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アントニーニによるハイドン交響曲全曲録音第14巻はバーゼル室内管との『帝国の響き』~交響曲第33番、第53番、第54番

ハイドン

金管・打楽器が映える充実編成!中期作を中心にハイドンの真価に迫る

作曲家生誕300周年となる2032年までに「交響曲の父」ハイドンが残した107曲もの交響曲を全て録音してゆくHAYDN 2032シリーズでは、指揮を務めるジョヴァンニ・アントニーニ自身のグループであるイル・ジャルディーノ・アルモニコと共に、古楽器を使いこなし瑞々しい演奏を聴かせるバーゼル室内管弦楽団も既に多くの名演を聴かせてくれています。
第14弾の演目に選ばれたのは、作曲家の生前から高い人気を誇り、19世紀半ばに「帝国 L’Impériale」の綽名が添えられた交響曲第53番をはじめ、トランペットとティンパニが添えられ勇壮な響きが堪能できる中期の充実作3編。

当初は契約により、エステルハージ侯爵家のために書いた作品の宮廷外での発表を禁じられていた宮廷楽長ハイドンでしたが、この頃には主君の計らいもあってパリやロンドン、アムステルダムなど大都市を中心に多くの作品が各地でさかんに演奏されるようになり、急速に国際的な知名度を築きつつあった時期でした。
短期間のうちに何度か手直しされ序奏や金管パートの拡張があった第54番、初期作品では異例とも言える大編成をとる第33番に加え、第53番フィナーレの異稿としても使われた人形音楽劇のための序曲も収録。舞台音楽でも経験を積みつつあったハイドンの真相に迫ります。
今回もアントニーニ自身のコメントや最新研究を踏まえた作品解説などライナーノートも充実(英、仏、独語/国内仕様盤は日本語訳付)。
(ナクソス・ジャパン)

輸入盤

 

国内仕様盤

[国内仕様盤は解説日本語訳付き]
※国内仕様盤解説日本語訳…白沢達生

 

【曲目】
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
1-4. 交響曲 第53番 ニ長調 Hob.I:53「帝国」
5-8. 交響曲 第54番 ト長調 Hob.I:54
9-12. 交響曲 第33番 ハ長調 Hob.I:33
13. 序曲 ニ長調 Hob.Ia:7(人形音楽劇『ゲノフェーファ 第4部』〔本編は音楽消失〕のための序曲、交響曲第53番の異版終楽章に転用)

【演奏】
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)
バーゼル室内管弦楽団(古楽器使用)

【録音】
2021年3月-10月、ドン・ボスコ、バーゼル、スイス

収録時間: 77分

HAYDN 2032 ハイドン交響曲全曲録音シリーズ Vol. 9のアナログも発売!
ハイドン:交響曲 第15番、第35番、第45番(2枚組LP+CD)
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)イル・ジャルディーノ・アルモニコ、サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)

【交響曲全曲録音第9巻がアナログに!「別れ」をテーマにした厳選3曲、ピオーが歌うハイドン晩年の稀少声楽曲入り】
イタリアの古楽器合奏団イル・ジャルディーノ・アルモニコを主宰するジョヴァンニ・アントニーニが、この団体とバーゼル室内管弦楽団を指揮して進める交響曲全曲録音シリーズHAYDN 2032。作曲家の生誕300周年までの完成をめざし名演が次々現れるプロジェクトですが、第9弾のテーマは「別れ」。旅立ちや人生の転機が何かしら作品成立の背景にあった3曲の交響曲のうち、中軸を占めるのはやはり「告別」の綽名で知られる第45番。疾風怒濤期特有のスリリングな短調展開がクライマックスに達したところで突如ゆったり始まる各楽器のソロ部分は、名手揃いのこの楽団だからこその頼もしさで、最後まで聴きどころに事欠かない精妙解釈を味わえます。エステルハージ宮廷楽団着任後まもなく書かれた第15番、ニコラウス侯の人生に大きな影響を及ぼした旅からの帰還を祝う第35番も、それぞれダイナミックかつスタイリッシュな逸品。最後の交響曲第104番とともに、ハイドンのロンドン滞在の末尾を飾った演奏会で披露された独唱曲は、贅沢にも名歌手ピオーの歌で聴くことができます。発見に満ちた77分あまりを彩る、最新の研究成果が反映された解説(仏、英、独語)も充実の内容です。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
[SIDE A]
・交響曲 第35番 変ロ長調 Hob. I:35
[SIDE B]
・交響曲 第45番 嬰ヘ短調 「告別」 Hob. I:45
[SIDE C]
・交響曲 第45番 嬰ヘ短調 「告別」 Hob. I:45(続き)
・ベレニーチェの告別の場面(レチタティーヴォとアリア) Hob. XXIVa:10
レチタティーヴォ「ベレニーチェ、何をしているの?」
カヴァティーナ「行かないで、美しい愛しい人」~レチタティーヴォ「みじめなわたし!」
アリア「どうして、そんなにひどい目にあわせておきながら」
[SIDE D]
・交響曲 第15番 ニ長調 Hob. I:15

【演奏】
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)
イル・ジャルディーノ・アルモニコ(古楽器使用)
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)…告別の場面

【録音】
2018年11月1-5日、グスタフ・マーラー・ホール(エウレジオ文化センター)、 ドッビアーコ(イタリア北東部ボルツァーノ県)、イタリア

収録時間: 77分

・DMMカッティング / 180g 重量盤
・同内容のCD及び、ハイレゾ音源(192 kHz/24 bit)ダウンロード・コード同梱
・1000組限定シリアルナンバー入り

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年07月25日 00:00