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ジョン・バット率いるダニーデン・コンソートによるJ.S.バッハ:管弦楽組曲(全曲)(2枚組)

ダニーデン・コンソート

室内楽のごとく絞り込まれた編成で、18世紀の生々しい作品美の真相に迫る!

ヘンデルやバッハの大作声楽曲でユニークな解釈を打ち出し、LINNに数多くの名盤を刻んできたスコットランドの古楽器アンサンブル、ダニーデン・コンソート。久々の器楽のみの録音は彼らならではの丁寧な解釈が映えるバッハの管弦楽組曲です。

バッハの多くの合奏作品と同じく、これら4つの組曲は礼拝に音楽を使わない宗派のケーテン宮廷に彼が仕えていた頃、大半の原型が作曲されていたと考えられていますが、現在広く知られている版はライプツィヒ聖トーマス教会の聖歌隊監督としての仕事に追われながら、市内のコーヒーハウスで定期的に音楽会を指揮するなど、充実した活躍が続いた後年にまとめられており、第3番と第4番は金管・打楽器も入る祝典的な構成。
ここでダニーデン・コンソートはあえて18世紀の一般的な楽団規模に近い小ぶりの弦楽編成をとり(ヴァイオリンは3人と2人、ヴィオラ1人に対しチェロとコントラバスは各2人)、各声部の動きが平明に伝わる流れの中で、それぞれのプレイヤーの持ち味を活かした端正にして躍動感あふれる音作りを披露してくれます。

LINNならではの自然な息吹を伝えるエンジニアリングもあり、細部までよく考え抜かれたバッハの音楽を改めて深く味わえる抜群の好演として見過ごせません。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
[DISC 1]
1-5. 管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV 1068
6-12. 管弦楽組曲 第1番 ハ長調 BWV 1066

[DISC 2]
1-7. 管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV 1067
8-12. 管弦楽組曲 第4番 ニ長調 BWV 1069

【演奏】
ダニーデン・コンソート(古楽器使用)
ジョン・バット(チェンバロ、指揮)

【録音】
2021年5月15-18日…第1番、第3番、第4番
2022年2月27日…第2番
ユーディ・メニューイン音楽学校、サリー、イングランド

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年09月07日 00:00