リヒター=ハーザー、ヴァルガ、ナヴァラ…デトモルト音楽大学教授たちの名演集(4枚組)
リヒター=ハーザーにティボール・ヴァルガも登場!
デトモルト音楽大学のアーカイヴより復刻!
ドイツのデトモルト音楽大学の創立75周年を記念して、1966年から1981年までの様々なライヴ録音が集められている。なかでもティボール・ヴァルガが弾くベルクのヴァイオリン協奏曲は貴重。ヴァルガはこの曲のウィーン初演やさらにオーストラリア初演でも演奏するなど、この曲を世に広めたヴァイオリニストの一人でありながらこれまで録音が聞けず、これはファンにはたいへん嬉しいもの。当時58歳で技術的には難も見られるものの、意気込みは見事。名ピアニスト、ハンス・リヒター=ハーザーは、まずアンコールも含めたリサイタルが素晴らしい。得意のベートーヴェンを前半に、メインはなんとムソルグルスキーの「展覧会の絵」。さらにヘルムート・ヴィンシャーマンのバッハや、アンドレ・ナヴァラのブラームスなど、興味深い音源が多々。いずれも記録用の音源らしく、音の状態はまちまちで、「広がりに乏しいステレオ」と付記しているものは楽器の音像はほぼモノラル。それでも嬉しい4CDである。
(東武ランドシステム)
【曲目】
ベートーヴェン:
幻想曲 ホ長調 Op77
ピアノ・ソナタ第24番 嬰ヘ長調Op.78 「テレーゼ」
ピアノ・ソナタ第25番 ト長調Op.79
ムソルグスキー:「展覧会の絵」
シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化Op.26~間奏曲 変ホ短調
シューベルト:行進曲 ホ長調 D606
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調 Op.31-3~第4楽章
ハンス・リヒター=ハーザー(ピアノ)
録音:1976年5月11日(広がりに乏しいステレオ)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58
ハンス・リヒター=ハーザー(ピアノ)
エーリヒ・ベルゲル(指揮)
北西ドイツ・フィルハーモニー
録音:1973年12月11日(極めて広がりに乏しいステレオ)
ドリースラー(1921-98):ピアノ協奏曲 Op.27
クラウス・シルデ(ピアノ)
マルティン・シュティファニ(指揮)
北西ドイツ・フィル
ムジークアカデミー・デトモルト
録音:1971年2月19日、世界初演のライヴ録音(ステレオ)
バッハ:オーボエ・ダモール協奏曲 イ長調 BWV1055R
ヘルムート・ヴィンシャーマン(オーボエ)
ティボール・ヴァルガ室内管弦楽団
録音1971年12月14日 (ステレオ)
ブラームス:チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op.99
アンドレ・ナヴァラ(チェロ)
ヴェルナー・ゲヌイト(ピアノ)
録音:1972年1月14日 (極めて広がりに乏しいステレオ)
ベルク:ヴァイオリン協奏曲
ティボール・ヴァルガ(ヴァイオリン)
ギルバート・ヴァルガ(指揮)
ティボール・ヴァルガ室内管弦楽団
録音:1979年11月20日 (ステレオ)
バルトーク:2つのピアノと打楽器のためのソナタ Sz.110
ヴィルフリート・カッセバウム(ピアノ)
フリードリヒ・ヴィルヘルム・シュヌル(ピアノ)
ヴァルデマール・デリング(打楽器)
マルティン・クリストフ・レーデル(打楽器)
録音:1981年11月10日(ステレオ)
シェーンベルク:ピアノ曲 Op.33a、ピアノ曲 Op.33b
エドムンド・ラスヘラス(ピアノ)
録音:1966年初頭(拍手無し) (モノラル)
レーガー:クラリネット五重奏曲
ヨスト・ミヒャエルス(クラリネット)
エルンスト・マイヤー=シールニング(ヴァイオリン)
カタリーナ・リンデンバウム(ヴァイオリン)
ライナー・モーク(ヴィオラ)
イレーネ・ギューデル(チェロ)
録音:1973年12月14日 (ステレオ)
【録音】
1966-1981年
北西ドイツ音楽アカデミーの新ホールにおけるライヴ(全て)
254'34
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)
掲載: 2021年11月09日 00:00