Hibria(ヒブリア)|真骨頂であるメロディ・スピード・パワーが三位一体となった強力無比なアルバム『メタモルフォシス』
日本のメロディック・パワー・メタル・ファンの間では絶大な人気を誇る、ブラジル産バンド『HIBRIA』の最新スタジオ・アルバム。彼らの真骨頂であるメロディ・スピード・パワーが三位一体となった強力無比なアルバムがまたも日本を直撃する。
HIBRIAは1996年にブラジルのポルト・アレグレで結成される。2本のデモ制作を経て、ユーリ・サンソン(Vo)、アベル・カマーゴ(G)、ディエゴ・カスペル(G)、マルコ・パニーキ(Ba)、サヴィオ・ソルディ(Ds)のラインナップでデビュー・アルバム『Defying The Rules』を発表。驚異的なレベルのテクニックに裏打されたメロディック・パワー・メタルで、その猪突猛進とも言うべきスタイルが日本のファンの心を鷲掴みにする。2008年にはこのバンドの人気を決定づけた最大のヒット曲Tiger Punchを収録した2ndアルバム『The Skull Collectors』を発表。次世代のブラジリアン・パワー・メタルの代表格として地位を獲得。2009年には早くも単独初来日を敢行しファンの前で熱演を披露する。2012年にはLoud Parkで再来日。ベテランに引けを取らないパフォーマンスで高い評価を獲得した。その後『Blind Ride』(2011)、『Silent Revenge』(2013)、『Hibria』(2015)、『Moving Ground』(2018)とバンドはコンスタントにアルバムをリリースするものの、その間にメンバーの流動が顕著になり、最終的に前作をリリース後にアベル以外のメンバーが全員脱退する事となった。
しかしそのネガティヴな状況を撥ね退けるだけの、若い強力な新メンバーを加入させ起死回生とも言うべき本作を完成させた。新加入のヴィクター・エメカ(Vo)はユーリに勝るとも劣らないハイトーンを武器とし、過去の名曲も難なく歌いこなせる逸材。また新ドラマーのオタヴィオ・キロガは、現在20歳ながらHIBRIAに抜擢されただけあって相当ハイレベルなテクニックを持ち合わせた人物。本作ではこのようにメンバーは変わっても、従来の伝統的な音楽性とスタイルは微塵も揺るいでおらず、メタル・ファンを興奮させる原点回帰的な作品内容となっている。
また、今作でのハイライトの一つに「Tribal Mark」と言う曲を収録しているが、この曲では何とユーリ・サンソン、ディエゴ・カスペル、レナート・オソリオの元HIBRIAの3人のメンバーがゲスト参加。新旧のメンバーが一堂に会し熱いプレイを聞かせるファン垂涎のトラックも収録している。
国内盤CD
■収録曲
1. War Cry
2. Shine
3. Meaning of Life
4. Fearless Will
5. I am so Lonely
6. Raging Machine
7. Skyline of the Soul
8. The Racer
9. Tribal Mark
10. A Storm to Heal
11. Meaning of Life (Acoustic version)
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掲載: 2021年12月29日 17:47