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イザベル・ファウストの名盤5タイトルがSACDシングルレイヤーで登場!日本独自企画・限定盤!!

カテゴリ : ニュース | タグ : 高音質(クラシック) SACDシングルレイヤー(クラシック)

掲載: 2022年03月09日 18:00

イザベル・ファウスト

日本独自企画・限定盤!
現代最高のヴァイオリン奏者、イザベル・ファウストによる名盤5タイトル(メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲&交響曲第5番、シェーンベルク:同&浄夜、ドビュッシー:最後の3つのソナタ集[2018年レコード・アカデミー賞受賞盤]、ウェーバー:ヴァイオリン・ソナタ集、シューベルト:八重奏曲)がSACDシングルレイヤーで登場。キングインターナショナルがハルモニア・ムンディからハイレゾ・マスターの提供を受け、関口台スタジオでリマスタリングを施しています。日本独自企画・限定盤です。
(タワーレコード)



HMSA0044(SACDシングルレイヤー)STEREO
リマスタリング技術監修:角田郁雄
日本語帯・解説付

メンデルスゾーン(1809-1847):
・ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64
・序曲「フィンガルの洞窟」(ヘブリディーズ諸島)op.26
・交響曲第5番 ニ短調 op.107「宗教改革」
(2017年出版のブライトコプフ&ヘルテル社版を使用した世界初録音盤)
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン/ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティ」1704年製)
パブロ・エラス=カサド(指揮) フライブルク・バロック・オーケストラ
録音:2017年3月19-22日、バルセロナオーディトリウム第1ホール、Paul Casals

指揮は1977年スペイン生まれの躍進著しいエラス=カサド、管弦楽は「ピリオド・オーケストラのベルリン・フィル」とも称されるフライブルク・バロック・オーケストラという注目の布陣。ファウストの光のような音色と管弦楽の見事なアンサンブルにより、屈指の人気曲に、またひとつ新鮮な名演が生まれました。
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は、1844年に完成、その後も磨きをかけ、翌45年、メンデルスゾーンの盟友にして本作にも多大なアドヴァイスをした、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のコンサートマスター、フェルディナント・ダーフィトによってライプツィヒで初演されました。初演時から大成功をおさめた本作は、続くヨーロッパ各地の初演も名手が手がけています。1845年のドレスデン初演は当時15歳のヨーゼフ・ヨアヒム、1846年ベルリン初演はベルギーのユベール・レオナール(フランクのピアノ四重奏曲第1番を献呈された人物で、フォーレのヴァイオリン・ソナタ誕生時にも重要な役割を果たした)でした。彼らが演奏しておそらく書き込みもされていたであろう実際の譜面はもう残されていませんが、それでも様々な資料が出版されており、それらを検証していくと、19世紀と現代とでは演奏スタイルに異なる部分があると考えられます。たとえば開放弦の多用。ポルタメントの多用。ボウイングのスタイルも現代とは異なっていました。そして、ヴィブラートは、継続的にではなく、要所要所で装飾的に用いられていたと考えられます。ファウストももちろんこれらの資料につぶさにあたったうえでこの録音に臨んでいますが、ここに繰り広げられている演奏が呼び起こす実に新鮮な感動は、歴史的演奏や慣習、すべてを越えた域にあるといえるでしょう。
また、当盤が録音された2017年は、マルティン・ルターの宗教改革(1517)の500年記念にあたります。ここに収録された交響曲「宗教改革」は、ルターのアウクスブルクの信仰告白から300年にあたる1830年に完成されました。序奏で管楽器が奏でる「ドレスデン・アーメン」がなんとも痛切に響き、全体的に非常に引き締まった音づくり。管楽器が奏でるコラールも荘重になりすぎず、終楽章も鮮やかなデュナーミクで颯爽とかけぬけるような演奏となっています。同じく1830年に作曲された「フィンガルの洞窟」も、メンデルスゾーンがスコットランドに旅した時に感動した光景が鮮やかに眼の前に浮かぶよう。メンデルスゾーンの才能にあらためて感動し、エラス=カサドとフライブルク・バロック・オーケストラの力量にも圧倒される内容です。

