カール・ベーム『デッカ&フィリップス録音全集』(38CD+《指環》全曲24bit/96kHzBDオーディオ)
没後40周年記念。20世紀を代表する指揮者の録音を集大成。CD38枚組+BDオーディオ
カール・ベーム~デッカ&フィリップス録音全集
20世紀を代表する指揮者カール・ベームは、主要なヨーロッパのクラシック音楽、ベルクやR.シュトラウスのような20世紀の後継者たちを中心に、多くの録音を残しました。同時代で最も賞賛されたオペラと管弦楽の指揮者の一人であり、今日のクラシック界に最も影響力を持つ音楽家、録音アーティストの一人でもあります。没後40年を記念し、デッカとフィリップスに残された録音が初めてまとめて発売されます。CD38枚組+BDAのBOXセット。BDオーディオには1966/67年バイロイト音楽祭のライヴ録音による『ニーベルングの指環』が24bit/96kHzリマスタリングで収録されています。この音源がBDAになるのは初めてです。
『ニーベルングの指環』では伝説のワーグナー歌手テオ・アダムがヴォータン、ビルギット・ニルソンがブリュンヒルデを歌っています。その他、モーツァルトの『魔笛』『フィガロの結婚』『コジ・ファン・トゥッテ』、R.シュトラウスの『こうもり』のオペラ全曲録音、ウィーン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とのモーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、シューベルト他の管弦楽録音、ヴィルヘルム・バックハウスとフリードリヒ・グルダによるピアノ協奏曲録音、リーザ・デラ・カーザ、アントン・デルモータ、パウル・シェフラーとの歌曲録音も収録されています。
個々のCDはオリジナル・デザインを踏襲した紙ジャケットに封入されています。
(ユニバーサルミュージック/IMS)
収録予定
《CD 1》モーツァルト:1-4) 交響曲第34番ハ長調K.338、5-8) 交響曲第36番ハ長調K.425『リンツ』、9-11) 交響曲第38番ニ長調K.504『プラハ』
【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1954年11月(1, 3)、1950年9月(2)、ウィーン
《CD 2》モーツァルト:1-14) レクイエム ニ短調K.626、15-17) 交響曲第26番変ホ長調K.184、18-20) 交響曲第32番ト長調K.318
【演奏】テレサ・シュティッヒ=ランダル(ソプラノ)(1-14)、イラ・マラニウク(コントラルト)(1-14)、ヴァルデマール・クメント(テノール)(1-14)、クルト・ベーメ(バス)(1-14)、ウィーン国立歌劇場合唱団(1-14)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1-14)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(15-20)
【録音】1956年11月、ウィーン(1-14)、1955年9月、アムステルダム(15-20)
《CD 3》1-3) モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595、4) ベートーヴェン:合唱幻想曲ハ短調Op.80
【演奏】ヴィルヘルム・バックハウス(1-3)、ハンス・リヒター=ハーザー(4)(ピアノ)、テレサ・シュティッヒ=ランダル、ジュディス・ヘルヴィヒ(ソプラノ)(4)、ヒルデ・レッセル=マイダン(コントラルト)(4)、アントン・デルモータ、エーリヒ・マイクート(テノール)(4)、パウル・シェフラー(バス)(4)、ウィーン国立歌劇場合唱団(4)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1-3)、ウィーン交響楽団(4)
【録音】1955年5月(1-3)、1957年6月(4)、ウィーン
《CD 4》モーツァルト:1-4) 交響曲第39番変ホ長調K.543、5-8) 交響曲第40番ト短調K.550、9-12) 交響曲第41番ハ長調K.551『ジュピター』
【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
【録音】1955年9月、アムステルダム
《CD 5》ベートーヴェン:1-3) ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15、4-6) ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
【演奏】フリードリヒ・グルダ(1-3)、ヴィルヘルム・バックハウス(4-6)(ピアノ)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1951年5月(1-3)、1950年9月(4-6)、ウィーン
《CD 6》1-4) ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調Op.93、シューベルト:5-8) 交響曲第5番変ロ長調D485、9-10) 交響曲第8番ロ短調D759『未完成』
【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1953年5月(1-4)、1954年6月(5-10)、ウィーン
