ダニエル・オッテンザマー『アンソロジー』(7枚組)~ベートーヴェンからリンドベルイに至るクラリネット三重奏曲のアンソロジー
クラリネット三重奏を究極まで探求し、たどり着いた作品集。
コロナ禍の最初のロックダウンの間、クラリネット奏者ダニエル・オッテンザマー、チェロ奏者シュテファン・コンツ、ピアニスト、クリストフ・トラクスラーは活動を休止し、クラリネット三重奏の共通点について研究しました。ベートーヴェンとブラームスの威厳のある三重奏から始め、これらの作品が他の作曲家に及ぼした影響を調べました。すると出発点からはるか遠くまでたどり着き、彼らの計画はベートーヴェンの作品11に始まり、マグヌス・リンドベルイのクラリネット三重奏曲で終わるこの広範囲な作品集へと発展しました。そこでは3つの楽器すべてでそれらの響きと技術的能力が極限に達しています。この長く刺激的な三重奏の旅は、常に3人の音楽家の故郷ウィーンの音楽の伝統に戻ってきます。
CD7枚組。豪華ハードカヴァー・ブック仕様。
(ユニバーサル・ミュージック/IMS)
【曲目】
《CD 1》
1-3) ベートーヴェン:三重奏曲第4番変ロ長調Op.11『街の歌』
4) ペルト:モーツァルト・アダージョ
5-10) ベートーヴェン:三重奏曲変ホ長調Op.38(七重奏曲Op.20による)
[録音]
2020年7月(1-3)
2021年2月(4)、1月(5-10)
《CD 2》
1-4) ブラームス:クラリネット三重奏曲イ短調Op.114
5) ロベルト・カーン:セレナード ヘ短調Op.73
6) ヴォルフガング・リーム:符帳IV
7-9) ロベルト・カーン:クラリネット三重奏曲ト短調Op.45
[録音]
2020年7月(1-4)
2021年7月(5, 7-9)、9月(6)
《CD 3》
1) シェーンベルク:クラリネット三重奏曲ニ短調『Fragment』
2-4) ツェムリンスキー:クラリネット三重奏曲ニ短調Op.3
5-9) フリードリヒ・チェルハ:5つの小品
(I.Sehr ruhig/II./III./IV.Heftig/V.Ruhig)
10-13) カール・フリューリング:三重奏曲イ短調Op.40
[録音]
2021年9月(1)、2021年1月(2-4)、2月(5-9)、4月(10-13)
《CD 4》
1-4) ルイーズ・ファランク:クラリネット三重奏曲変ホ長調Op.44
5-7) フォーレ:三重奏曲ニ短調Op.120
8-11) ヴァンサン・ダンディ:三重奏曲変ロ長調
[録音]
2021年2月(1-4)、4月(5-7)、9月(8-11)
《CD 5》
1-4) フェルディナント・リース:三重奏曲変ロ長調Op.28
5) イェルク・ヴィトマン:夜の小品
6-13) ブルッフ:8つの小品Op.83
[録音]
2021年4月(1-4)、3月(5)、2月(6-13)
《CD 6》
1-4) グリンカ:悲愴三重奏曲
5-8) パウル・ユオン:4つのトリオ・ミニアチュール
(第1曲:夢Op.18 No.3/第2曲:ユモレスクOp.18 No.7/第3曲:エレジーOp.18 No.6/第4曲:幻想的舞曲Op.24 No.2)
9) ダニエル・シュナイダー:八月の金曜日の夜
10) ユン・イサン:出会い
11-13) ニーノ・ロータ:クラリネット三重奏曲
[録音]
2021年2月(1-4, 9)、3月(5-8)、9月(10)、1月(11-13)
《CD 7》
1-3) ジョン・アイアランド:クラリネット三重奏曲ニ短調
4) マーク=アンソニー・タネジ:Cortege For Chris
5-8) ロバート・ムチンスキ:幻想的三重奏曲Op.26
9) ペア・ノアゴー:スペル
10-12) マグヌス・リンドベルイ:クラリネット三重奏曲
[録音]
2021年3月(1-3, 10-12)、7月(4)、4月(5-8)、9月(9)
【演奏】
ダニエル・オッテンザマー(クラリネット)
シュテファン・コンツ(チェロ)
クリストフ・トラクスラー(ピアノ)
【録音場所】
ウィーン、Lorely-Saal
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)
掲載: 2022年04月13日 00:00