イオン・ヴォイクのパガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番&サラサーテ:ツィゴイネルワイゼンが重量盤LP化!
ルーマニアの名ヴァイオリニスト、イオン・ヴォイク(1923~1997)が1963年にドレスデン・ルカ教会でセッション録音したパガニーニとサラサーテを組み合わせた1枚(旧エテルナ 825840【LP廃盤】)がオリジナル・マスターテープから最新マスタリングで重量盤LP化されました。
ヴォイクは同郷の大音楽家ジョルジュ・エネスコの薫陶を受け、その後はダヴィド・オイストラフに師事しました。「魔法の指と弓の持ち主」とまで絶賛されます。1960~80年代にヨーロッパやアメリカで活躍。指揮者としても1972年から1982年までジョルジュ・エネスコ・フィルの音楽監督を務めました。
ヴォイクは多彩な音色と洗練された技巧の持ち主ながら、ルーマニア出身ならではの土俗的で粗野な表情も楽しませてくれる個性的なヴァイオリニストです。技巧の聴かせ所が多く、多様な感情表現も求められるパガニーニとサラサーテの作品は、まさにヴォイクにぴったりのレパートリーと言えるでしょう。
加えてボンガルツ指揮ドレスデン・フィルの充実のバック、伝説的エンジニア、クラウス・シュトリューベンによるドレスデン・ルカ教会での録音と、三拍子も四拍子も揃った名レコードと言えるでしょう。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)
【曲目】
SIDE A
パブロ・デ・サラサーテ(1844-1908)
1.ツィゴイネルワイゼン op. 20
ニコロ・パガニーニ(1782-1840)
ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調op .6
2.I Allgro maestoso
SIDE B
1.II Adagio espressivo
2.III Rondo: Allegro spirituoso
【演奏】
イオン・ヴォイク(ヴァイオリン)
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
ハインツ・ボンガルツ(指揮)
【録音】
1963年1月7~10日、ドレスデン、ルカ教会
ディレクター:ハインツ・ヴェグナー
録音技師:クラウス・シュトリューベン
・オリジナル・マスターテープからの新規リマスタリング
・オリジナルLP番号 ETERNA 8 25 840
・プレス:日本
・規格:33rpm 180g LP
・その他:完全限定生産盤
カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) クラシックLP
掲載: 2023年05月25日 18:00