ミシェル・チョイ&ウィリアム・ベネット~『世界のすべての子どもたちに』
フルート界の巨匠、ウィリアム・ベネットとその最後の世代の弟子ミシェル・チョイが、子どもや疎外された人々が、音楽に耳を傾けることで、自分たちは愛されていると実感できるようにと願い、数々のあたたかな曲を集め、アルバムに収録。2022年にウィリアム・ベネットが他界する前に、最後に演奏した作品群でもある。長きにわたって愛されてきた管弦楽曲とともに、ミシェル・チョイのピアノ・ジャズ・トリオの、躍動的で愛らしい響きも楽しめる。
(コジマ録音)
【曲目】
1.J.S.バッハ / C.F.グノー: アヴェ・マリア[編:フルート1, 2,ピアノ]
2.A.ドヴォルザーク: ユーモレスク第7番[編:フルート1, 2,ヴァイオリン,ヴィオラ,チェロ,ピアノ]
3.G.ホルスト: 木枯らし寒く吹きすさび[編:フルート1, 2,ピアノ]
4.A.ドヴォルザーク: スラヴ舞曲〈ドゥムカ〉[編:フルート,ヴァイオリン,ヴィオラ,チェロ]
5.J.S.バッハ: G線上のアリア[編:フルート,ヴァイオリン,ヴィオラ,チェロ]
C.ボリング: フルートとジャズトリオのための組曲 より[フルート,コントラバス,ドラム,ピアノ]
6.アイリッシュの女 Irlandaise
7.フガーチェ Fugace
8.センチメンタル Sentimentale
9.バロック&ブルー Baroque and Blue
10.こころみの世にあれど(アイルランド民謡)[編:フルート,ヴァイオリン,ヴィオラ,チェロ]
【演奏】
ミシェル・チョイ(フルート)
ウィリアム・ベネット(フルート)[1-3]
ライディ・シンクレア(ヴァイオリン〉
アニタ・クロフスカ(ヴィオラ)[2]
アナスタシア・ソフィーナ(ヴィオラ)[4,5,10]
ダニエル・ピーニ(チェロ)
エドウィン・アイルランド(コントラバス)
ミグダリア・ヴァン・デル・ホーヴェン(ドラム)
トーマス・アン(ピアノ)[6-9]
ハイリー・ヤン(ピアノ)[1-3]
【録音】
2020年1月25日、2月16-17日 メニューイン・ホール(イギリス)
<ミシェル・チョイ(フルート)>
英国王立音楽アカデミーにてウィリアム・ベネットに師事し、その教育のもとで学士、修士を最高の成績にて取得してDipRAM(一等賞)を授与され、フランス、アメリカ、イギリス、日本、シンガポール、韓国ほかで多数のリサイタルを行う。また、2016 年からマノロ・ロンドン・トリオのリーダーとしても2タイトルの音盤レコーディングを行うなど、イギリス全国で旺盛な活動をする。
<ウィリアム・ベネット(フルート)>
1936年2月7日生まれ。イギリスのフルーティストで、英国王立音楽アカデミー教授を歴任。サー・ジェームズ・ゴールウェイとともに当代最高の巨匠と評され、その音楽における業績により、イギリス女王より大英帝国勲章を授与された。数々のイギリスのオーケストラや室内楽アンサンブルにおいて、また独奏者として演奏した。2022年5月11日、ロンドンにて逝去。
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2023年04月18日 00:00