HMSA0045(SACDシングルレイヤー)STEREO
リマスタリング技術監修:角田郁雄
日本語帯・解説付

シェーンベルク(1874-1951):
・ヴァイオリン協奏曲 op.36 [1936年]
・浄夜 op.4(弦楽六重奏曲版)[1899年]
ヴァイオリン協奏曲:イザベル・ファウスト(ヴァイオリン) スウェーデン放送交響楽団、ダニエル・ハーディング(指揮)
浄夜:イザベル・ファウスト(ヴァイオリン) アンネ・カタリーナ・シュライバー(ヴァイオリン) アントワン・タメスティ(ヴィオラ) ダヌーシャ・ヴァスキエヴィチ(ヴィオラ) クリスティアン・ポルテラ(チェロ) ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)
録音:【ヴァイオリン協奏曲】2019年1月/ベルワルト・ホール(ストックホルム)、
【浄夜】2018年9月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)

シェーンベルクの20代中頃の作品「浄夜」の弦楽六重奏版と、それから40年弱という時を隔てて書かれたヴァイオリン協奏曲という組み合わせです。「浄夜」はブラームスやワーグナーの影響が色濃く見られる欄熟のロマンティシズムが魅力の作品ですが、ここではファウストが心から信頼を寄せる奏者たちが集った最強のメンバーでの演奏で、注目です。ファウストのまっすぐな音色が中心となったアンサンブルが却って作品の欄熟した空気を際だたせており、ドロドロの世界が展開されております。そしてヴァイオリン協奏曲は12音技法を探求していた時期の作品ですが、ソナタ形式で書かれており、楽章構成も第1楽章―急(アレグロ)、第2楽章―緩(アンダンテ)、第3楽章―ロンド・フィナーレという形をとっています。シェーンベルクが12音技法の内に込めた様々な旋律を、ファウストが1ミリの狂いもない技術をもって奏でており、厳格かつ厳密な12音の世界の中にもシェーベルクが織り込んだ美しい旋律がこの上なく魅力的に引き出されています。それをサポートするハーディング率いるオーケストラとのアンサンブルも、ぴたりとあった見事なもの。欄熟のロマン、そして厳格な「古典」の書法の間にたって、ファウストと、彼女が心から信頼を寄せる音楽家たちが、20世紀の音楽史の中でも屈指の傑作であるこれらの作品を、これ以上なく生き生きと表現しています。
「浄夜」の共演者には信じがたいメンバーが顔をそろえています。ヴァイオリンのアンネ・カタリーナ・シュライバーは、フライブルク・バロック・オーケストラでリーダーも務める奏者。アントワン・タメスティは言わずとしれた世界的奏者(トリオ・ツィンマーマンのメンバー)。ダヌーシャ・ヴァスキエヴィチはアバド指揮モーツァルト管、カルミニョーラのモーツァルト全集で協奏交響曲のヴィオラを務めていました。クリスティアン・ポルテラはトリオ・ツィンマーマンのメンバー。ジャン=ギアン・ケラスも来日も多い世界的奏者です。どの奏者も広い時代の作品を手がけており、そうしたメンバーがこの「浄夜」を演奏する、というのはまた格別なものがあります。

HMSA 0046(SACDシングルレイヤー)STEREO
リマスタリング技術監修:角田郁雄
日本語帯・解説付

ドビュッシー:最後の3つのソナタ集
1-3. ヴァイオリン・ソナタ ト短調(1917)
4. 英雄の子守歌-ベルギー国王アルベール1世陛下とその兵士たちをたたえて(1914)
5.アルバムのページ(負傷者の服のための小品)(1915)
6-8. フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ ヘ長調(1915)
9. エレジー(1915)
10-12. チェロ・ソナタ ニ短調(1915)
13. 「燃える炭火に照らされた夕べ」 (1917)

1-3.イザベル・ファウスト(ヴァイオリン/ストラディヴァリウス"スリーピング・ビューティ") アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)
4-5.タンギ・ド・ヴィリアンクール(ピアノ)
6-8.マガリ・モニエ(フルート/1880年、ルイ・ロット、製造番号2862/調整:ベルナール・デュプラ) アントワン・タメスティ(ヴィオラ/ストラディヴァリウス「マーラー」、1672年製) グザヴィエ・ド・メストレ(ハープ/エラール社製、19世紀末のルイ16世のスタイル/調整:レ・シエクル)
9.タンギ・ド・ヴィリアンクール(ピアノ) 10-12.ジャン=ギアン・ケラス(チェロ) ハヴィエル・ペリアネス(ピアノ)
13.タンギ・ド・ヴィリアンクール(ピアノ)
録音:1-5, 9-13:2016年12月、2017年12月、2018年1-2月、テルデックス・スタジオ・ベルリン
6-8:2017年6月、シテ・ド・ラ・ミュジーク、パリ

