【追悼】Mark Stewart(マーク・スチュワート)
英ポスト・パンクを代表するバンド=ザ・ポップ・グループのヴォーカルにして、ブリストル音楽のカリスマ、マーク・スチュワートが逝去。享年62歳。
The Pop Group
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Mark Stewartソロ&関連作品
マーク・スチュワートは1978年、イギリスのブリストルでザ・ポップ・グループを結成。パンク全盛の時代にレゲエやダブ、ジャズといったさまざまな音楽要素をブレンドした前衛的な作品を生み出し、UKロック・シーンに衝撃を与える。ファースト・アルバム『Y(最後の警告)』は、発売当時チャートにも入らなかったが、のちにトリップホップを生み出すブリストルの音楽シーンに多大な影響を与え、ニューウェイヴ/ポスト・パンクを代表するバンドとして高い評価を得ました。
1981年のバンド解散後は活動の拠点をロンドンに移し、On-U Soundからリリースした1983年『ラーニング・トゥ・コープ・ウィズ・カワディス』他、ソロ作品を次々と世に送り出しました。2010年にはザ・ポップ・グループを再始動し、翌年にはサマーソニックで初来日。2015年に35年振りのアルバム『シチズン・ゾンビ』を発表。2019年には『Y(最後の警告)』の40周年盤が発売され、2021年にはオリジナル・プロデューサーであるデニス・ボーヴェルによる『Y in Dub』が発売されていました。
心よりご冥福をお祈りいたします。