バリー・ダグラスによる『チャイコフスキー・プラス・ワン』第3弾!チャイコフスキーの「ラブソング&舞曲」の小品と、プロコフィエフの“ロメオとジュリエット”
アイルランド人でありながらロシア音楽へ深い親和性を持つダグラスが、ロシアの偉大な傑作へと経緯を表するシリーズ「チャイコフスキー・プラス・ワン」。第3巻は、チャイコフスキーの「ラブソング&舞曲」の小品と、プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」をカップリング!
1986年の第8回チャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門で、クライバーン以来となるロシア人以外でのゴールド・メダリストに輝き、世界的ピアニストの一人としてのキャリアを築いたアイルランドの名手、バリー・ダグラス。
「チャイコフスキー・プラス・ワン」は、アイルランド生まれながら、ロシア文化に深い親近感を抱いていたというバリー・ダグラスが、チャイコフスキーの主要ピアノ作品と、他のロシアの偉大な作品を組み合わせてプログラムしていくという興味深いプロジェクト。
チャイコフスキーの「四季」とムソルグスキーの「展覧会の絵」を組み合わせた第1巻(CHAN10991)、チャイコフスキーの「大ソナタ」とラフマニノフの「楽興の時」を組み合わせた第2巻(CHAN20121)に続くのは、チャイコフスキーの魅力的な旋律がふんだんに活かされたラブソングや舞曲の小品集(2つの小品 Op.10、6つの小品 Op.51、18の小品 Op.74などからの抜粋)に、プロコフィエフのもっとも有名なバレエ音楽「ロメオとジュリエット」の巧みなピアノ版をカップリング。生き生きとしたキャラクターや鮮やかな色彩を、ますます円熟味を帯びるバリー・ダグラスのまばゆい表現力で聴かせます。
(東京エムプラス)
『チャイコフスキー・プラス・ワン Vol.3』
【曲目】
チャイコフスキー:
ドゥムカ(ロシアの農村風景)ハ短調 Op.59
ロマンス ヘ短調 Op.5
ロマンス ヘ長調 Op.51-5(6つの小品より)
性格的舞曲 ニ長調 Op.74-4(18の小品より)
少し踊るようなポルカ ロ短調 Op.51-2(6つの小品より)
夜想曲 ヘ長調 Op.10-1(2つの小品より)
感傷的なワルツ ヘ短調 Op.51-6(6つの小品より)
踊りの情景(トレパークへの誘い) ハ長調 Op.72-18(18の小品より)
プロコフィエフ:ロメオとジュリエット Op.75(ピアノのための10の小品)
【演奏】
バリー・ダグラス(ピアノ)
【録音】
2020年10月29日-30日、シダーズ・ホール(ウェルズ・カテドラル・スクール、イギリス)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年05月13日 00:00