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ラザレヴィチ&レ・ミュジシャン・ド・サン・ジュリアン『17世紀フランス宮廷の歌曲と舞曲』


[Alpha Classics 公式チャンネルより]

フランス古楽界の本領発揮! ラザレヴィチら豪華演奏陣が描く太陽王時代のフランス

フランス17世紀のエール・ド・クール(宮廷歌曲)を中心に、当時のフランス文化を牽引したフランス王ルイ14世宮廷の舞曲を数多く盛り込んだプログラム。
民俗音楽のバグパイプも巧みに奏でる古楽フルート奏者フランソワ・ラザレヴィチを中心に、フランスの最前線をゆく古楽のソリストたちが結集した、ALPHAレーベルならではの少数精鋭演奏陣が頼もしいアルバムです。

独唱のジュリー・ロゼは、バロックオペラの異才指揮者レオナルド・ガルシア・アラルコンのステージで名演を重ねてきた俊才、リュシル・リシャルドもピグマリオンやアンサンブル・コレスポンダンス、レザール・フロリサンなどフランス随一のグループでソリストとして活躍してきた名歌手で、徹底した歌詞のニュアンスへのこだわりに裏打ちされた細やかな歌唱が圧倒的な求心力で耳を惹きつけてやみません。
本盤最大の特徴と言ってもよい器楽編成の的確さと充実も特筆に値します。リュートひとつで伴奏されることも多いエール・ド・クールには、ここでは曲の内容に応じてヴィオール、トラヴェルソ(バロック・フルート)、ミュゼットなど旋律楽器も参入。さながら後代のフランス語カンタートやオペラにも通じるその色彩感もさることながら、クレマン・ジャヌカン・アンサンブルを支えてきた百戦錬磨のリュート奏者エリック・ベロック、ソロでの活躍も頼もしいヴィオール奏者リュシル・ブーランジェらがラザレヴィチならではの霊妙な吹奏と共に音楽の深みを堪能させてくれます。
舞曲のリズムへの圧倒的に自然な適性にも驚かされる、フランス古楽界の本領発揮と言ってよい新名盤です。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
1. ジョゼフ・シャバンソー・ド・ラ・バル(1633-1678): Sarabande La digne objet pour qui mon coeur soûpire
サラバンド「比類ないあの人を想って、この心は溜息をつく」 イ調の組曲

2. オノレ・ダンブリュイ(1660-1702): Le doux silence de nos bois
わたしたちを優しく包む木々の静けさ

3. ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687): Branle de Mr Lully - Bransle guay - Bransle à mener
リュリ氏のブランル~ブランル・ゲ~ブランル・ア・ムネ(『精選合奏曲集』〔1695〕より)

4. ベルトラン・ド・バシイ(1621-1690): Pour une bergère infidelle
不実な羊飼い女のせいで ニ調の組曲

5. ロベール・ド・ヴィゼー(1650/65頃-1732以降): Gavotte ガヴォット ~ニコラ・ルベーグ(1631-1702): Gavotte ガヴォット

6. ミシェル・ランベール(1610-1696): D’un feu secret je me sens consumer
胸に秘めた情熱に焦がれて、わたしは

7. リュリ: Passacaille (Acis et Galatée) パサカーユ(《アシとガラテー》LWV 73より)

8. アントワーヌ・ボエセ(1587-1643): Si c’est un crime que l’aymer
恋は罪というのなら

9. クープラン1世〔=シャルル・クープラン(1638-1678/79)?〕/ラ・シャテーニュレ嬢〔=アンドレ・ド・ヴィヴォンヌ(1612~1670)?〕/アンヌ・ダニカン・フィリドール(1681-1728)/作者不詳: Suite des danses pour les violons et hautbois
弦楽合奏とオーボエ・バンドのための組曲(1712) イ調の組曲

10. バシイ: J’ay mille fois pensé dans ma douce langueur
甘き苦しみの中で幾千度も思い出したのは

11. エヌモン・ゴーティエ(1575-1651)/シャルル・ムートン(1617/26頃-1699以前): Courante La belle homicide/Double de Charles Mouton
クラント「美しき殺戮者」とドゥーブル

12. ジャン=アンリ・ダングルベール(1629-1691)/クリストフ・バラ―ル(1641~1715)編: La bergère Annette
羊飼いの娘アネット ト調の組曲

13. リュリ: Bourrée ブーレ(『精選合奏曲集』〔1695〕より)

14. ピエール・ゴーティエ、通称「マルセイユのゴーティエ」(1642~1696): Rigaudon Rondeau Air des paysans et des pastres /Dans ces déserts paisibles
ロンド式リゴードン(農夫たちと羊飼いたちのエール) ~リュリ: この静かな荒れ野にあって(《ヴェルサイユの洞窟》LWV 39より)

15. リュリ: Récit d’Orphée: Trop indiscret amour
オルフェのレシ「あまりに慎ましい恋人は」(《ミューズたちの舞踏劇》LWV 32より) ハ調の組曲

16. ド・ヴィゼー: Gigue gaye 陽気なジグ

17. ド・バシイ: J’avois juré l’autre jourわたしはかつて誓ったのだ ~リュリ/フランソワ(?)・クープラン(1668-1733): Rigaudon/Suitte de Rigaudon/Double du Rigaudon fait par Mr Couprain リゴードン(《アシとガラテー》LWV 73より)~先掲のリゴードンの続き ~先掲のリゴードンのためのクープラン氏によるドゥーブル

【演奏】
ジュリー・ロゼ(ソプラノ))
リュシル・リシャルド(メゾ・ソプラノ)

レ・ミュジシャン・ド・サン・ジュリアン(古楽器使用)
フランソワ・ラザレヴィチ(フラウト・トラヴェルソ、リコーダー、ミュゼット〔=ふいご式バグパイプ〕、指揮)

リュシル・ブーランジェ(バス・ド・ヴィオル〔ヴィオラ・ダ・ガンバ〕)
エリック・ベロック(アーチリュート、バロック・ギター)
ベランジェール・サルダン(トリプルハープ)

【録音】
2022年9月
聖ミシェル大修道院、ティエラシュ(フランス北部ピカルディ地方)

収録時間: 62分

フランソワ・ラザレヴィチ

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2024年03月21日 00:00