《CD 7》1-10) ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125『合唱』
【演奏】テレサ・シュティッヒ=ランダル(ソプラノ)、ヒルデ・レッセル=マイダン(コントラルト)、アントン・デルモータ(テノール)、パウル・シェフラー(バリトン)、ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン交響楽団
【録音】1957年6月、ウィーン
《CD 8》1-3) ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
【演奏】ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1953年6月、ウィーン
《CD 9》1-4) ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83[ステレオ]
【演奏】ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1967年4月、ウィーン
《CD 10》1-4) ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90、ウェーバー:5) 歌劇『オベロン』序曲、6) 歌劇『オイリアンテ』序曲、7) 歌劇『ペーター・シュモルとその隣人たち』序曲、8) 劇音楽『プレチオーザ』序曲Op.78
【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1953年6月(1-4)、1951年5月(5-8)、ウィーン
《CD 11》1-4) ブルックナー:交響曲第3番ニ短調(ノーヴァク版)
【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1970年9月、ウィーン
《CD 12》1-4) ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』(1878/1880年版)
【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1973年11月、ウィーン
《CD 13》R.シュトラウス:1-4) 4つの最後の歌(春/九月/眠りにつくとき/夕映えの中で)、5) 死と変容Op.24
【演奏】リーザ・デラ・カーザ(ソプラノ)(1-4)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1-4)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(5)
【録音】1953年6月、ウィーン(1-4)、1955年9月、アムステルダム(5)
《CD 14》[アントン・デルモータ・リサイタル]モーツァルト:1) あの人の安らぎに(歌劇『ドン・ジョヴァンニ』K.527[ウィーン版/1788年]より)、2) 私の恋人を慰めて(歌劇『ドン・ジョヴァンニ』K.527[ウィーン版/1788年]より)、3) なんて美しい絵姿(歌劇『魔笛』K.620より)、4) R.シュトラウス:Kein andres, das mir so im Horzen loht(歌劇『カプリッチョ』Op.85より)、シューマン:5) くるみの木(『ミルテの花』Op.25より第3曲)、6) 蓮の花(『ミルテの花』Op.25より第7曲)、ヴォルフ:7) 飽くことを知らぬ恋(『メーリケ歌曲集』より第9曲)、8) Der Musikant(『アイヒェンドルフの詩による歌曲集』より第2曲)、9) 一枚の古い絵に(『メーリケ歌曲集』より第23曲)、10) 庭師(『メーリケ歌曲集』より第17曲)、R.シュトラウス:11) セレナード(『6つの歌』Op.17より第2曲)、12) 献呈(『8つの歌』Op.10より第1曲)、[パウル・シェフラー・リサイタル]モーツァルト:13) もう飛ぶまいぞこの蝶々(歌劇『フィガロの結婚』K.492より)、14) カタログの歌(歌劇『ドン・ジョヴァンニ』K.527より)、ヴェルディ:15) ある夜私がカッシオと眠っていたとき(歌劇『オテロ』より)、16) 残酷な神を信じる(歌劇『オテロ』より)、17) ワーグナー:さらば、勇気ある輝かしき子よ!(ヴォータンの別れ)(楽劇『ワルキューレ』より)、18) ベートーヴェン:神よ、ここは何という暗さだ―人生の春の日に(歌劇『フィデリオ』Op.72より)
【演奏】アントン・デルモータ(テノール)(1-12)、パウル・シェフラー(バリトン)(13-17)、ユリウス・パツァーク(テノール)(18)、ヒルデ・デルモータ(ピアノ)(5-12)、ルドルト・モラルト(指揮)(17)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1-4, 13-18)
【録音】1950年9月、ウィーン
《CD 15-16》モーツァルト:歌劇『魔笛』K.620
