マックス・リヒター~大きな反響を呼んだ『Voices』のヴァージョン2をCDとLPで発売!
世界人権宣言に発想を得て生み出され、大きな反響を呼んだVoices ヴァージョン2!
マックス・リヒター~Voices 2
世界人権宣言からインスピレーションを受け、構想10年以上をかけて制作された『ヴォイシズ』の続編。昨年8月にリリースされた『Voices」は世界人権宣言というプリズムを通じて、人間が向き合っている様々な疑問に関して、考える場所を提供したいという想いが込められたアルバムでした。作品は、1949年に録音されたエレノア・ルーズベルトの肉声で始まり、マックスならではの美しいメロディと女優キキ・レインのナレーションで構成されていました。そのコンセプトを更に音楽的に深化・発展させ、今作はインストゥルメンタルによる10曲の新しいトラックが収録されています。
録音ノート
生きていくのが非常に困難な時代に、「考える場としての音楽」として『VOICES』を発表した。そして、『VOICES 2』はこのコンセプトを発展させたもの。ある意味、この2枚目のアルバムは、1枚目のアルバムで提起された疑問を見つめるための空間とも言える。
最初にリリースした『VOICES』の音楽的な材料に基づいて、『VOICES 2』は音楽的な言語を純粋に器楽的で抽象的な方向に発展させた。このプロジェクトの最初の部分(一枚目の『VOICES』)では、世界人権宣言のテキストに焦点を当てていたが、今作「2」では、これらの言葉やアイデアを深化させるための音楽的な空間を開拓しているんだ。
『VOICES』の最後のトラックだった「Mercy」は、この新しい構成の中で、プロジェクトの終わりではなく、中間点となり、音楽が進むにつれて、「Mercy」のDNAが音楽の風景全体に浸透していく。
ここに収めている曲の大部分は、オリジナルのセッションの一部として録音されたもので、同じプレイヤー達が参加している。数ヶ月間のロックダウンの間に追加のレコーディングをする必要があったのだけれど、アビーロードにある不気味なほど閑散としたスタジオ1の広大なスペースでのピアノソロのレコーディングを忘れることはできない。
- マックス・リヒター
収録予定
1.Psychogeography
2.Mirrors
3.Follower
4.Solitaries
5.Movement Study
6.Prelude 2
7.Colour Wheel
8.Origins (Solo)
9.Little Requiems - Cello Version