの宮廷楽長&教師であったヨハン・フィリップ・キルンベルガー、キルンベルガーの弟子の一人ヨハン・アブラハム・ペーター・シュルツ、コントラバス奏者ヨハン・ゴットリープ・ヤニチュらの作品が、プラムゾーラーとアンサンブル・ディドロの真摯な演奏で紡がれています。

多感様式が盛んなことやグラウン兄弟、ベンダ兄弟など多くの優れた教師を擁したこと、室内楽にとっての黄金郷であったことなど、ドレスデンとの違いを踏まえた当時のベルリンの音楽界について、プラムゾーラー自身による興味深い考察がブックレットに掲載(日本語、英語、フランス語、ドイツ語)されている点も大きなポイントです。
(東京エムプラス)

『ベルリン・アルバム ~ ベルリンのトリオ・ソナタ集』
【曲目】
ゲオルク・アントン・ベンダ(1722-1795):トリオ・ソナタ ホ長調*
ヨハン・ゴットリープ・グラウン(1703-1771):トリオ・ソナタ イ長調 GWV Av:XV:41*(変則調弦)
ヨハン・フィリップ・キルンベルガー(1721-1783):トリオ・ソナタ ニ短調
プロイセンの王女アンナ・アマーリア(1723-1787):フーガ ニ長調*
ヨハン・アブラハム・ペーター・シュルツ(1747-1800):トリオ・ソナタ イ短調*
ヨハン・ゴットリープ・グラウン:トリオ・ソナタ ト長調 《憂鬱屋と熱血漢》 GWV A:XV:11*
ヨハン・ゴットリープ・ヤニチュ(1708-1763):トリオ・ソナタ ト長調*
(*=世界初録音)

【演奏】
ヨハネス・プラムゾーラー(ヴァイオリン)
アンサンブル・ディドロ

【録音】
2019年12月6日-10日、グスタフ・マーラー・ザール(トーブラッハ、イタリア)

※日本語解説&日本語曲目表記オビ付き
解説:ヨハネス・プラムゾーラー

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2020年08月07日 00:00