【演奏】ジュディス・ヘルヴィヒ、ヴィルマ・リップ、エミー・ローゼ、ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)、クリスタ・ルートヴィヒ(メッゾ・ソプラノ)、ヒルデ・レッセル=マイダン(コントラルト)、レオポルド・シモノー、アウグスト・ヤレッシュ(テノール)、パウル・シェフラー(バリトン)、ヴァルター・ベリー、クルト・ベーメ(バス)、ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1955年5月、ウィーン
《CD 17-19》モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』K.492
【演奏】セーナ・ユリナッチ、リタ・シュトライヒ、ロスル・シュヴァイガー(ソプラノ)、クリスタ・ルートヴィヒ(メッゾ・ソプラノ)、イラ・マラニウク(コントラルト)、エーリヒ・マイクート(テノール)、パウル・シェフラー(バリトン)、ヴァルター・ベリー、オスカー・チェルヴェンカ(バス)、ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン交響楽団
【録音】1956年4月、ウィーン
《CD 20-21》モーツァルト:歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』K.588
【演奏】リーザ・デラ・カーザ、エミー・ローゼ(ソプラノ)、クリスタ・ルートヴィヒ(メッゾ・ソプラノ)、アントン・デルモータ(テノール)、パウル・シェフラー、エーリヒ・クンツ(バリトン)、ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1955年5月、ウィーン
《CD 22-23》J.シュトラウス2世:喜歌劇『こうもり』
【演奏】レナーテ・ホルム、グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)、Sylvia Lukan(メッゾ・ソプラノ)、エーリヒ・クーチャー、ヴァルデマール・クメント、ヴォルフガング・ヴィントガッセン(テノール)、エーベルハルト・ヴェヒター、ハインツ・ホレチェク、エーリヒ・クンツ(バリトン)、ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1971年11月、ウィーン
《CD 24-26》R.シュトラウス:歌劇『影のない女』Op.65
【演奏】レオニー・リザネク、エミー・ローゼ、ジュディス・ヘルヴィヒ、クリステル・ゴルツ、リーゼロッテ・マイクル(ソプラノ)、エリザベート・ヘンゲン(メッゾ・ソプラノ)、ヒルデ・レッセル=マイダン(コントラルト)、ハンス・ホップ、マレイ・ディッキー(テノール)、パウル・シェフラー、エーヴェルハルト・ヴェヒター(バリトン)、クルト・ベーメ、ハラルト・プレークルホフ、オスカー・チェルヴェンカ(バス)、ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1955年12月、ウィーン/ワーグナー:楽劇『ニーベルングの指環』《CD 27-28》楽劇『ラインの黄金』
【演奏】アニア・シリア、ドロテア・ジーベルト、ヘルガ・デルネシュ(ソプラノ)、アンネリース・ブルマイスター、ヴィエラ・ソウクポヴァー、ルート・ヘッセ(メッゾ・ソプラノ)、ヘルミン・エッサー、ヴォルフガング・ヴィントガッセン、エルヴィン・ヴォールファールト(テノール)、テオ・アダム、ゲルト・ニーンシュテット、グスタフ・ナイトリンガー、マルッティ・タルヴェラ、クルト・ベーメ(バス)、バイロイト祝祭管弦楽団
【録音】1966年7月、バイロイト(ライヴ)
《CD 29-31》楽劇『ワルキューレ』
【演奏】レオニー・リザネク、ビルギット・ニルソン、ダニカ・マスティロヴィッツ、ヘルガ・デルネシュ、リアーネ・ジーネック(ソプラノ)、アンネリース・ブルマイスター、ゲルトラウト・ホップ、ソナ・ツェルヴェナ(メッゾ・ソプラノ)、エリーザベト・シェルテル、ジークリンデ・ワーグナー(コントラルト)、ジェームズ・キング(テノール)、ゲルト・ニーンシュテット、テオ・アダム(バス)、バイロイト祝祭管弦楽団
【録音】1967年8月、バイロイト(ライヴ)
《CD 32-34》楽劇『ジークフリート』
【演奏】ビルギット・ニルソン、エリカ・ケート(ソプラノ)、ヴィエラ・ソウクポヴァー(メッゾ・ソプラノ)、ヴォルフガング・ヴィントガッセン、エルヴィン・ヴォールファールト(テノール)、テオ・アダム、グスタフ・ナイトリンガー、クルト・ベーメ(バス)、バイロイト祝祭管弦楽団
【録音】1966年7月、バイロイト(ライヴ)
《CD 35-38》楽劇『神々の黄昏』
【演奏】ビルギット・ニルソン、リュドミラ・ドヴォルジャコヴァー、ドロテア・ジーベルト、ヘルガ・デルネシュ、アニア・シリア(ソプラノ)、マルタ・メードル、アンネリース・ブルマイスター(メッゾ・ソプラノ)、ジークリンデ・ワーグナー、マルガ・ヘフゲン(コントラルト)、ヴォルフガング・ヴィントガッセン(テノール)、トーマス・スチュアート(バリトン)、グスタフ・ナイトリンガー、ヨーゼフ・グラインドル(バス)、バイロイト祝祭管弦楽団・合唱団
【録音】1967年8月、バイロイト(ライヴ)
《BDA》楽劇『ニーベルングの指環』(CD27-38と同じ)
【演奏】カール・ベーム(指揮)(CD 14: 17を除く)
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)
掲載: 2021年07月27日 00:00