ドビュッシーは晩年様々な楽器のためのソナタを6つ作曲しようと考えていましたが、実際にはここに収録された3作を書き上げた翌年に亡くなってしまいます。文字通り最後の作品となったヴァイオリン・ソナタはファウストとメルニコフの演奏。他の晩年の作品も、綺羅星のごとく名を連ねた名手たちです。このたびのSACD化により、より一層豊かなサウンドでおたのしみいただけます。
ディスクは、ドビュッシーの文字通り最後の作品となったヴァイオリン・ソナタから始まります。冒頭でメルニコフが奏でる繊細きわまりない和音から一気に世界に引き込まれます。ファウストの演奏は、独特のミステリアスでかわいたような空気を漂わせつつも、非常にきめこまやかな表情づけで、一音一音、休符までも聴きの逃してはならぬ、と思わせられる演奏です。フルート、ヴィオラとハープのためのソナタについてドビュッシーは友人にあてた手紙の中で「これは私が作曲の仕方を今よりは多少知っていた頃の作品だ。何年の前のドビュッシー、そう、『夜想曲』の頃のドビュッシーのようだ」と語っています。『ビリティスの歌』や『6つの古代墓碑銘』と、古のフランスのクラヴサン音楽の典雅さが融合したようで、独特の魅力にあふれた本作を、最高のメンバーで聴けます。マガリ・モニエは2003年よりフランス放送フィルハーモニー管弦楽団の首席フルート奏者を務め、2004年のミュンヘン国際音楽コンクールで優勝した名手。ハルモニア・ムンディでは初登場となります。彼女が演奏しているルイ・ロット(ルイ・ロット/1855年に工房を立ち上げ1951年まで存在していたオールド・フルートの代表格)のフルートは、ジョゼフ・ランパル[1895-1983]そしてその息子ジャン=ピエール・ランパル[1922-2002]らが演奏していたもの、また、ハープはレ・シエクルも用いている楽器で、まさにドビュッシーの頃の音色で楽しむことができるという意味でも貴重な演奏となっております。最後の3つのソナタの中では最初に完成したチェロ・ソナタ。ここではケラスと、スペインのペリアネスという顔合わせによる演奏でお聴き頂きます。作品の世界に一歩踏み込んだ、繊細な色彩の描き分けが見事。より細やかな表情づけがなされており、絶妙な間合いの中にも「あそび」が感じられる演奏となっております。なお、ケラスは2008年にアレクサンドル・タローとドビュッシーのチェロ・ソナタを録音しておりますが、そちらはシャープさが際だった演奏で、10年の時を経ての変化にも感じ入る演奏となっております。ピアノ独奏作品もすべて晩年のもの。奏でるのはタンギ・ド・ヴィリアンクール。フランスでは若くして名手としてソロに室内楽にバリバリと活躍、リストのような超絶技巧はもとより、古典から現代ものまで完璧に弾きこなすテクニックは圧巻です。ドビュッシーの晩年の作品世界の多様性に、名手たちのきめこまかな演奏によってあらためて感じ入る1枚となっております。

HMSA 0047(SACDシングルレイヤー)STEREO
日本語帯・解説付

カール・マリア・フォン・ヴェーバー(1786-1826):
ヴァイオリンのオブリガートつきのピアノのための6つの段階的ソナタ(アマチュアのために作曲、捧げら
れた)op.10第1番 ヘ長調op.10-1〔I. アレグロ II. ロマンツェ―ラルゲット III. ロンド―アマービレ〕、第2番ト長調op.10-2〔I. キャッラテーレ・エスパニョーロ―モデラート II. アダージョ III. エア・ポロネーズ―ロン
ド・アレグロ〕、第3番op.10-3 ト長調〔I. エア・リュス―アレグレット・モデラート II. ロンド―プレスト〕、第
4番 変ホ長調op.10-4〔I. モデラート II. ロンド―ヴィヴァーチェ〕、第5番 イ長調op.10-5〔I. テーマ・デ・オペ
ラ・シルヴァーナ―アンダンテ・コン・モート II. フィナーレ―シチリアーノ―アレグレット〕、第6番 ハ長調
op.10-6 〔I. アレグロ・コン・フォーコ II. ラルゴ III. ポラッカ〕
四重奏曲(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための)変ロ長調 op.8〔I. アレグロ・コン・フォーコ II.アダージョ・マ・ノン・トロッポ III. メヌエット:アレグロ IV. フィナーレ:プレスト〕
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン/1704年製ストラディヴァリス「スリーピング・ビューティ」)
アレクサンドル・メルニコフ(フォルテピアノ'Lagrassa'(1815年ca.,エドウィン・ボインクのコレクションより))
ボリス・ファウスト(ヴィオラ/ガエターノ・ポラストリ)
ヴォルフガング・エマニュエル・シュミット(チェロ/マッテオ・ゴフリラー)
録音:2011年6月、テルデックス・スタジオ(ベルリン)

