ギリシャの名女性ピアニストの録音集!ジーナ・バッカウアー『マーキュリー・マスターズ』(7枚組)
男性中心の時代に活躍し、人気を博したギリシャの女性ピアニストの録音集。
ジーナ・バッカウアー~マーキュリー・マスターズ
「マーキュリー・リヴィング・プレゼンス」の7つのアルバムを初めてまとめて新規リマスタリングした、ジーナ・バッカウアー録音集の集大成。聴衆をわくわくさせ、固定観念に挑んだギリシャの女性ピアニストです。
1913年にアテネで生まれ、ブゾーニの弟子にバッハを、ラフマニノフにブラームスを、そしてコルトーにラヴェルを学びました。人生の半ばにはナチスにより家族を亡くすという不幸に見舞われましたが、計り知れない教養と強い意志を持った一人のピアニストとして世に出ました。彼女の録音はレパートリーのほんの一部です。
アロイジウス・ベルトランの3つの詩に想を得て作曲された『夜のガスパール』では、サー・ジョン・ギールグッドによる詩の朗読を曲の間に挟むというユニークな構成です。
男女差別が今より顕著だった時代、ストラヴィンスキーの『「ペトルーシュカ」からの3楽章』を録音した初めての女性ピアニストでもありました。
オリジナル・ジャケット仕様。
収録予定
《CD 1》1-4) ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
【演奏】スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)ロンドン交響楽団
【録音】1962年7月、ロンドン
《CD 2》1-3) ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73『皇帝』
【演奏】スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)ロンドン交響楽団
【録音】1962年7月、ロンドン
《CD 3》1-3) ストラヴィンスキー:『ペトルーシュカ』からの3楽章(第1楽章:ロシアの踊り/第2楽章:ペトルーシュカの部屋/第3楽章:謝肉祭)、4) ショパン:ポロネーズ第6番変イ長調Op.53『英雄ポロネーズ』*、5) リスト:ハンガリー狂詩曲第12番嬰ハ短調S.244 No.12、6) ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲Op.35第2巻
【録音】1963年2月、ニューヨーク
《CD 4》ショパン:1-3)ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11、4) 夜想曲嬰ハ短調Op.27 No.1、12の練習曲Op.25より5) 第11番イ短調『木枯らし』*、6) 第1番変イ長調『エオリアン・ハープ』*、7) 第12番ハ短調『大洋』*
【演奏】アンタル・ドラティ(指揮)ロンドン交響楽団(1-3)
【録音】1963年7月、ロンドン(1-3)、1964年3月、ニューヨーク(4-7)
《CD 5》ベートーヴェン:1-3) ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58、4-6) ピアノ・ソナタ第9番ホ長調Op,14 No.1
【演奏】アンタル・ドラティ(指揮)ロンドン交響楽団(1-3)
【録音】1963年7月、ロンドン
《CD 6》1-6) ラヴェル:夜のガスパール(「オンディーヌ」―朗読/第1曲:オンディーヌ/「絞首台」―朗読/第2曲:絞首台/「スカルボ」―朗読/第3曲:スカルボ)、ドビュッシー:7-9) ピアノのために(第1曲:前奏曲/第2曲:サラバンド/第3曲:トッカータ)、10) 沈める寺(前奏曲集第1巻より第10曲)、11) ヒース(前奏曲集第2巻より第5曲)、12) デルフィの舞姫(前奏曲集第1巻より第1曲)
【演奏】サー・ジョン・ギールグッド(ナレーター)
【録音】1964年6月、ロンドン
《CD 7》ショパン:1-3) ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21、4) 幻想曲ヘ短調Op.49*
【演奏】アンタル・ドラティ(指揮)ロンドン交響楽団(1-3)
【録音】1964年6月、ロンドン
*初CD化
【演奏】ジーナ・バッカウアー(ピアノ)
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)
掲載: 2022年07月05日 00:00