ノセダ&LSOによるショスタコーヴィチ第4弾~交響曲第9&10番(SACDハイブリッド)
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ノセダ&LSOによるショスタコーヴィチ第4弾
20世紀の時代の証言ともいえる第9&10番を収録!
ロンドン交響楽団と、2016/17年シーズンから首席客演指揮者を務めているジャナンドレア・ノセダは、継続的にショスタコーヴィチの交響曲を取り上げてきました。このうち、2016年9月の第5番、2018年4月の第8番、11月の第4番、2019年3月の第1番までの録音がLSO Live レーベルでリリースされています。今回は2018年6月の第9番と現在のロックダウン前の2020年1、2月に収録された第9番を含んだ第4弾リリースです。ノセダは、1997年から10年間、サンクトペテルブルクのマリインスキー劇場で、ワレリー・ゲルギエフのもと、首席客演指揮者を務め、その時にショスタコーヴィチの生まれ育ったこの町で、毎年3ヶ月間を過ごしました。ノセダがロシア音楽、特にショスタコーヴィチに強い思い入れを持つようになったのは、このときの経験がきっかけとなっています。
交響曲第9番は、第二次世界大戦の勝利を祝うために手掛けられた作品で、終戦の前年1944年の暮れから書きはじめられ、1945年11月3日ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルで初演されました。ベートーヴェンの「第9」をモデルとした祝祭的な大規模な作品を政府からも期待されていましたが、軽妙で人を小馬鹿にしたような異なる作品を完成させ、ショスタコーヴィチは強い非難を受けることとなりました。このような経緯があったためか、初演者ムラヴィンスキーは、その後演奏しなかったため録音が残っていません。ノセダの録音は、ショスタコーヴィチの屈折した思いをメリハリの利いた表現で聴かせてくれます。
交響曲第10番は、スターリンが死去した1953年に書かれた作品で、「スターリン政権の雪解け」を象徴すると言われています。ノセダは、ショスタコーヴィチの厳しく深淵な世界を覗くような説得力のある指揮をみせています。
(キングインターナショナル)
ショスタコーヴィチ:
交響曲第9番変ホ長調Op.70
交響曲第10番ホ短調Op.93
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
ロンドン交響楽団
録音:2018年6月24日(第10番)、2020年1月30日、2月9日(第9番)、バービカン・ホール、ロンドン(ライヴ)
プロデューサー&編集:ニコラス・パーカー
LSO0828(SACD Hybrid)
STEREO,Multi-ch,DSD
79'05
KKC6319(SACD Hybrid)
輸入盤・日本語帯・解説付
カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)
掲載: 2020年03月12日 00:00