ドイツにおけるロマン主義運動の重要な先駆者であり、多芸多才な楽長、明晰な批評家として、さらには華々しいピアニストとしても活躍したヴェーバー。『魔弾の射手』やピアノ曲が非常に有名ですが、室内楽はわずか9曲(完成されたもの)しかのこしていません。そのうち8曲は、ヴェーバー自身、かなりの名手であった楽器、ピアノを含む編成のものとなっています。イザベル・ファウストを中心とする豪華メンバーのこの録音では、ヴェーバーの才能の輝きに満ちた室内楽作品が、ファウストにしか奏でることのできないまばゆい音色に導かれ、いきいきと再現されています。メルニコフの溌剌とした気魄に満ちたフォルテピアノの音色も見事。なお、四重奏曲で共演しているヴィオラのボリス・ファウストは、イザベルの兄。そしてチェリストも来日経験もある中堅シュミットということで、注目盤の登場といえましょう。
6つのヴァイオリン・ソナタは、1810年の夏の終り頃、出版社のヨハン・アントン・アンドレの依頼を受けて作曲されたもので、家庭内で、いわゆるアマチュアの人々が音楽演奏を楽しむための楽曲がならびます。ヴェーバーはあまりこの仕事に乗り気ではなかったことが手紙などにも残されていますが、その内容は実に多彩で、ヴェーバーの才気に満ちたもの。カスタネットが打ち鳴らされるようなボレロ(第2番第1楽章のキャッラテーレ・エスパニョーロ)や、バラライカの音色を思わせるエア・リュス(第3番第1楽章)など、多国籍の情緒が感じられ、また、魅力的なメロディー、そこかしこに、魔弾の射手のアリアを彷彿とさせる華やかなパッセージも盛り込まれていて、「アマチュアのための」とされてはいますが、非常に充実した内容となっています。アンサンブルをたのしむことにも主眼がおかれた作品だけあって、ファウストとメルニコフとの、丁々発止のやりとりにも注目です!
四重奏曲は、1809年9月、ヴェーバーが22歳のときに完成された作品。なんといっても聴きどころは第2楽章。弦楽器の半音的な動きをみせるハーモニーに始まる印象的な問いかけにピアノが応えたかと思うと突然の休止小節、そしてピチカートによるカデンツァが続く、というなんとも謎めいた出だしの楽章です。この楽章だけ、1806年に完成、残りの楽章は後になって書かれたことがわかっています。ピアノの短い導入に始まり、瑞々しいロマンティックなメロディーのきらめきが美しい第1楽章、弦楽器の美しい音色が冴えわたる充実した第2楽章、エスプリの効いた短い第3楽章、そして、終楽章では、弦楽器3者のフーガ風なやりとりの中、ピアノが縦横無尽に華麗にかけめぐります。
ファウストの、どこまでもまっすぐな音色で奏でられるヴェーバーの書いた旋律美、メルニコフの才気と知性が冴えるピアノ・パート、そしてアンサンブルの妙。すべてがとびきりのクオリティのヴェーバー作品集。珠玉の1枚の登場です。

