ブロック、オルリンスキ出演、ケイティ・ミッチェル演出の問題作!ビケット&コヴェント・ガーデン王立歌劇場管~ヘンデル:歌劇《テオドーラ》
[Opus Arte 公式チャンネルより]
衝撃の問題作 ― ヘンデル《テオドーラ》ROHより登場!
時は4世紀、ローマ帝国支配下のアンティオキア。ローマの総督ヴァレンスによるキリスト教徒迫害の命令を拒否したローマの将校ディディムスは、囚われの恋人テオドーラを救うために衣装を交換し彼女を逃がします。しかしディディムスがその咎で処刑されると聞いたテオドーラは、ヴァレンスに自分の命と引き換えにディディムスの命乞いをしますが…
1750年に初演されたオラトリオ《テオドーラ》は、はるか270年余りの時を経て、2022年初演の地であるコヴェント・ガーデンに舞台作品として帰ってきました。その舞台は異教徒ローマ人の駐在する大使館に置き換えられ、大使館の従業員に身をやつしたキリスト教徒が、密かに大使館の破壊工作を進めるもののそれが露見し、首謀者のテオドーラは捕らえられ性的暴行を加えられる…… 2022年夏、新国立劇場で上演された《ペレアスとメリザンド》の演出で話題を呼んだイギリス演劇界の鬼才ケイティ・ミッチェルによる演出は、オリジナルの台本に描かれた宗教間の確執を現代の政治的対立によるテロリズムに大胆に読み替えた問題作として、賛否両論の渦を巻き起こしました。
音楽面ではバロックから現代まで幅広いレパートリーを持つ、タイトル・ロールのジュリア・ブロック、ディディムス役にヨーロッパを中心に絶大な人気を誇る若きカウンターテナー、ヤクブ・ヨゼフ・オルリンスキという注目の二人の俊英歌手と、アイリーンを持ち役とするベテラン、ジョイス・ディドナートらを擁する歌唱陣が精確な歌唱技術と豊かな感情表現を見事に両立。ヘンデルの音楽劇作品をその中心レパートリーとし欧米の名だたる歌劇場でその声価を高めたハリー・ビケットが、コヴェント・ガーデンの合唱団とオーケストラを率い、このヘンデル円熟期の傑作を深く清澄な響きで満たしています。
(ナクソス・ジャパン)
収録時間:189分
音声:英語
PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
字幕:日本語・英語・ドイツ語・イタリア語・フランス語・韓国語
画角:16/9 NTSC All Region
Blu-ray…片面二層ディスク 1080i High Definition
収録時間:189分
音声:英語
PCMステレオ2.0/Dolby Digital 5.1(DVD)
字幕:日本語・英語・ドイツ語・イタリア語・フランス語・韓国語
画角:16/9 NTSC All Region
DVD…片面二層ディスク
【演目】
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):歌劇《テオドーラ》
3幕のオラトリオ(舞台上演)
台本:トーマス・モレル(1703-1784)
【出演】
テオドーラ…ジュリア・ブロック(ソプラノ)
ディディムス…ヤクブ・ヨゼフ・オルリンスキ(カウンターテナー)
アイリーン…ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)
セプティミウス…エド・ライオン(テノール)
ヴァレンス…ギュラ・オレント(バリトン)
マルクス…サンド・ムジャンダナ(テノール)他
コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団
(合唱指揮:ウィリアム・スポールディング)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
指揮:ハリー・ビケット
演出:ケイティ・ミッチェル
美術:クレオ・ラムフォード
衣装:スージー・ジュリン=ウォーレン
照明:ジェームズ・ファーンコーム
振付:サリタ・ピオトロフスキ
【収録】
2022年2月7日、12日 コヴェント・ガーデン王立歌劇場(ロンドン)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2023年04月12日 00:00