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アラルコン&カペラ・メディテラネアのよるシジスモンド・ディンディア:声楽作品集(2枚組)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年04月30日 00:00


[Outhere Music 公式チャンネルより]

ルネサンスとバロックの橋渡しをなす巨匠ディンディア、俊才アラルコンらが縦横無尽に

フレスコバルディやギボンズと同世代にシチリアで生まれ、17世紀初頭のイタリア各地で活躍したシジスモンド・ディンディアは、15歳ほど年上のモンテヴェルディとともに、マドリガーレ(多声重唱曲)をルネサンス型のポリフォニー中心の音作りから独唱や重唱を際立たせたバロック型へと発展させた立役者のひとり。
やや上の世代に属するマレンツィオやルッツァスキ、ジェズアルドらの半音階技法などにも通じる細やかな和声法を使いこなし、歌詞の流れを際立たせながら音楽全体に「不均衡の美」をまとわせる手腕は、近年の古楽復興の流れの中でもつねに注目されてきましたが、その作品を集中的に扱った単体アルバムが意外なほど出てこない作曲家でもありました。

イタリアやスペインなど地中海地方の17世紀音楽を得意とするラテン古楽界の牽引役、レオナルド・ガルシア・アラルコンのアンサンブルによる2枚組の本格的な録音が登場するのは、朗報というほかありません。
マリアナ・フロレスとジュリー・ロゼという、いずれ劣らぬ個性に彩られた声の持ち主たちとともに、弓奏と撥弦の味わいが互いを引き立て合う通奏低音のニュアンスの妙が音楽の起伏をこのうえなく克明に伝え、17世紀の作品としてもかなり長い部類に属する10分超えの曲さえ短く感じさせるほど、そこかしこに聴きどころの詰まったスリリングな音作りに仕上がっています。
傑作「オリンピアの嘆き」と「かわいそうなディドーネ」では歌手それぞれの独壇場がぞんぶんに味わえる嬉しさ。
アラルコンという、初期バロック音楽の申し子ともいえる才人と同じ時代を生きていることの喜びを改めて実感せずにはおれない、今後のリリースへの期待も高まる充実録音と言えるでしょう。
(ナクソス・ジャパン)

『嘆きとため息』~シジスモンド・ディンディア:声楽作品集
【曲目】
シジスモンド・ディンディア(1582頃-1629):
【CD 1】 第1部
1. 灼けてしまう、ああ―しかしこの身が燃えているわけではなく
2. 獣も岩も、みなわたしとともに泣いている
3. 憐れみを!とわたしは叫んだ
4. わが心よ、おまえは何を糧に希望をつなぐのか
5. この世にいながら、わたしは天使の如き振る舞いを見た
6. 聞こえるだろう、こうしてわたしが少し詩を詠む間にも
7. 薔薇にまつわる対話
8. このひととき、天も地もみな静まり返り
9. 半音階的カンツォーナ …ジョヴァンニ・マリア・トラバーチ(1575-1647)作曲
10. オリンピアの嘆き

【CD 2】 第2部
1. 穏やかな西風が戻り
2. 聞こえるでしょう、夜啼鶯が
3. わたしの心が、恋の虫に喰い荒されているとき
4. このスミレのように蒼ざめているのは
5. 血の池と死の只中に横たわり
6. ないがしろにするがいいさ、金髪の君よ、さあ振ってくれ
7. かわいそうなディドーネ
8. さあさあ、竪琴を構えてくれ、羊飼いよ
9. ある日、わたしが一人ぼっちでいる時

【演奏】
マリアナ・フローレス(ソプラノ)
ジュリー・ロゼ(ソプラノ)

カペラ・メディテラネア(古楽器使用)
[メンバー]
マルゴー・ブランシャール(バス・ガンバ)
マリー・ブルジニアン(ハープ)
キート・ガート(テオルボ、バロックギター)
モニカ・プスティルニク(アーチリュート)

レオナルド・ガルシア・アラルコン(チェンバロ、オルガン、指揮)

カペラ・メディテラネア