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ネーヴェル&ウエルガス・アンサンブル~『アルビオン』~14世紀イングランドの未知なるポリフォニーの魅力が明らかに!

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年05月28日 00:00

アルビオン ~ 中世イングランドのポリフォニー

またもやネーヴェルの快演盤登場。14世紀イングランドの未知なるポリフォニーの魅力が明らかに。

ベルギーの合唱団であるウエルガス・アンサンブルは、フランドル楽派の音楽の演奏・研究の権威で創設者であるパウル・ファン・ネーヴェルの指揮の下、ルネッサンス音楽を中心とした録音で現代演奏の基礎をつくったと言っても過言ではありません。これまで数多くの未知の傑作を、独創的なプログラミングによるコンサートやアルバムを作り出しており、2020年にリリースした「ポリフォニーの魔術」は、世界的に高評価を得ました。

14世紀にヨーロッパ大陸で作曲された音楽は、多くの写本に書かれ伝えられています。1350年から1400年の120曲の主にフランスの作曲家のポリフォニー音楽が掲載された「シャンティー写本」は、有名な写本のひとつです。しかし、14世紀イングランドのポリフォニック音楽はあまり知られておらず、今日までほとんど研究されていません。
この録音でのウエルガス・アンサンブルは、ケンブリッジ、オックスフォード、ダラム、ウスター、ヨーク、ロンドンの図書館に所蔵されている写本から、14世紀イングランドの未知なるレパートリーを開きます。
アルバムには、コンドゥクトゥス、ジメルといった音楽形式や、モテット、ミサ、世俗音楽が含まれています。中世後期のこれらの作品は、さまざまな地域の伝統によって生まれ、匿名で受け継がれました。これは、この文化がヨーロッパの他の地域にあまり知られておらず、今日まで残されている理由です。

[4]「Virgo salvavit hominem」は、おそらくこの録音で最も「イングランド」的な曲です。[3]「Stella maris illustrans omnia」と[11]「Kyrie Cuthberthe」は、イングランド中世のポリフォニーに適用された極端な転調が使用された例です。[6]「Exulta Syon filia / En aijebientrouvé」、および[8]「Candens crescit lilium / Candens lilium columbinaは、フランス語の文体の特徴が強く残っており、それらにかなり影響されていたことがわかります。おそらく中世イングランドの最も有名な不朽の名曲[5]「夏は来たりぬ」(は、4声部の最も古いカノンのひとつで、イギリスのほとんどの人が口笛を吹くことができるメロディです。宗教的作品をはさみながらアルバムの最後には、[13]「御子の御母よ、祈りたまえ」でしっとりと終わります。

ヨーロッパ大陸の国々ではほとんど使われなかった和音による甘美な響きが多用された美しい独特の多声音楽技法は、ルネッサンスへ向かおうとする中世の音楽に対して、今まで中心とされていた「アルス・ノヴァ」の音楽などの私達がもっていたイメージを大きく覆すような、自然に快く響く和音の響きが展開されています。
(ソニーミュージック)

『アルビオン ~ 中世イングランドのポリフォニー』
【曲目】
作者不詳:
1. 復活のいけにえに(3声の復活祭のセクエンツァ)
2. わが子、アブサロンよ - 善き日を無駄にしてはならぬ(3声のモテット)
3. 海の星がすべてを照らし(3声のカンティレーナ)
4. Virgo salvavit hominem(2声、3声のジメル)
5. 夏は来たりぬ(4声のカノン)
6. Exulta Syon - En ai je bien trouvé(モテット)
7. En Albion de fluns environen(3声のバラッド)
8. Candens crescit lilium - Candens lilium columbina(4声のモテット)
9. Dou way Robin - Veni mater gracie(2声のモテット)
10. Nova! Nova! Ave fit ex Eva(キャロル)
11. Kyrie Cuthberte prece(3声)
12. サンクトゥス(3声)
13. み子のみ母よ、祈りたまえ(3声のセクエンツァ)

【演奏】
ウエルガス・アンサンブル
パウル・ファン・ネーヴェル(指揮)

【録音】
2017年4月29-30日、ベルギー、ヘント、モナストリウム・ポルトアケル