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パゾッティ&ラ・フォンテ・ムジカによる中世とルネサンスを繋ぐ知られざる作曲家ザカラ・ダ・テラモの作品全集が登場!(4枚組)


[Alpha Classics 公式チャンネルより]

中世とルネサンスをつなぐ驚くべき才能!最前線の中世音楽奏者らが聖俗両面を解き明かす

初期ルネサンスのデュファイやバンショワらブルゴーニュ楽派よりもさらに早く、マショーやランディーニら中世末期の多声音楽作曲家たちより少し後の世代に属するザカラ・ダ・テラモ。
近年ようやく研究が進んだことで、14世紀末から15世紀にかけての多声音楽の過渡期に活躍したこの才人が、その多彩な表現で時代をいかに賑わせていたかが明らかになってきました。
14世紀アルス・ノーヴァの複雑な多声技法にも、15世紀以降のルネサンス・ポリフォニーにも通じる多面的な魅力を、中世楽器を使いこなす名手たちが多数集うイタリア随一の声楽&古楽器アンサンブルが徹底解剖。よく考え抜かれた楽器構成もさることながら、伸縮自在のダイナミックな演奏は教会音楽でも俗世向けの音楽でも、これらがルネサンス多声芸術の萌芽を解き明かすのではないかという好奇心を強く掻き立てずにおきません。

ミケーレ・パゾッティは14世紀イタリア音楽を集めたアルバムですでに注目を集めている新世代の俊才。ハープのマルグレート・ケルのような大御所古楽器奏者のゲスト参加も頼もしいところ。
充実したブックレットとあわせ、古楽ファンの関心を存分に満たしてくれるALPHAレーベルならではの4枚組です。
(ナクソス・ジャパン)

『ザカラ・ダ・テラモ作品全集』
【収録内容】
ザカラ・ダ・テラモ(1360頃-1416):
[DISC 1] 教会音楽
1. グローリア(I)
2. クレド(II)
3. めでたし、海の星(編者不詳・器楽)
4. 英国のグローリア
5. 村落のクレド
6. コンスタンティア(編者不詳・器楽)
7. グローリア「栄光あれ、誉れに賛美を」
8. クレド(III)
9. 「それぞれの風が」の調べによるグローリア
10. クレド(I)
11. 表題のない曲(編者不詳・器楽)
12. ミチネッラの調べによるグローリア
13. クルソルの調べによるクレド

[DISC 2] 世俗音楽にもとづく教会音楽と、その原曲
1. ロゼッタの調べによるグローリア
2. スカビオーゾの調べによるクレド
3. 恋に悩み
4. ロゼッタ(編者不詳・器楽)
5. ロゼッタ
6. おまえはこの上なく落ちぶれ
7. わたしたちの弁護をしてくださる方よ
8. おまえはこの上なく落ちぶれ(編者不詳・器楽)
9. 優美な花が一輪
10. 「優美な花が一輪」の調べによるグローリア
11. 神の中の神プルートよ
12. 「神の中の神プルートよ」の調べによるクレド

[DISC 3] 世俗曲 I
1. ごちそうのために狩猟を/騒々しく音を立てろ
2. わたしはカッコウのように求めてやまない
3. 恋心は、咳のように抑えが効かない
4. 「おまえはこの上なく落ちぶれ」の調べによる即興
5. わたしは泣きに泣きました
6. その時はすぐにやってくる
7. あの方は裸ではなかった
8. それぞれの風が
9. ロゼッタ(編者不詳・器楽)
10. 神に向かい続けてあれ
11. たとえ遠く離れていても
12. ご婦人よ、わたしの酷い死を願うのはやめてください
13. チャラメッラ、愛しきチャラメッラ

[DISC 4] 世俗曲 II
1. お受け下さい、親愛なる首長たちよ
2. 情けを見せてください、ご婦人よ
3. もう生きてはいけない(編者不詳・器楽)
4. 美しい鷲が、ただの一度で心を貫いた
5. たとえ、この世の金をすべて積まれても
6. 幸運の神よ、また不満を言わせてくれ
7. なあ幸運の神よ、確か以前きみは
8. ご婦人よ、期待してもよいのでしょうか
9. これだけは、あなたにはっきり申し上げられます
10. 美しい鷲が、ただの一度で心を貫いた(器楽)
11. すでに恋の矢がわたしを傷つけ
12. 神様はご存知でしょう、わたしがまだ純潔であると
13. わたしはいつも炎に焦がされている
14. 心を棘に貫かれて
15. わたしはひどく傷つきました/お受け下さい、聖書にかけて

【演奏】
ラ・フォンテ・ムジカ(声楽&古楽器アンサンブル)
ミケーレ・パゾッティ(中世リュート、指揮)

【録音】
2017年7月-2018年10月
サン・ザカリア教区教会、ロッカ・スゼッラ、イタリア

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2021年07月21日 00:00