HMSA 0048(SACDシングルレイヤー)STEREO
日本語帯・解説付

フランツ・シューベルト(1797-1828):
・八重奏曲 ヘ長調 op.166, D803
・5つのメヌエットと5つのドイツ舞曲 D89より〔原曲:弦楽四重奏曲/オスカー・ストランスノイによる
八重奏編曲版〕 第3番 メヌエット,第5番 メヌエット
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン/ストラディヴァリウス'スリーピング・ビューティ'(1704))
4909346 027831 アンネ・カタリーナ・シュライバー(ヴァイオリン/製作者不明、オランダ、1700年頃)
ダヌシャ・ヴァスキエヴィチ(ヴィオラ/製作者不明、ボヘミア、1860年頃)
クリスティン・フォン・デア・ゴルツ(チェロ/製作者不明、ウィーン、1800年頃)
ジェームス・マンロ(コントラバス/G.パノルモ、ロンドン、1827)
ロレンツォ・コッポラ(クラリネット/11キー、B管、ウィーン、1820年頃モデル/6キー、C管、J.B.メルクライン・モ
デル/ともにアニエス・グエルーによるコピー(2010))
トゥーニス・ファン・デア・ズヴァールト(ホルン/Courtois neveu aîné, Paris, 1802)
ハヴィエル・ザフラ(バスーン/W. Triebert, Paris, 1805)
録音:2017年7月5-7&9日、テルデックス・スタジオ・ベルリン

クラリネット、ホルン、バスーン、弦楽四重奏、そしてコントラバス、という編成のシューベルトの八重奏曲。シューベルトの室内楽でもっとも編成が大きな作品で、これまでにも多くの巨匠たちが録音をしてきましたが、イザベル・ファウストが、豪華共演者陣と、ピリオド楽器で録音しました!シューベルトの、音楽に生きる喜びが込められているともいわれる「八重奏曲」。心打つ旋律、そしてシューベルトの楽器の采配の妙に感動する瞬間の連続のような作品です。そしてきわめつけは絶美の第2楽章。各奏者の旋律の受け渡しなど、シューベルトの音楽の素晴らしさ、そして素晴らしい演奏者たちが「アンサンブル」することによって生じる化学反応にあらためて感じ入るばかりです。シューベルトの音楽世界の旅において、これ以上の仲間はなかった、とファウストが語るメンバーによる八重奏曲。極上の70分となっています。
弦楽奏者はすべてフライブルク・バロック・オーケストラやオーストラリア室内管のメンバー、そして管楽器もフライブルク・バロック・オーケストラでもおなじものコッポラ(クラリネット)とズヴァールト(ホルン)、ザフラ(バスーン)といった、ピリオド楽器の最前線で活躍する奏者たち。彼らの奏でるピリオド楽器の、親密な音色が、作品のもつ色彩感が鮮やかによみがえらせ、ひとつひとつのパッセージが活き活きと語り出しているようです。
シューベルトの八重奏曲は、1824年3月に作曲された、シューベルトの室内楽でもっとも編成の大きな作品。クラリネットを愛したフェルディナント伯のリクエストで作曲されました。伯爵は当時弁護士の家で行われていた音楽の夕べでしばしば演奏し、そこにシューベルトも出入りしていました。伯爵は、モーツァルトやベートーヴェンの弦楽四重奏の優れた演奏者としても知られたヴァイオリン奏者、シュパンツィヒとも共演していました。ベートーヴェンの七重奏曲が当時大評判となっていたので、それと同様の作品を、とシューベルトに依頼したといいます。シューベルトの死後20年以上経過した1853年に第4,5楽章を除いたかたちで一度出版され、1875年に全曲出版されました。弦楽四重奏「ロザムンデ」や「死と乙女」と同じ時期に作曲され、直後には「美しき水車小屋の娘」も完成するなど、非常に充実した時期の作品となっています。当時の交響曲や弦楽四重奏曲などのスタンダードであった4楽章構成でなく、ベートーヴェンの七重奏曲と同じ6楽章の構成をとっており、これはディヴェルティメント、つまりはどちらかというと楽しみのためという色合いが強いものとなっています。天上の美しさの旋律に満ちた作品です。
「5つのメヌエット」は演奏機会が少ない弦楽四重奏作品。この録音のために、2つのメヌエットを八重奏版に編曲して演奏しています。編曲をしたのはアルゼンチン系フランス人のオスカー・ストランスノイ、ファウストの友人でもあり、室内オペラやカンタータ、歌曲などの分野でも知られています。シューベルトが書いた宝石のようなパッセージのひとつひとつを見事に八重奏用に編みなおし、この作品の魅力を私たちに気づかせてくれます。このたびのSACD化により、すべての楽器の音色がよりなめらかに、より近く感じられるようです。